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ON THE ROAD

OVER30の青春LIFE

魔女の条件

2006-05-06 23:36:35 | BOOK
 松嶋奈々子、滝沢秀明主演のTVドラマのノベライズ本を読んだ。なつかしいね。ノベライズ本だからドラマと内容一緒だからこんなシーンもあったなぁって感じで読み直してしまった。

 でも実際に教師と生徒の男女の関係ってあったからなぁ、俺の時代も。(俺は違うよ)
中には教育実習生と生徒なんてケースもあったくらいなんだから。何も知らないのは親だけなんだろうね。きっと“ウチの子に限って・・・”なんて親は思っているんだろうけど。

予知夢

2006-04-29 11:35:57 | BOOK
 東野圭吾の「予知夢」を読んだ。「探偵ガリレオ」の続編だ。そしてこの「予知夢」から第134回直木賞受賞作品である「容疑者Xの献身」へと続いていく。

 今回はタイトル通りオカルト的な話が多かった。まぁそれを論理的に解明していくのがガリレオ先生の腕の見せ所でもあるんだけどね。

 ガリレオ先生こと湯川教授と草薙刑事はバドミントン部出身なんだよね。学生時代は俺もバドミントンやってたんだよ、サークルだけど。その名も知る人ぞ知る『バドミントンを楽しむ会』、通称“EBA”(=Enjoy Badminton Association)。最近やってないけどバドミントンもたまにやると楽しいよね。


第一章 夢想る(ゆめみる)
第二章 霊視る(みえる)
第三章 騒霊ぐ(さわぐ)
第四章 絞殺る(しめる)
第五章 予知る(しる) 

神様からひと言

2006-04-24 20:14:12 | BOOK
 荻原浩原作の「神様からひと言」を読んだ。
いや~痛快だね。でもなかなか実際自分の好きなように立ち回れないのが社会人なんだよね。自分も若い頃は血の気が多かったから、生意気を言っていた時期もあったなぁとは思うよ。決して個人で仕事をしている訳ではなく、会社の中の組織の中で仕事をしているという部分も理解しないといけないんだけど、若い頃はそれがわからないから・・・。

 でもスカッとしたよ。こういうのはキライじゃないね。ただ複線のリンコとの恋物語は納得出来ないなぁ。別になくてもストーリー性に何の問題もなさそうだけどね。

 “お客様相談室”のみんなのキャラもよかったね。神保さんの死は悲しかったけど、そこでの篠崎の態度にまた胸を熱くさせられたよ。

 あと言っておくけどくれぐれも今の仕事にたくさんの不平不満がある訳じゃないからね

2006-04-23 11:37:42 | BOOK
 “衝撃のラスト一行に瞠目”

 荻原浩原作の「噂」を読んだんだけど、非常に面白かったよ。読まなきゃわからんけど、背表紙の通りラスト一行を読んだ時には“はぁ~?”って感じだよ。あまりにもものスゴイ一言だった。なかなかの傑作だと思うよ。

 “WOM”=WORD OF MOUTH
つまりは“口コミ”なんだけど、一つの宣伝の戦略としてこういう方法もとってるんだと俺自身勉強になった。自分が別に広告代理店とかで働いているわけでもないので知識がなかっただけなんだろうけど、新鮮だったし、“口コミ”の怖さもわからされたよ。“口コミ”は真実だけでなく、虚実も情報操作されてる可能性もあるって事。俺がやっているPOGでもこの時期くらいからネット上で2歳馬の情報がいろいろ飛び交いはじめるけど、全部を信用していたら外れを引かされてしまうからね。気をつけないと・・・。

う~わさを信じちゃいけなよ~

クラインの壺

2006-03-28 23:11:52 | BOOK
 岡嶋二人原作の「クラインの壺」を読んだ。「99%の誘拐」を読んで岡嶋二人の小説は面白いと思ったが、途中東野圭吾にハマッてしまいここにたどり着くまで随分と時間が掛かった。

 だが、この本も傑作には違いない。ただ読んでいるこちら側も現実なのか何なのか最後までわからなかったので、モヤモヤっとしてスッキリしなかったなぁ。でも作品への引き込まれ具合は相当なもんだ。このスリル&サスペンスはたまらんよ。ついつい時間を忘れて読みふけってしまう。充分に評価するに値する作品だと思うよ。 

ずっとあなたが好きだった

2006-03-07 13:44:16 | BOOK
 嫁がインターネットオークションで手に入れた「ずっとあなたが好きだった」を読み終えた。もうこのドラマが放映されて13~14年くらい経つんだよね。全部は見ていなかったんだけど、冬彦さん役の佐野史郎のキャラ強くて、かなり不気味だったよなぁ。でもこのドラマで佐野史郎という名が一気に広まった気がする。

 結婚した賀来千香子も布施博も久しく見てないし・・・。野際陽子もスゴいキャラだったなぁ。野際陽子もこの作品で意地悪い姑役をやらせたら右に出る者はいないってくらい地位(!?)を築けたんじゃないかな。

 この作品は続編の「誰にも言えない」へ続くんだけど、まさかこんな続きが・・・って驚かされた記憶がある。嫁もネットオークションで探しているがなかなか手に入れないらしい。早いとこ続きが見たいもんだね。ムフッ。

探偵ガリレオ

2006-02-26 13:57:38 | BOOK
 東野圭吾原作「探偵ガリレオ」を読んだ。天才科学者湯川学が事件の謎解きをする短編集だ。サクッと読めるね。それだけにちょっと物足りなさも感じる。

 謎解きも知識量の問題という事もあるので、いわばトリック系ミステリーだ。東野圭吾でサクッと読まれたい方にはいいかな。個人的には深いストーリー内容の物の方が好きなんだけどね。


第一章 燃える(もえる)
第二章 転写る(うつる) 
第三章 懐死る(くさる)
第四章 爆ぜる(はぜる)
第五章 離脱る(ぬける)

 
 余談だが、この本のあとがきの解説を佐野史郎が書いているのだが、今読み出した本は「ずっとあなたが好きだった」なんですよ。そう冬彦さんですね・・・フッ

モザイク

2006-02-14 00:24:47 | BOOK
 田口ランディ原作「モザイク」を読んだ。
「コンセント」「アンテナ」に続く3部作の最終章だ。とはいえやっぱりワケが分からん。どうもこの分野は好きにはなれんが、ただ3部作であれば順番にすべて読まないと気がすまない性分だから仕方がなく読んだって感じだ。こんな事では俺も正也の事を理解出来ないのだろうなぁ。まぁ不信者の俺に理解しろっていう方が無理なんだろうけどな。

 田口ランディのこの3部作でいえば「コンセント」で終わってれば良かったような気がする。俺は読書は好きだがもうちょっと軽くサクッと読める方がいいかな。

アンテナ

2006-02-04 11:54:05 | BOOK
 田口ランディの「アンテナ」を読んだ。シャーマニズムは嫌いといいながら何ヶ月も前に同じ著者の「コンセント」を読んで、この2作品と「モザイク」からなる3部作を読まねばと思っていたのだが、途中で東野圭吾にハマッテしまい随分寄り道をしてしまった。

 内容はというと・・・・・・よくわからん。理解しがたい心理的描写が多すぎて読むのが大変だった。SMの話が出てくるんだけど、“M”にも種類があって『肉体的苦痛』と『精神的苦痛』の話が出てきたのだが「伝説の男」はいったいどちらに属するんだろうか?はたまた両方に属するかもしれんけど。
 
 最近も自称占い師渋谷容疑者の“一夫多妻”男の事件もあったよね。俺にはわからないが騙される人がいるんだろうね。いかにも怪しそうなんだけどなぁ。

 この「アンテナ」も映画化されてるみたいだね。どうのこうの言っても田口ランディの作品は話題作なるんだね。  

 

放課後

2006-02-02 12:22:03 | BOOK
 東野圭吾の乱歩賞受賞作「放課後」を読んだ。いわゆる事件物でトリックに富んだ作品だった。主人公の奥さんはどこでからんでくるんだろうと思っていたんだけど最後の最後だったね。以外に絡み方が浅かったのでちょっと肩透かしだったよ。

 東野圭吾の作品はハマッタ時の展開の面白さは素晴らしい。ただこの「放課後」は俺の中ではイマイチかな。期待が大きすぎたせいかもしれないけどね。彼の作品で読んでない本はまだまだあるので地道に読むことにするかな。

 

宿命

2006-01-21 22:15:49 | BOOK
 マ、マジでぇ。そんなラストありかよ~っていう展開だった東野圭吾原作の「宿命」を読んだ。これも藤木直人主演でドラマやってたんだね。同じ理系出身ということでなのかわからないが藤木直人が東野圭吾の作品に出演するの多いみたいだね。

 東野圭吾の作品はホント最後までわからない。どこで大ドンデン返しがあるかわからないから読みながらも油断できないよ。小説の背表紙には


“ラストを先に読まないでください!” 
タイトルに込められた真の意味。それは最後の10ページまでわからないのです・・・・・・。 


と、書かれている。こんな事書いていなくてもラストから読む事はないのだが、最後の最後まで緊張感を持ってどういう展開が待ち受けているのか期待しながら読む事が出来た。

 さぁ次は何を読もうかな


秘密

2006-01-18 12:26:34 | BOOK
 かなり感動した・・・またしても東野圭吾の作品でいい意味で裏切られた。「秘密」を読んだのだが、これは映画化もされており主演は広末涼子。東野圭吾はミステリーばかりかと思いきやこんな作品も書くんだなと認識させられた一冊だった。

 ある家族が妻と娘が事故に遭い、妻を亡くしてしまう話なんだよね。これだけだったら“だから何なのって”感じだけど、要は娘だけは助かったんだ。ただし中身は妻なんだよね。憑依っていうのかな、娘の身体に妻が乗り移るってヤツ。

 でもこの展開は前に読んだ浅倉卓弥原作で吉岡秀隆、石田ゆり子主演で映画化もされている「四日間の奇跡」でもあったんだ。だから特に新鮮でも何でもないと思ってたんだよ、最初はね。

 だけど読んでいくと二人の夫婦の微妙な関係に終止符を打つ時が来るんだけど、それまで、いやそれからも二人の関係を保つ為の二人のお互いを思いやる気持ち・・・とにかく感動した。「四日間の奇跡」ももちろん良かったけど、これを読んだ俺でも惹きつけられてしまった。ホントいつもいつもスゴイね、東野圭吾さん。

 と、思っていたらどうやら直木賞を受賞したらしい。これからの作品にも期待しているよ。俺もドップリ東野圭吾のファンになってしまったようだ。 

ゲームの名は誘拐

2006-01-12 23:00:49 | BOOK
 またまた東野圭吾の本を読んだ。「ゲームの名は誘拐」という作品だ。あらかじめ言っておくがこの本が「g@me.」という名で映画化されているのを知ったのは、この映画で主人公佐久間を演じた藤木直人のあとがきを読んで初めて知った。しかも共演者は仲間由紀恵という豪華キャスト。早速DVD借りなければ。

 いやぁ、参りますねぇ、この面白さには
これで東野圭吾の本は3冊目になるが、1冊目の「白夜行」で2冊目の「変身」で、そしてこの本で
先の話が気になって仕方がないこのスリリングな展開って非常に魅力的だよ。こういう好奇心を掻きたてられる作品は大好きだね。あんまり書くとネタバレになっちゃうので、この本を読んでいない人はぜひこの作品を読んで頂きたいと思う。

 この本の中で主人公の佐久間駿介が言った言葉で
“世の中には金より価値のあるものが存在する。俺の考えでは、それは人の心と時間だ。金で人の心を動かす事は出来ないし、失われた時間を金で買い取ることはできない。だからその二つについて何とかなるというなら、俺は金を惜しまない。”
これには同感だね。金で動くような信用の出来ない人間はまた別の金でも動くのであろう。過ぎ去った時間を取り戻す事も不可能だ。俺はこの事に加えて、損得勘定の無い人間関係、それは家族・恋人であったり、友人であったりするのだろうけど、そういうのを“お金で買えない価値がある、Priceless”ってね。

変身

2006-01-11 01:17:48 | BOOK
 東野圭吾原作「変身」を読んだ。この本も玉木宏が主演で映画化されている。

 ドラマ化や映画化される本しか読まないのかといわれるとそういう訳ではないのだが、何を読んでいいのか分からない中、本屋に行くとよく宣伝しているので目に入るし話題性もあるから読む・・・・・・などと理由付けてもただ単純に俺がミーハーって事なんだろう

 内容はというと世界初の脳移植の話で、移植された方の人格が移植した脳のドナーの人格に徐々に支配され暴力的になり殺人まで犯してしまう。もちろん自分が自分ではなくなるという感覚は味わった事は無いが怖いよな。今までと全く違う人格であればそれまでの人格すべて否定されるわけじゃん。という事は今までの人生を否定しなければならないのだから自分が自分である事を保つ事すら難しいし、スゴイ葛藤と戦う事になるんだろうね。

 ただ研究している人間にとってそんな個人の事はどうでもいい話であって、何より優先されるのは実験ともいえる世界初のこの手術が上手くいったかどうかという事しか考えられないという事。これは小説の中での話でしかないけれども、この先、将来的に脳移植が出来るようになるまでにはこういった個人の人権を無視した研究が繰り返し行なわれるのだと思う。そうなると医学の発展の影では常に誰かが被害を受けている事になってしまう。決して脳移植だけの話に留まらず、医療が進歩するには何かしらを犠牲にしている事になる。もちろん医学の発展は素晴らしいことである事には違いない。しかしそれを手に入れるための手段は選んで欲しいと思う。

 何か医学の進歩を批判的に書いてしまったが、もちろんその事には賛成なんですよ。最近難病の話とかも本で読むのでぜひ治療方法は見つけて欲しいと思ってるし、その為の研究も必要でしょう。俺が何を言いたいのかというと、その結果がすべてではないんじゃないですかって事が言いたい。そのプロセスで何かを犠牲にしなければならないとしてもその取捨をちゃんとして下さいって事。だいぶ小説の話から飛躍してしまったので実際はそんな事はちゃんと考慮しているのかもしれないんで、あくまで素人の意見なんですけどね。

 主人公に感情移入してしまうといろいろと考えてしまう。何が正しくて何が間違っているのか、俺の判断がすべて正しいとは思わないけど、俺のブログだし、好きに思った事を書いてみたかっただけだし・・・何かオチを作ろうと思ったけど特に思い浮かばなかったので今日はこれでおしまい

推理小説

2006-01-05 21:41:19 | BOOK
 う~む、これもうならせる作品だね。秦建日子原作の「推理小説」を読んだんだけど、これも面白いね。今まで同じ作者の小説しか読んでいなかったせいか、こういう本を読むと斬新でスゴク新鮮だと思う傍ら、せまい世界しか知らなかったんだと思い知らされる。

 この本は1/10(火)10時から放送予定で「アンフェア」というタイトルでドラマ化される。主人公雪平夏見役には篠原涼子。これはなかなかのキャスティングではないかと思う。クールでカッコイイ女性を演じさせるとしたらイメージ的には篠原涼子はマッチングするね。癒し系を演じる女性は結構いるがこの雪平のような役を演じさせるとなるとちょっと探すのがムズカシイ。そういう意味でも楽しみだ。


 「リアリティがない、展開がアンフェア」


その言葉の真の意味とは?


 「アンフェアなのは、誰か」


結局本を読んでいても最後まで犯人はわからなかった。きっとドラマでも誰もが怪しく見えて、真犯人はいったい誰なんだとみんな悩むんだろうね。

 本が面白かっただけにドラマでどのように作られているか楽しみだ、フッフッフ。