DEEP DIVER

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球人コラム 17回目 安田猛編

2006-05-07 22:03:40 | 球人コラム
安田 猛(ヤスダ タケシ) 表記 安田 背番号 22
1947年4月25日生まれ 福岡県出身
身長 173cm 体重 75kg 血液型 ? 左投げ左打ち 投手
球歴 小倉高校-早稲田大学-大昭和製紙を経て1971年ドラフト6位でヤクルトアトムズに入団

通算成績 358試合登板 93勝80敗17セーブ 防御率3.26  655奪三振

タイトル・表彰・記録

最優秀防御率 2回
新人王 1回
オールスター出場 3回
シーズン連続イニング無四球 81回

選手概要
王監督(元巨人)が現役時代に特に苦手とした投手。

173cmとプロでは小柄な体格で短い手足を機敏に使って投げるサイドスローはペンギン投法と呼ばれ親しまれた。

球速は130㎞/h台と遅かったが3段階のスピードの速球に変化の大きいスローカーブスクリューチェンジアップの変形のパラシュートボールと呼ばれる変化球等21種の魔球を持つと言われた。

コントロールも抜群で打者の心理を読み取った緩急自在の投法を駆使した。

ヤクルト入団後も「社会人時代の苦労を忘れたくない」との理由でオフには牛乳配達やゴルフのキャディなどのアルバイトをしていた。

いしいひさいち先生の漫画『がんばれ!!タブチくん!!』では数々の魔球を使うヤスダと言うキャラのモデルになっている。

野村監督(元南海・ロッテ他)から野村監督がヤクルト監督時代のスコアラーとして「名スコアラー」との賛辞されている。

入団1年目の1972年に7勝2敗防御率2,02の好成績を残し1年目ながら最優秀防御率と新人王を獲得する。


1973年の7月16日の阪神戦で田淵氏(元阪神・西武)に敬遠してから9月9日のタイガース戦で田淵氏に敬遠するまで実に81イニングもの間連続無四球の日本記録を樹立した。
この年も最優秀防御率を獲得し10勝を上げ初の2桁勝利を達成。

4年目の1975年~1978年まで4年連続2桁勝利、それも16勝、14勝、17勝、15勝の好成績を挙げるが最多勝は獲得できず。

1979年にその小さな体で無理した代償で両肘を怪我し、以降活躍できなくなってしまう。

1981年に現役引退。
その後はヤクルトの投手コーチ、スカウト、スコアラーを経て、現在は編成部長を務めている。

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