歯医者の後は、都内で確実にカタツムリを観察できるところへ。
おとといの雨のおかげもあり、カタツムリ類はそこそこ活動しているようで、昼間の居残り組もちらほら。
意外と、同定の難しい、キセルガイの仲間を確認。この写真の個体たちは、まだ、成長途中の幼貝なので、正確な種の特定は難しそう。近くにいた成体をお連れして、顕微鏡で観察しないと無理。
おそらく「ナミギセル」と思われる。明らかに大きさが異なるものも確認しているので、最低で2種のキセルガイを確認。
今回、生きているヒダリマキマイマイを確認するのが一つのテーマだったけれど、残念ながら、確認できず。見つかったのは、ミスジマイマイ。
「1034型」「0234型」「1234型」が確認できた。この場所の個体群は、いわゆる「火炎彩」が現れるのがみられるはずだけれど、いまいち、特徴的な個体はいなかった。また、いわゆる「ミスジマイマイ」の典型的な殻のかたちよりも、口が広く、大きく成長するのが興味深いところ。
ちょと見た感じはナミマイマイのような形にみえる。しかし、ミスジマイマイはかなりの広範囲に生息していて、地域個体の変異も大きい種なので、その範疇には入ってしまいそう。カタツムリは細かく分けすぎる傾向があるので、どこまでが種で、どこからが個体群なのか、地域変異なのかが見極めるのが難しい。
おまけ。
トウキョウヒメハンミョウ。
裸地が減っている都内では、その生息環境自体が減って、絶滅が危惧される昆虫の一つ。
昆虫は、環境がなくなれば、その姿を消してしまう。
おまけその2
なぜか、胴体が切られて転がっていた、ヒバカリ。
この蛇も、都内でみられるとは思わなかったくらい少ない生き物。
水辺に生息し、魚やオタマジャクシを食べるほか、地中のミミズを食べるとされている。ちょっと変わった蛇。