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アメノチハレ

都志見隆の果てしない日々の日常

チカラ

2006-07-03 | Life
最近よく思うんだけど、みんな基本的に結果を急ぎすぎてる気がするなあ。
音楽界も市場原理主義化してるのかなあ。時間をかけて育てる事より、どうにかこうにか形を作って
早く結果を追従させようという姿勢に最近嫌悪感を感じる。
この仕事はあと五年後にはとてもグレイトに成長する可能性があるとか、このアーティストは
あと三年かけてメジャーにしていこうとか、そういう将来性よりも、今目に見える可能性だけが
重要視されがちだよね。こっちのほうがより儲かりまっせっていう誘いに、自分のやりたかった事まで
簡単に捨てたり、何が何でもタイアップとるためにアーティストのキャラクターを半ば無視した音楽制作やってみたり
と、育てるのか殺すのかわからないところで売り上げだけが重視されるってのもなんだか空しい話だな。
何が何でも売れなきゃだめって思ってる俺だけど、そこに確固たる手段と戦略があっての話で
いくら売れる歯ブラシ作っても靴屋において宣伝してるようでは、誰もその歯ブラシをいいと思わないよな。
いくら大きな商品流通システムもってたって宣伝力があったって、それは功ばかりなように思うけど
ちゃんと罪もある。そういう大きなチカラのもとで、他の事を中々考えようとしない。
ドンと金かけてドンと売るしかノウハウが見当たらない。ドンと投資して莫大に儲ける昨今の経済事件となんら変わりない
構造だよな。大きなチカラは最初からいらない。一番の近道に見えるが、それで結果が出ないとそれで終わる。
アーティストなど何故売れたのかわからないまま自分のチカラと勘違いするのがオチだ。
準備ができた時はじめてビッグチャンスという力が必要なんだ。
音楽は人間という器に乗せて世に届けるんだ。人間を育てるのにはそれなりの時間がいる。
プレゼンで中々決まらないという新人作家達も沢山いるが、力がないだけだ。
ご褒美をもらうにはまだ努力が足りないですよという事だろう。
それくらい自分に時間を使って初めて世間が認めるんんだろう。何にしたって。
俺もいつもその事を頭にとどめてる。ちょっと売れて小金を手に入れる事よりも
それをやり続けていく事のほうがはるかに難しいし、それが才能ってもんだ。
大きな力に巻き込まれるのではなく、大きな力を利用しろ。
なんか無性にそう感じる。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ナナムジカさんにこの曲を。 (Baby Foster)
2006-07-04 09:04:33
作曲家志望のものです。



この曲ナナムジカさんに歌ってほしいです。

売れると思います。



↓タイトル「君は誇り高い蝶」



http://www.geocities.jp/gdktdkytsdtdy/CHOU.mp3
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