酔月庵 A Side

設計屋系システム屋から見た世界

信用の安売りにはご注意を

2007-07-23 01:43:33 | 仕事
仕事において、信用は何より重要だ。そして、嘘をつくという行為は、その大事な信用を揺るがす行為の代表格だ。

時々、非常に低レベルの嘘をつく人がいる。低レベルではあるが、それが嘘である事を証明しようとすると証明困難な、そんな類のものだ。

それが嘘であることを証明するために手間をかける事が出来ない場合、結果的に相手の主張を受け入れる事になる。しかし、それが真実であるという証拠が提示されないという一点からだけでも、相手に対する信用は大きく損なわれる。

そんな嘘に接した時、私は心の中でこうつぶやく。
「あぁ、あなたは信用を随分と安売りしたものですね」
と。

本人はその場を上手く切り抜けたつもりかも知れないが、信用を失ってしまえば次からの仕事に大きく影響を及ぼす。次からは相手の主張は信用されないし、そもそも信用できない相手と次の仕事をする事など無いかも知れない。

嘘でしのげるその場の問題と、嘘をつくことで信用を失う事による影響を比べた場合、大抵の場合は信用を失う事による影響の方が大きいのでは無いかと思う。

それでもこういう嘘をつく人達がいるという事は、彼らはよほど自分の(もしくは自分が所属する組織の)信用が大きくて一つの嘘くらいでは揺らがないという自信があるのか、本気で相手をだませていると思っているのか、それとも嘘が(仮にそれが嘘ではないとしても相手に嘘であると受け取られる事が)今後に及ぼす影響について想像する事が出来ないのだろうか。嘘は、人間性に対する信用だけでなく、相手の能力(知性や常識や想像力)に対しての信用も失いかねない。


私はそんな事を考えているのですが、政治屋さんたちはそのあたりを一体どのように考えていらっしゃるのでしょうかね。

現実逃避の自己弁護

2007-07-22 23:47:45 | 日常
1年3ヶ月ぶりに、ここを更新してみます。

もう何年も慢性的に忙しい状態が続いていて、とても人様に読まれる事を前提とした文章を書いている余裕が無い状態なのは変わらないのですが、現実逃避的な理由から、最近何故だかまたここを更新してみたくなりました。

現在、仕事などが長い長い登り坂の途中のような状態であり、当面はすぐに達成感を得られるような状況ではありません。今頃BLOGを書いてみたくなったのは、当面は達成感が得られないという事を無意識に感じている事により、文章を書いて公開したという手っ取り早い達成感を得てフラストレーションを解消しようとする無意識の自己防御の本能が働いたからではないだろうか、と自己分析と自己弁護をしています。