書きかけの文章が消えてました。ショック、、、。
気を取り直して、前回の続きです。
私は、BLOG上の短い文章を元にした場合には、読み手が書き手の書き足りない分を推測で補おうとするために、常に正しく書き手の意図を理解する事は不可能だと考えます。(通常の会話であれば不明点があればすぐに質問をして確認する事ができますが、文章の場合にはそれが困難であるため誤解が入り込む余地を大くしています)。
さて、その話を前置きとして、ネガティブ・バトルとポジティブ・コミュニケーションの違いについて、私の考えを書いてみます
ネガティブ・バトルとポジティブ・コミュニケーションの最も明白な違いはその目的です。
「バトル」であれば、目的は相手を打ち負かす事、もしくは自分が勝つ事でしょう。言い換えれば、相手の評判を落とす事、もしくは自分が有能である事を示せれば目的達成となります。
一方で「コミュニケーション」であれば目的は当然「伝える」事です。賛成の意思であれ、反対意見であれ、相手に言いたい事が伝われば目的達成となります。
同じ点を指摘して批判するにしても、たとえ相手に対して敵意が無かったとしても、言い方によってバトルにもコミュニケーションにもなります。例えば根拠を十分に説明せずに結論ばかりを述べたとしたら、言いたいことは相手に伝わるでしょうか?
書き手側は、少しでも相手に言いたい事が伝わるように、自分の文章に対して注意を払うべきだと考えます。
逆に読み手側は、短い文章から相手の言いたい事を正しく読み取る事は不可能であるとの意識に立って、推測によって相手の意図を決め付けるような事はせずに、「仮に自分の推測が正しいならば」という前提で考えたり、推測が正しいかどうかを確認するために相手に確認したり、裏づけとなる情報を調べる、といった努力が必要だと私は考えます。
さて、どのような書き方をすれば相手に正しく意図が伝わるようになるか、具体的な書き方については書店に並んでいるコミュニケーションや文章の書き方やディベートに関する書籍に説明を譲るとして(逃げてすみません)、今回はWeb特有の方法のみについて書いてみます。
Web特有の方法、それは目新しい事でも何でも無いですがハイパーテキストです。過去の記事にリンクを張る、詳しい説明や解説をしている他の専門家の文章にリンクを張る、Web上に数多く存在している客観的な数値情報(を検索できるサイト)にリンクを張る、等の方法がそれです。
記事の引用だけでなく、オリジナルの記事に簡単にアクセスでき、引用者の解釈が正しいかどうかを確かめる事もできます。今までのテレビや紙を通してのコミュニケーションに比べたら画期的な事です。リンクによって、客観的な事実を引用できる、同じ説明を繰り返さなくても良い、優れた先人の考えかたを活用できる等、メリットは非常に大きいものです。(論文を書きなれた方のサイトなどは、このハイパーテキストを実に有効に活用されていますよね。)
例えば、新聞やテレビでは根拠が良く分からないままに「これにより、***となるもよう」などという根拠が良く分からない解説よりもはるかに説得力を持った文章(まさにTextを超えたHyperText)を作る事ができます。私は既に新聞やテレビの報道よりも、一部の専門的な知識を持った人が書く(HyperTextの)BLOGの方がはるかに説得力のある記事を書いており、「正しく伝える」という点では既存のメディアを超えていると思います。
Web上のコミュニケーションは、文章によるコミュニケーションのために意思疎通が困難というハンデがあるけれど、ハイパーテキストという他には無い強力なメリットがあります。これらを駆使して、少しでも相手に言いたい事を伝えられる文章を書いて行きたいですよね。(「じゃぁ、お前のBLOGはどうなんだ。」、と言われると、「以後努力します。」という答えになってしまうのが情けない事ですが)
相手に「伝える」事に注意が払われていない書き手や、文章のみから相手の言いたい事が分かったと勘違いしてしまう読み手によって、かみ合わない議論のために双方で無駄なエネルギーが消費されているのを見ると、私は悲しくなります。せっかく文章を書くからには、正しく言いたい事を伝えて、エネルギーを建設的な方向に使っていきたいですよね。
さて、今回バトルとコミュニケーションの違いについては書いてみましたが、またしてもあまりに長くなってしまったためにネガティブとポジティブの違いについてまで書けませんでした。この点については、エントリーを改めて、例を交えながら次回書いてみたいと思います。
気を取り直して、前回の続きです。
私は、BLOG上の短い文章を元にした場合には、読み手が書き手の書き足りない分を推測で補おうとするために、常に正しく書き手の意図を理解する事は不可能だと考えます。(通常の会話であれば不明点があればすぐに質問をして確認する事ができますが、文章の場合にはそれが困難であるため誤解が入り込む余地を大くしています)。
さて、その話を前置きとして、ネガティブ・バトルとポジティブ・コミュニケーションの違いについて、私の考えを書いてみます
ネガティブ・バトルとポジティブ・コミュニケーションの最も明白な違いはその目的です。
「バトル」であれば、目的は相手を打ち負かす事、もしくは自分が勝つ事でしょう。言い換えれば、相手の評判を落とす事、もしくは自分が有能である事を示せれば目的達成となります。
一方で「コミュニケーション」であれば目的は当然「伝える」事です。賛成の意思であれ、反対意見であれ、相手に言いたい事が伝われば目的達成となります。
同じ点を指摘して批判するにしても、たとえ相手に対して敵意が無かったとしても、言い方によってバトルにもコミュニケーションにもなります。例えば根拠を十分に説明せずに結論ばかりを述べたとしたら、言いたいことは相手に伝わるでしょうか?
書き手側は、少しでも相手に言いたい事が伝わるように、自分の文章に対して注意を払うべきだと考えます。
逆に読み手側は、短い文章から相手の言いたい事を正しく読み取る事は不可能であるとの意識に立って、推測によって相手の意図を決め付けるような事はせずに、「仮に自分の推測が正しいならば」という前提で考えたり、推測が正しいかどうかを確認するために相手に確認したり、裏づけとなる情報を調べる、といった努力が必要だと私は考えます。
さて、どのような書き方をすれば相手に正しく意図が伝わるようになるか、具体的な書き方については書店に並んでいるコミュニケーションや文章の書き方やディベートに関する書籍に説明を譲るとして(逃げてすみません)、今回はWeb特有の方法のみについて書いてみます。
Web特有の方法、それは目新しい事でも何でも無いですがハイパーテキストです。過去の記事にリンクを張る、詳しい説明や解説をしている他の専門家の文章にリンクを張る、Web上に数多く存在している客観的な数値情報(を検索できるサイト)にリンクを張る、等の方法がそれです。
記事の引用だけでなく、オリジナルの記事に簡単にアクセスでき、引用者の解釈が正しいかどうかを確かめる事もできます。今までのテレビや紙を通してのコミュニケーションに比べたら画期的な事です。リンクによって、客観的な事実を引用できる、同じ説明を繰り返さなくても良い、優れた先人の考えかたを活用できる等、メリットは非常に大きいものです。(論文を書きなれた方のサイトなどは、このハイパーテキストを実に有効に活用されていますよね。)
例えば、新聞やテレビでは根拠が良く分からないままに「これにより、***となるもよう」などという根拠が良く分からない解説よりもはるかに説得力を持った文章(まさにTextを超えたHyperText)を作る事ができます。私は既に新聞やテレビの報道よりも、一部の専門的な知識を持った人が書く(HyperTextの)BLOGの方がはるかに説得力のある記事を書いており、「正しく伝える」という点では既存のメディアを超えていると思います。
Web上のコミュニケーションは、文章によるコミュニケーションのために意思疎通が困難というハンデがあるけれど、ハイパーテキストという他には無い強力なメリットがあります。これらを駆使して、少しでも相手に言いたい事を伝えられる文章を書いて行きたいですよね。(「じゃぁ、お前のBLOGはどうなんだ。」、と言われると、「以後努力します。」という答えになってしまうのが情けない事ですが)
相手に「伝える」事に注意が払われていない書き手や、文章のみから相手の言いたい事が分かったと勘違いしてしまう読み手によって、かみ合わない議論のために双方で無駄なエネルギーが消費されているのを見ると、私は悲しくなります。せっかく文章を書くからには、正しく言いたい事を伝えて、エネルギーを建設的な方向に使っていきたいですよね。
さて、今回バトルとコミュニケーションの違いについては書いてみましたが、またしてもあまりに長くなってしまったためにネガティブとポジティブの違いについてまで書けませんでした。この点については、エントリーを改めて、例を交えながら次回書いてみたいと思います。