フジミ模型から発売中の「アメリカザリガニ」REDを入手。
全体のフォルムはアメリカザリガニそのもの。
嫌いな人が見たら、触れないくらいにリアル。
可動範囲には限界があるものの、改造でどうにかなるものでもなさそう。
さて、自分なりにこのキットの問題点をいくつか。
①しっぽの接続の一部が弱く、ポロリしやすい。ボールジョイントで接続して、可動範囲を持たせてあるため、しょうがない部分ではあるけれど、遊んでいるとすぐに外れる。
②歩脚が固定で、ポージングの柔軟性がオミットされている。このため、ザリガニが怒ったときのポーズがイマイチ。上体を持ち上げられる程度の可動は欲しかった。
③尾部下側の細かいパーツが差し込むだけになっているので、外れると順番がわからなくなる。裏側から差し込んで、完成後に抜けない構造にしてほしかった。
パーツはタッチゲートになっているものが多く、手で押すだけでランナーから外すことができる。このことが説明書に明記されていない(見落としていたらすみません)。ニッパーで切ろうとすると薄刃でも入らないところがあるので、素直に手でもぎったほうがよいようです。なぜか、一部のゲートはアンダーゲートになっていて、ニッパーで切る必要がある。特に爪の部分は合わせ目にゲートがくるので、しっかりとゲート処理してあげないと、爪に隙間があいてしまう。
ザリガニは外来種として厄介者扱いされ、釣って遊べる環境も減ってきている?
某テレビ番組の影響で、駆除の対象ともなっているようです。今後、プラモデルでしかその姿を拝めない時代がやってくるかもしれません。
外来種=悪者という印象が強く、駆除されてしまうのはなんか違和感を感じる。
法律で、飼育や売買、譲渡を制限するのが強化されているが、まずは「自然と遊べる」環境を確保して、生き物の住める状態を維持できることが重要だと思う。
あれ?途中からプラモデルのレビューじゃなくなっちゃった。
まあ、よくできたプラモデルで、ラインナップとして、クワガタ、カブトムシ、オオカマキリなどがあるので、このシリーズに期待ですね。
個人的には、セミやゲンゴロウ、ゾウムシなどが出たら面白そう。
各社から、生き物の造形物が続々と出ているので、この流れが加速していくとよいですね。
生き物とのふれあいの原点がプラモデル、そんな時代なのかもしれないけれど、ちょっと悲しいかな。