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球人コラム10回目 ジェレミー・パウエル編

2006-03-05 18:09:33 | 球人コラム
Jeremy Robert Powell(ジェレミー・ロバート・パウエル) 表記パウエル→JP→パウエル 背番号 25→42
1976年6月18日生まれ アメリカカリフォルニア州出身
身長 196cm 体重 104㎏ 血液型 ?
球歴 ハイランド-モントリオール・エクスポス(現ワシントン・ナショナルズ)-サンディエゴ・パドレス-3Aポートランドを経て2001年6月、大阪近鉄バファローズに入団

通算成績 126試合 57勝47敗0セーブ 防御率3.93 奪三振671

選手概要
稀に見る優秀な外国人投手である。
長身からの速球と縦に割れる変化の大きいカーブを武器とする。
外国人投手には珍しい先発完投型の投手でありながら先発としてシーズンを通して中4、5日で登板することができ、滅多に登板をスキップすることも無く怪我にも強い。
投球は外国人特有の身体の反動を使い上半身で投げるフォームだがしっかりと軸足を乗せ、ステップした足を内側に絞りカベを使った状態でリリースできている。
真っ向から打者と勝負する性格のため、コントロールは良いがその割りに四死球数は多く、被安打・被本塁打は多い。
しかし性格上決して勝負を諦めない粘りがあるのでその欠点を補っている。
強気な投球、持ち球が速球とカーブと外国人投手でありながら昔の日本の投手のようなタイプである。
好不調の差が激しい。

2001年6月に大阪近鉄バファローズに入団。すぐにローテーションの一角を担い4勝を挙げる。
ちなみに入団当時につけた背番号25は来日当初の年齢。
9月29日のロッテ戦で日本シリーズのための練習として打席に入りセーフティーバントで内野安打を記録。

2002年、来日二年目にして17勝10敗、防御率3.78、182奪三振で最多勝、最多奪三振、最優秀賞率、ベストナインを獲得。
ちなみにこの年、セリーグではホッジス投手(元ヤクルト・楽天)が最多勝を獲得しており、外国人投手が両リーグで最多勝を獲得したのは史上初。

2003年もきっちりとローテーションを守り、2年連続二桁勝利の14勝(12敗)を挙げる。

2004年は不調で8勝8敗でシーズンを終える。
球界再編騒動で近鉄バファローズがオリックスと合併。その際に新球団のオリックスバファローズに移籍。
故仰木監督の勧めで登録名をパウエルから自分の名前の頭文字から取ったJPに変更する。

2005年は川越投手とケビン投手(現ロッテで登録名はバーン)と先発三本柱として期待され、川越投手、ケビン投手はなかなか勝てなかったものの故仰木監督の期待に応え14勝(12敗)を挙げる。
この年行なわれた交流戦で5月11日の巨人戦で内海投手から交流戦における投手第1号本塁打を記録。
オフにはオリックスと契約改正が難航し12月2日に自由規約選手となり12月15日に巨人と契約する。このときに登録名をJPからパウエルに戻し、背番号も42にする。

巨人でも当然ローテの一角としてキッチリローテを守って活躍してくれるだろう。
交流戦で本塁打を放った打撃がシーズンを通して活躍してくれるかも楽しみである。

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