12:00過ぎ
栄養部の配膳係の方が昼食を持ってきた。家族のじゃないですよ、主人に…「一般常食」でした。名前も部屋番号も間違ってない。
不思議なこともあるものだ(笑)
一同苦笑。
そこへ来た看護師さんに「お昼ご飯食べてきたら?」と言われ、届いた昼食を見せたら呆れた顔してた。家族で食べていいと言うので、私と娘でいただき、お兄さん達は食堂へ。
こんな時でもお腹は空くんですよね。
14:40
またナース登場!足の指に付けた酸素値計が計測できないらしい、少し冷えてるからと手の指に変更。
しかし、またすぐ来て首を傾げる。再び緊張する私達。
大口開けて呼吸していた主人の喉の動きが素人の私達に唯一見える生きてる証。
その呼吸間隔が急に長~くなった。
食い入る私達。
そして心電図モニターも病室に運びこまれた(さっきは用意したけど出番なく廊下に置いてた)
さらに大御所、主人の敬愛する主治医登場です!
「終わりなんだ…」そう思った。
もう心電図モニターの波はなかった。先生が瞳孔や頸動脈をチェック。
時計を見て言った「14:51ご臨終です」
眠るように…というよりも眠ったまま逝った感じ。
私はもちろん、誰一人取り乱すことなく落ち着いてました。