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ON THE ROAD

OVER30の青春LIFE

着信アリ<テレビドラマ版>

2006-01-04 00:34:50 | BOOK
 秋元康原作の着信アリ<テレビドラマ版>を小説で読んだ。

 このドラマはTVではたまについてれば見てるっていう程度。着信アリの本家本元の方はまだ見ていないんだけど・・・。ドラマの展開も最後はちょっと意外だったけど、「へぇ~」って感じだった。TVでも映画でもそうなんだけど、あまりこういった霊のどうとかっていうモノはあまり見ない。別に怖いからとかではなくて、逆に霊の存在を信じてないから怖くないからだとは思うのだが・・・。

 さっきまで古畑任三郎ファイナルを見ていたのだが、この中でもちょっとした子守唄になぞったタタリ(何か金田一耕助みたいだね)の話が出ていたけれども、こういった事も現実的に考えてしまってタタリなんて俺は信用していない。でもその割には初詣には行こうとする。霊の存在は信じなくて神の存在は信じてるのかと言われるとそれも微妙。
 
 そんな神秘的な領域はどうも理解できんところがある。でもそれを信用している人もいるわけだし、それを非難するつもりはないけれど、「信じる人は救われる」みたいな事を言う悪徳な宗教団体は許せないと思う。全ての宗教団体がそうだとは思っていないしもちろん信教するのは個人の自由だとは思うけれど、人の弱みに付け込むようなやり方は解せない。そういう悪徳な宗教団体はすべて摘発されてしまえばいいとさえ思っている。

 着信アリから宗教問題までえらく飛躍してしまったが、要はそういう非現実的な事を俺自身が受け入れてないという事が言いたかっただけ・・・。俺が神の存在を信じるとしたら「この馬券が当たりますように」って祈って万馬券でも当てたら信用するかもね。でもこんな非信教な人間の願いなんか聞いてくれないだろうけど・・・

白夜行

2005-12-26 00:43:47 | BOOK
 これは面白い。東野圭吾原作「白夜行」を読んだ感想である。今度、綾瀬はるか主演で年明けからドラマ化すると本屋で宣伝していたので読んでみようと思ったのがきっかけだったんだけどホントに面白い話だった。別に内容は結構暗い話なんだけど、この東野圭吾の別の本を絶対読んでみようと思うくらいのめり込んでしまったね。

 しかもこのドラマのキャスティングもスゴイ顔ぶれだよ。これはTBS、力入れてるね。木曜9時は見逃せないよ。小説の内容をどれだけ再現できるかは別にして俺も相当期待したいね。

 綾瀬はるかも沢尻エリカにポジション(←そう呼んでいいのかわからないけど)奪われそうだからきっと張り切っているんじゃないかな。ただ「セカチュー」とは違ってお涙ちょうだいの感動する話ではないんだけどね。原作を読んでいない人もいるだろうから内容に関してはこれくらいで、ドラマが始まったら追々書いていこうっと。 

オペラ座の怪人

2005-12-13 21:58:44 | BOOK
 ガストン・ルルー(長島良三訳)の「オペラ座の怪人」を読んだ。このタイトルに関してはあらゆる所で耳にするので、内容を知る意味でも一度読んでおきたいと思ってたんだ。

 ところが読み出すと字が多くてホントに長い。普段本を読むとそのストーリーをやっぱり頭の中でイメージをすると思うんだけど、海外の作品とかの和訳を読んでいると字ばっかりいっぱいでイメージが沸いてこない時があるんだよね。今度は映画でも見てみようかな。

黄金の石橋

2005-11-18 22:57:43 | BOOK
 しかし最近よく本を読むなぁと思う。週に2~3冊ペースだもんな。で、今回はというとまたまた内田康夫の浅見シリーズ「黄金の石橋」だよ。この本ではTVで浅見を演じていた榎木孝明が登場する。

僕が浅見光彦シリーズを見出したのは、まだ水谷豊が演じている頃で、母親雪江は乙羽信子、賢兄陽一郎は高橋悦史。俺の中ではこの3人はハマリ役だと思っていたけど、作者から言わせると辰巳琢郎がぴったり浅見のイメージと合うみたいだね。まぁ浅見は永遠の33歳だから誰が演じても一生演じる事は不可能だね

 この「黄金の石橋」は鹿児島での物語で前回の「ユタの愛した探偵」が沖縄だったので、九州連続だよ。前回は泡盛が飲みたくなったが今度は芋焼酎だね。鹿児島料理を食べながら芋焼酎をロックで・・・何かヨダレが出てきたよ。

99%の誘拐

2005-11-15 22:55:36 | BOOK
 岡嶋二人原作の「99%の誘拐」を読んだ。岡嶋二人という作者を知っていて買ったわけではないが、本屋で特に読みたい本が無かったので、適当に選んで買ってみた。

 何か最初はたるかったので失敗したかなぁなんて思ってたけど、途中からだんだん先の読めない展開に魅かれて読むことに没頭してしまった。なかなかこの本のように犯罪者側から書かれている本は少ないのである意味新鮮だったけど、でも犯罪は犯罪だよね。どんな理由があれ、犯罪行為は正当化されてはいけない。間宮さんが最後に言ったように「間違っている」事は間違いない。

 この本を読んで岡嶋二人の他の本も読んでみたいと思えたのが一番の収穫かもしれない。

ユタの愛した探偵

2005-11-10 19:54:12 | BOOK
 毎度おなじみの浅見光彦シリーズの「ユタの愛した探偵」を読んだ。

前にも書いたけど今回のユタやイタコみたいなシャーマニズム的なのは苦手というか信じてないんやな。ホンマかいなって思うよ。内田康夫先生も信じとらんといいながらも肯定的にに書いてあったなぁ。「百聞は一見にしかず」っていうように、実際に自分で会ってみて体験しないとやっぱり俺は信じる事はできないね。

 俺も小学校の時に一度、沖縄に行った事があるけどまた行きたいね。沖縄料理も好きだし、何といっても今は泡盛を堪能したいよ。いろんな銘柄の古酒が飲みたいなぁ。

 それにしても毎回毎回美女にモテモテの浅見がウラヤマシイ。浅見を知ったのは多分俺が小学生か中学生くらいだったと思うけど、永遠の33歳の浅見の年齢にあと少しのところまで近づいて来ちゃったよ。あ~あ、やっぱオッサンなんやろうなぁ。

この胸いっぱいの愛を

2005-11-07 12:16:38 | BOOK
 梶尾真治原作「この胸いっぱいの愛を」を読んだ。これもまた映画化されている。

 あまりこういうSFチックなのは好きではないのだが、この本はホンワカと読めたし、いい話だった。最近はこういう病気だとか体が不自由だとかいう話のお涙頂戴の映画やドラマが非常に多い気がする。そうは思っても毎度心打たれてしまうのだけれどね。

 自分の中でもう一度やり直したいことは何だろうって考えてみると

①小学校の時にサッカーでのケガが無ければ・・・。
②大学への受験勉強をもう少ししっかりしていれば・・・。
③大学時代からサーフィンを始めていれば・・・。

パッと思いつくのはこの3点かな。「たら」、「れば」の話をしても仕方が無いんだけどね。それにこうは思っても逆に

①でいえばテニスやバドミントンやその他のスポーツをやらなかったかもしれないし、
②でいえば大学時代からの友人とは知り合わなかっただろうし、 
③でいえば留年していて社会人にすらなりたいと思わなかったかもしれないし

人生でこれ以外の選択をしていてもどうなっていたかもわからないから、あの時にこうしたら良かったとか後悔するより、今の現状からどうしていこうと前向きに考えなきゃね。これから先も後ろに進むことは有り得ないからさ。だからこそ出来るだけ後悔しない人生送るよう頑張ろう。

スウィートシーズン

2005-10-26 22:13:02 | BOOK
 青柳祐美子原作の「スウィートシーズン」 を読んだ。嫁がこのドラマに出演していた椎名桔平が好きで、俺もムリヤリドラマを見ろといわれて昔見ていた。嫁の本棚をあさっていたらこの本が出てきたので懐かしくて読むことにした。

 いってみれば親子揃っての不倫の話なんだけど、しかもその不倫賛成的な内容なんだよね。不倫に対しては個人の判断なんで正当化しようが、何しようが構わないが、結婚しているが別の好きな人との出会いが遅すぎたという理由だけで不倫をするというのであれば、世の中の不倫している人たちすべてがこれで言い逃れが出来そうだな。

 そんな事はどうでもいいのだが、この本で感心したのは心理描写が上手やなと感じたところなんだよね。小説だからと言ってしまえばそれまでなのだが、自分の心情的な部分をそっくりそのまま言葉で表現するって結構ムズカシイと思うんだよね。好きとか嫌いとかシンプルな言葉であれば単純明快だけど、どこが、どういうふうに、どのくらいとか聞かれると困ってしまう。そう考えると作家の人ってスゴイよな。俺も営業だからもうちょっと気のきいたことを言えるようななりたいもんだね。

盲導犬クイールの一生

2005-10-17 22:54:04 | BOOK
 石黒謙吾原作の「盲導犬クイールの一生」を読んだ。映画化もされたのは知っていたがあんまり興味もなかった。ただ嫁がせっかく借りてきたのでとりあえず読んでみたがこれがまた泣ける話なんですよ。

 五体満足の自分にとって盲導犬というのはあまりというか全く縁のないものだったけど、この本を読んで盲導犬に対する見方が変わった。何より驚いたのが目の不自由な人たちにとっての盲導犬の重要性と、盲導犬の需要に対して盲導犬の頭数が追いついていないという事だ。

 この本を読むまでは盲導犬はただ目の不自由な方の歩行の手助けをしているだけだと思っていたが、それだけでなく心の支えになっているという話を読んで感動したよ。俺は目が見えるからわからなかったのだろうけど、目が見えないとその状態で歩くという事だけでも非常に不安で、盲導犬との信頼関係、キズナがなければ外に出歩くなんて考えられないんだよね。

 そして盲導犬になるにはどの犬でもなれる訳ではなく、血統はもちろん性格等の非常に厳しい適正診断を受けて、センターで教育されてようやく盲導犬になれる。

 今度街角で盲導犬の募金でもしてたら寄付してみようかな。

8月のクリスマス

2005-10-13 20:38:50 | BOOK
 山崎まさよし主演の映画「8月のクリスマス」を書いた白石まみの著書を読んだ。

 「死」というものに対して人はどれだけ考えた事があるだろうか?自分は少なくともこれまでの人生の中で考える機会がこれまでに何度かあった。健康だけが取り柄である自分だが、小学校の時にサッカーをやっていて脳震盪を起こした事がきっかけだった。それ以来こうした事を考えるようになった。
 
 今思えば脳震盪なんて柔道やラグビーなんかやっていても度々起こる事で大した事無いのかもしれないが、記憶が一部飛んでしまうのでそれを目の当たりにした親としては俺がサッカーをやる事に反対したのだろう。2度目は高校入学後のサッカー部の練習でまたやってしまった。そして3度目は高校の体育の授業でラグビーをしている時に脳震盪を起こしてしまった。 

 どうしてこんなに何度も脳震盪を起こすのかというと、医者がいうには100人に5人くらいの確立でいるらしいのだが、脳の形が特殊で外部からの衝撃に極度に弱い為、他の人より脳震盪を起こす可能性が高いらしい。だからといって通常の生活には差し支えないし、脳の核が傷つく可能性も他の人と同じなのであまり気にしてはいないが、頭のケガや病気だけに考えさせられる。

 表現も適切ではないかもしれないが、いつ死んでもいいように後悔のしない人生にするように自分では心掛けて来たつもりだ。だから興味持ったものに関しては、何事にもチャレンジしようとしている。それってある意味ワガママで子供っぽくもあるのだが〝やらなくて後悔するくらいなら、やって後悔したい〟という考えを自分の中で大事にしてきた。

 別にこういうふうに考えてるからどうのという訳ではないが、この本を読んでもし自分が寿俊の立場だったらどうするだろうか?由紀子に魅かれるのは自分でも気付いていても自分の命はあと1年・・・。残される由紀子の事を考えたらどうしようとか悩むんだろうな。自分だったら残った由紀子の事を考えたらやっぱり寿俊と同じ道を選んだかもね。

 嫁に俺が突然死んだらどうするって聞いたら「生命保険に入ってない事を後悔する(笑)」と言われちまった・・・実際、人生なんてそんなもんなのかなぁ。



解夏

2005-09-15 12:50:03 | BOOK
 さだまさし原作の「解夏」という本がある。4つ話の短編集なんだがどれも感動するいい話なので紹介しようと思う。映画やドラマでもあった「愛し君へ」もいいんだが、その他のストーリーも非常に心打たれる作品なんだよね。

 ただこういう作品を読んでると五体満足で普通に生活できている事が本当に幸せな事だと感じるよ。自分の目がもし見えなくなったらとか、耳が聞こえなくなったらとか・・・。人間って欲深い生き物だから、何かを欲し満たされる事が幸せなのかもしれないが、満たされたら満足しちゃうよね。本当の幸せという事は当たり前の事を当たり前のように行動したり、考えたりできるっていう基本的な部分なのかもしれないよ。

 何はともあれこの小説はオススメなのでぜひ機会あれば読んでみて。
それでは明日からは舞台となった長崎には行かないけど九州に行って来ま~す
 

鯨の哭く海

2005-09-09 21:27:48 | BOOK
 内田康夫原作の「鯨の哭く海」を読んだ。久々に浅見光彦のシリーズの本を買ってみた。過去にもう何十冊(いや百冊越えてるなぁ)と出版されているほとんど読んできた。きっかけは昔、火曜サスペンスで水谷豊主演でこの浅見光彦シリーズを放映したものを見てからだ。

 TVでも結構見ていたが、浅見光彦役も水谷豊、辰巳琢郎、榎木孝明、沢村一樹、中村俊介といろいろ変わってきているが、一番しっくり来るのは水谷豊かな。陽一郎は高橋悦史で母親雪江は乙羽信子というのが一番ハマリ役だと思う。永遠の33歳の光彦をずっと水谷豊がやる訳にはいかないので仕方のないんだけどね。そんな33歳に近づいている自分を思うと悲しくなる

 で、話の展開はというと毎度おなじみの展開なんだよね。また警察の取調室に連れて行かれて・・・みたいな。わかっていても楽しみにしてるんだよなぁ。いつ陽一郎の弟ってわかるんかなぁと。

 そういえば浅見光彦シリーズで思い出した事がある。数年前になるが、就職活動をしている頃に某旅行代理店の集団面接に行った時、自己PRで「内田康夫の本をよく読みます」と答えたんだよね。そしたら面接官が「私も内田康夫の本をよく読みますが、今まで読んだ本の中でどこに行きたいと思いましたか?」と聞かれて、「若狭です。」と即答し、その理由を問われ「東京湾の汚い海を見てきたので海のキレイなところに行ってみたいです。」と我ながら絶妙な切り替えしでも3次面接くらいで結局落とされちゃったけど

「深紅」

2005-09-01 23:59:59 | BOOK
 野沢尚原作の「深紅」を読んだ。読んでいる途中で知ったことだが、9/17より「深紅」が映画化され公開されるらしい。主演は内山理名と水川あさみ。

 ストーリー展開が自分が思っていた結末と違っていたので、ある意味裏切られた部分もあって面白かった。唯一納得出来なかったのは、冒頭で小6の女の子の話があるのだが、あの状況であんなに冷静でしっかりしているなんてありえないと思う。あのシーンだけがリアリティがなかったね。

 加害者と被害者。どちらが悪者かというと、一般的にはもちろん加害者となると思う。でもこの話のように加害者に味方したくもなる事も世の中には存在している。世の中には十人十色でいろんな人間がいるけど、すべての人に対してそうなる必要だとは思わないけど、少なくとも周りの人間に対しては相手の気持ちを理解してあげれる人が増えて欲しいと思う。そうすれば世の中の犯罪も減少するんじゃないかな。 

陽のあたる場所~浜田省吾ストーリー~

2005-08-25 23:00:39 | BOOK
 ずっと前から読みたかった本なんだよね。昔の本なので店には置いてないから、ネットオークションでGET!浜田省吾ファンとしては非常に興味深い話ばかりで面白かった。

 なかでも印象に残ったのは、尾崎豊のプロデューサーでもあった須藤晃が浜田省吾に言った『性格変わらなきゃ、売れないよ』という言葉かな。彼にとって転機ともいえる衝撃的な一言だったようだけど、彼に限らず社会に出て働いている人であれば誰にでも当てはまる事だと思う。誰もがどこかで自分を抑えて仕事をしている部分はあるんじゃないかな。自分の思うまま、やりたいまま仕事している人はほんの一握りだと思う。確かにそういう人の事はうらやましいけど、社会の中で生きていく上である程度の規律は必要だと感じるのも事実。だけどアーティストと呼ばれる仕事をしているのに、自分のやりたいことではなく、ニーズに合わせたものを作るなんて相当葛藤するだろうね。そう考えると難しい仕事だね。趣味でやってる訳ではないからさ。 

 浜田省吾を聞くようになって10年以上経つ。俺も30歳過ぎたけどよく考えたら彼は50歳過ぎてんだよね、よく頑張ってんなぁ。そんな彼の歌で俺が一番好きなアルバムは「Home Bound」。その中でも「丘の上の愛」が好き。アルバム「Sand Castle」にも入ってるんだけど、「Home Bound」バージョンの方が気に入ってるんだ。知らない人はぜひ聞いて欲しい曲だね。

 本の中で浜田省吾が影響を受けたアーティストだったジャクソン・ブラウン。その中でも「Hold Out」というアルバムが好きだったらしい。彼のルーツをたどる上でも今度聞いてみようかな。

 この本を読んでますます今度のツアーのファイナルのさいたまアリーナでの公演に行きたくなったよ。チケットGETせねば・・・。

天は赤い河のほとり

2005-07-18 19:35:18 | BOOK
 嫁の持っていた篠原千絵原作「天は赤い河のほとり」を全28巻を読破した最初は何気にペラペラめくっていたのだが、いざ読み始めるとこれが結構面白い。また全巻揃っていたので次か次へと読んでいった。昨日の疲れが残っていたのでちょうどいい休みになったが、さすがに漫画といえど28巻読むと疲れたけどね。

 しかし少女漫画を読んだのは高校時代に「あさきゆめみし」を古文の先生に読まされて以来だよ。どれも同じ顔に見えるのだが、それは読み方が甘いと先生にいわれたっけ・・・。

 今まで自分が読んだ漫画の最高傑作は池上遼一作画、史村翔原作の「サンクチュアリ」かな。これはホント中身の濃い漫画でぜひオススメしたい。