酔月庵 A Side

設計屋系システム屋から見た世界

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「友愛」という言葉に感じる恐ろしさ

2009-11-11 02:03:16 | 時事
「友愛」という言葉を総理大臣が使うたびに、私は恐ろしさを感じます。

具体的中身が良く分からないままに多用されている「友愛」という言葉。
なぜ「博愛」ではなくて「友愛」なのか。
博愛と友愛は似たような言葉でありながら、意味合いは大きく異なります。

「博愛」が全ての人を平等に愛するという開かれた愛なのに対し、
「友愛」は友に対する愛情という、仲間に対する閉じた愛です。

仲間に対しての愛を意味する「友愛」は、秘密結社の精神としてなら最適でしょう。
しかし、多種多様な考えを持つ国民を束ねる立場にある総理大臣が口にする言葉としては、非常に強い違和感を感じます。


仲間に対しては「友愛」を。
仲間以外に対しては攻撃を。
それが嫌なら仲間になれ。

「友愛」という言葉を耳にするたび、私はそんな暗黙の脅迫を受けているかのような恐ろしさを感じずにはいられません。


 実際、そんな私の不安を裏付けるかのように、彼らは仲間うちに対しては言葉の頭にやたらと「素晴らしい」という形容詞を付けて賞賛していらっしゃるが、何故素晴らしいのかという根拠の説明はいつも非常に薄弱です。
 また、元事務次官の活用、赤字国債の発行、秘書が起こした問題に対する政治家の責任問題など、いずれも自民党が行えば全否定し、民主党が行うなら肯定していますが、何が違うのかの根拠も不明確です。

 彼らの行動だけから判断するならば、まるで仲間であるかそうでないかが肯定か否定かの唯一絶対の判断基準であるかのようにすら見えてしまいます。


仲間に対しては「友愛」を。
仲間以外に対しては攻撃を。
それが嫌なら仲間になれ。

それが彼らの言う「友愛」なのだとしたら、私は彼らの友愛には賛同致しかねる。
「博愛」精神なら賛同致しますが。
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「無関心」の代償

2009-11-09 01:45:38 | 「淡冷辛口」
(元ネタは、彼らが彼らが最初共産主義者を攻撃したとき


彼らが最初に自民党を攻撃した時、
私は自民党の政策の良い面も理解していたから少々不安を感じたが、
私は自民党員では無く積極的な自民党支持者でも無かったから、
声を上げなかった。

次に彼らが小泉・竹中改革を攻撃した時、
私は格差社会は小泉・竹中改革のせいにする事は的外れだと考えていたから
以前よりも少し強い不安を感じたが、
私は小泉・竹中改革に携わったわけではないから声を上げなかった。

次に彼らが官僚を攻撃した時、
私は日本は無能な政治家の代わりに優秀な官僚によって支えられてきたと考えているから
以前よりもさらに強い不安を感じたが、
私は官僚ではなかったから声を上げなかった。

次に彼らが大企業の経営者を攻撃したとき、
私は会社員だから、仕事があって給料がもらえるのも会社が利益を上げているからだと考えているから
強い不安を感じたが、
私は経営者ではなかったから声を上げなかった。


そして、今に至り、不愉快な予測が以下に続く。


そうして日本の経済は低迷し、財政は困窮し、増税は避けられなくなった。

すると彼らは現役世代の納税者に過大な負担を強いて来た。
私は現役世代の納税者だったから声を上げた。
しかしそれは遅すぎた。
日本を支えてくれていた人達は、その時には既に残ってはいなかった。
私達が負担を受け入れる以外に選択肢は無かった。
(それでも、現役を引退した世代の人達や社会的弱者は、
私達が払った税金を再配分によって受け取る立場だったから、
まだ彼らの事を支持していた)


そして税金は上がり、日本経済はさらにマイナス成長を続けた。
私はとうとう生活に困窮し、社会的弱者となった。


彼らは社会的弱者の味方だったはずだ。
私もついに彼らの友愛の対象となったはずだった。
私は彼らが今度こそ私達に手を差し伸べてくれる事を期待した。

しかし、その時には彼らはとっくにいなくなっていた。


そして、活力を失い底辺で平等化された日本だけが残った。


そんな不愉快な予測が現実になるのは嫌だから、
私は今声を上げる事にしました。



「彼ら」が悪いかどうかではなく、
「無関心」である事が問題なのだ。
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衆議院選挙以降に我々がすべきこと

2009-09-02 03:09:11 | 時事
衆議院議員選挙の結果について。

決まった事なのだから前向きに考えたい。
不確定な不安要素も、具体的な懸念要素もあるが、
政権交代が行われたからこそ出来る事に対する期待要素も多い。

1票を投じるだけが政治参加では無い。
これからが国民主体の政治の本番だ。

後になって「裏切られた」と言っても遅い。
69%の有権者が投票した上で示された二つの選択肢の中から選んだ事なのだから、
これはもう「政治家が悪い」と責任を政治家だけに転嫁できる状況では無い。
選んだ有権者にも当然責任がある。

だからこそ、これからが本番だ。
選挙が終わった後も、意見を述べる、人々に働きかける、など我々に出来る事は決して少なくない。

これは、自分たちの国、自分たちの未来の問題だ。
自分達の問題なのだ。政治家にだけ任せておけばいい問題では無い。
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仕事の成功の秘訣(もしくは失敗の原因)

2008-12-27 03:30:46 | 仕事
 今日で今年は仕事納め、というわけにはいかず、今年はもう少し仕事が続きます。

 今年を締めくくる文章を書くにはまだ早いのですが、せっかくなので仕事をする上で最も重要であると感じている事を少し書いてみます。

 仕事の成否は、その仕事をするために適切な能力を持った人を十分な人数確保できるか否かにかかっている。適切な能力を持たない人を集めて仕事を始めても、貴重が金と時間を浪費するだけで終わってしまう。いや、浪費で済むくらいならまだましな方で、金と時間を浪費した揚句にさらに状況を悪化させるなんて事も往々にしてあります。
 (この話は、きっとこれから仕事に関連した文章を書く上で、何度も言及する事になるだろうと思います。)


 そして、それに関連した話をひとつ。
 「フォン・ゼークトの組織論」と呼ばれる出典不明の寓話があります。(第一次世界大戦後のハンス・フォン・ゼークトという軍人の言葉だと言われていますが、それを裏付ける出典が不明らしいので本当は誰の創作なのか分からないらしいですが)
 人材を、能力と勤勉さの二つの尺度で4つに分類し、それぞれどのように活用すべきかというお話です。細部にはいくつかのバリエーションがあるようですが、述べられているのは概ね以下のような内容です。


 有能で勤勉な人材は最も重要な人材である。参謀として活用すべし。その能力を組織の為に発揮して組織に貢献するだろう。

 有能で怠惰な人材は二番目に重要な人材である。現場指揮官として活用すべし。自分自身が生き残るためにその能力を発揮する事で組織に貢献するだろう。(また自分自身が楽をするために部下をうまく活用して、組織を上手く動かして組織に貢献するだろう)

 無能で怠惰な人材も、組織には必要な人材である。兵隊として活用すべし。命令された事を命令されたとおりに従う兵隊は、組織に不可欠である。

 無能で勤勉な人材は、組織にとって害悪となる。誤った判断や誤った解釈をし、誤った方向へとその労力を傾ける事で、組織に対して悪い影響を与える。無能で勤勉な人材は即刻組織から排除すべし。


 この寓話を実感する状況に、何度遭遇した事か。
 (この寓話の実例として今最もタイムリーなのが、政治家の経済対策なのではないかと思うのですが、それはまた別の話)
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不変ならざるもの、酒の強さと体脂肪率<前提条件は大切です>

2008-12-26 02:41:04 | 日常
 昨夜は350mlの缶ビールを2本飲んだだけなのに、思いのほか酔いが回りました。
 疲れているせいかも知れませんが、年のせいでしょうか。

 最近変わったものが、酒の強さ以外にもうひとつあります。それが体型。
 先月ベルトがきつく感じられてショックを受けました。今の身長になってからのこの15年以上の間、プラスマイナス3Kgの範囲でしか変動しなかった体型がついに変化し始めました。
 さすがにやばいと思い、体脂肪計を購入しました。(2年ほど体重計の無い暮らしをしていました)体脂肪率を測ってショックを受けました。この体系でこの体脂肪率って、、、。

 さて、その後食事に気を付けるようになり、1か月ほどでウェストは元に戻り体重も1Kg程度減ったのですが、体脂肪率が下がりません。以前はこんなじゃ無かったのに、と思いつつ、もっと体を動かすようにしないとまずいかなと思い始めていたある日、なんとなく風呂上がりすぐに体脂肪率を測ってみたところ、体脂肪率が5%も下がり以前見慣れた数字に近い値がそこにありました。(それまでは体脂肪計の取扱説明書に従い、食事後、入浴後2時間以上経ってから測っていました)
 
 微弱電流を流し抵抗から脂肪率を測定する体脂肪計の場合、体の水分などの影響により、測定結果に大きな違いが出ます。入浴後というのは、測定に適したタイミングではありません。それにしても、こんなに大きな違いが出るなんて。

 そういえば以前に体脂肪率を測ったのはいつも風呂上がりでした。
 あぁそうか、私が自分の体脂肪率だと思いこんでいた数字は、そもそも実態からかけ離れた数字だったのか。

 「数字の前提となる条件が正しいかどうかを確かめずに数字だけを元に判断すると、不正確な情報を元に誤った判断をすることになる。」普段から心がけている事なのですが、体脂肪率の測定においても当てはまるようです。
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