昨日は隣の区へ。
まずは公園でニョロニョロ。
高速シャッターで動きを止めてみるが、構図が今一つ決まらず。
目的地へ移動。
秋が深まる中、ひだまりでハラビロカマキリがセグロアシナガバチを捕食。
反撃するか?とみていると、どうやらハチはオスのようで、反撃できずにお昼ご飯になりました。
合掌。こうして命がつながっていく。
昨日は隣の区へ。
まずは公園でニョロニョロ。
高速シャッターで動きを止めてみるが、構図が今一つ決まらず。
目的地へ移動。
秋が深まる中、ひだまりでハラビロカマキリがセグロアシナガバチを捕食。
反撃するか?とみていると、どうやらハチはオスのようで、反撃できずにお昼ご飯になりました。
合掌。こうして命がつながっていく。
カタツムリはどのように成長していくのか。疑問に思ったことはありませんか?
カタツムリは卵から孵化した時、すでに「殻」をもって生まれてきます。
殻の中には「軟体」といわれるからだが入っていますが、活動するときには、ご存じの通り、一部の体を殻の外に出してはいずりまわります。
そして、成長するに伴い、殻も徐々に大きくなっていきます。では、殻はどのように成長していくのでしょう。
そんな様子がみえる写真が撮れたので、紹介します。
よく見てもらうと、殻の口の付近がなんとなくよれよれしてますよね。これがカタツムリの殻が成長しているところです。
軟体がおさまりきらないくらいになってくると、殻の外にはみ出した軟体の部分から分泌された物質によって殻が形成されて、固くなっていく。
このミスジマイマイのように、成熟すると殻の口が反り返り、成長が止まる種類でも、栄養状態などにより、さらに成長線が形成されることが知られている。
今日は、秋のドングリ収集に近所の公園へ。
そして、いつもの昆虫観察。
セミの抜け殻に光が当たって、なんとなく美しかった。今日は、細々とアブラゼミとツクツクボウシの鳴き声も確認できた。一時期の低温で一気に鳴かなくなっていたセミ類もまだ生きていることを知らせてくれる。
しかし、キンモクセイの花の香を嗅ぎながら、アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオマツムシ、カネタタキ、エンマコオロギ、ツヅレサセコオオロギ、ハラオカメコオロギ、マダラスズなどのごちゃまぜの合唱を聞いていると、なんか季節感がくるってきそうだった。
他には、このアオドウガネ、コアオハナムグリ、オオスズメバチなどが確認できた。今年はスズメバチ類が極端に少ない。これがもし、人為の駆除などによるものであるなら、あと数年でスズメバチ類も絶滅の危機を迎えるかもしれない。
人に都合の悪い生き物を駆除するのは本当に正義であろうか。
農業害虫との戦いの歴史を見ても、完全に駆除できた昆虫類は少ないとは言われるかもしれないが、農薬の進化、生態の解明などによる効率的な駆除により、その生物を絶滅させてしまうことは可能になっているような気がする。
おまけ、
ウツボカズラではなく、ウマノスズクサ。ジャコウアゲハの食草ですね。
昨日になってしまったけれど、歯医者のあと、映画鑑賞に行ってきた。
見たのは「映像研には手をだすな」。
テレビドラマとして放送されていたものである。
内容は、「日本も頑張ればここまで出来るじゃんCG!」という感じ。この手の映画に抵抗のない方は是非、見ていただきたい。個人的には、エンドロールが凝っていて好きでした。
とここまでは映画の話。実は映画が始まるまでの間、時間がかなりあったので、近くのビオトープや河原で昆虫観察。
最近、めっきり少なくなってしまったアカネ類、とくに、あれだけの個体数がいたノシメトンボが全く見られないという異常事態。おそらく、絶滅の危機にあると思う。
その他、この写真のアキアカネ、ナツアカネ、リスアカネ、マイコアカネなど、平地で繁殖するトンボ類の減少が目に余る。ここ数年で、対応しないと、おそらく、数種、もしくはすべてのトンボ類は絶滅するかもしれない。
この原因は、デング熱などの対処のためにまかれた、タブレット系の殺虫剤によるものと、ネオニコチノイド系の農薬の影響であると考えている。これらの使用を直ちに停止しないと、日本の昆虫類の多くは絶滅していくだろう。
このような普通に見られたイトトンボ類もわずかな種がみられるのみとなっている。
この日の観察(撮影)で一番の収穫はこの「オオセイボウ」が撮影できたことかな。
「ゴキブリ理論」をご存じだろうか?
昆虫類は、自然界で、とりつくすことはないから、採集では昆虫はいなくならない。その証拠に、ゴキブリはいなくならないでしょ。
というもの。この理論、一見、たしかに、うちのゴキブリはいなくならないから正しい。
と思ってしまうのだが、ここに落とし穴が潜んでいる。
昆虫が一見、採集してもいなくならないのは、他の生息環境から移動してくるとか、そもそも、環境が残っていれば再生産量が高いことに起因している。
ゴキブリは、隣の家からもやってくるし、近所の家からもやってくる。
所が、最近は、自然環境がむしばまれ、昆虫類が生息できる環境が狭められ、縮小している。隣の生息環境まで、移動できないレベルになっているところも多い。
このような状況では、「ゴキブリ理論」は通用しない。
数年前、デング熱の媒介が懸念されるとして、大規模な蚊の駆除が行われた。その弊害が全国的なトンボ類の減少であると私は考えている。
日本の生態系を守るためといくら「外来種対策法」などを整備しても、本来の生き物が生息できる環境が守られなければ、意味はないのである。
もはや、昆虫は、環境さえ残っていればいなくなることはないという時代は終わってしまったのだ。
生き物が住める環境をいかに「作っていくか」の時代となっているのだ。