消しカスビート_人参方程式-(ん)

農業高校生、のらりくらりと日々過ごしてます。

10月22日の日記。

2010-10-22 21:45:59 | 日記
今日は機嫌が悪い消しカスビートです。
合唱祭、3日前なのに、今まで殆ど口出しせずに、私に辛い思いをさせていた担任が、練習途中にストップさせたから。
何でこの時期でストップをかけるのだろう。
このまま練習しても伸びない。
だが、練習を休めば、確実に技術が落ちる。
曲の質が下がる。
あ゛~~~
ウザイ!!

合唱祭練習

2010-10-22 20:57:42 | 日記
28日に迫った合唱祭の練習…
10月22日、帰り学活の貴重な体育練のこと…。
二人の男子が、靴とばしをして遊んでいる。
苛立ちが募る。
しかし…もう時間がないのだ。
二人のために、練習時間を潰すわけにはいかない。
体育館いっぱいに広がって、対角線上の人に声を飛ばすように、と指示を出す。
指揮者が構え、振りかぶる。
伴奏が流れる。
緊張感をかかえながら、口を開く。
「♪えぞはるに~」
広い体育館に声が響く。
だが、人と人の間隔が離れているため、周りの人の声が聞こえない。
だが、「ズレ」は感じることが出来た。
指揮者への集中が足りない。
不快感を覚えながらも、少しでも拍を感じようと、指揮者を見つめる。
「♪あおいかげが~」
2回その言葉を繰り返したとき、私の隣にいた、担任の川口が、手を打ち鳴らし、曲を中断させた。
それに続く声。
「もうやる気ないならやらなくて良いよっ!もう歌わなくて良い!
今日はもう終わり、月曜日も練習やらなくて良い」
原因は、二人の男子だった。
「もうみんなは、このまま歌うだけじゃ伸びないんだから、もうそのレベルまで来てるんだから。意味ない練習ならやらなくて良い」
体育館の空気が冷たくなる。
今のこの空気ならば、もっと、曲の雰囲気が出せるのではないか、などと思ってしまい、場違いな考えを持つ私ににやりと笑いを浮かべる。
先生から視線を外し、みんなに目を向ける。
流石に男子二人も、黙っていた。
みんながこの後どうするればいいのか、迷っているのが分かる。
ふと、疑問をぶつけてみたくなる。みんなで作る合唱祭、先生は口出ししない、と自分から言い出した川口先生にだ。
「……じゃぁ先生、今日の練習は終わりって事で良いんですか。」
語尾を上げずに、なるべく冷たい声で訊いてみる。
「終わりにするの?」
自分から言い出したくせに、不機嫌そうな声を出す先生。
「…先生が終わりにしようって言ったんじゃないんですか?」
先生の意図が分からない。
終わりにしろと言い、終わらせてはダメだという態度を取る。
「…歌う以外に、何かできることはないの?」
嗚呼。つまり、そう言うことか、話し合えと。
それで、これからどうするか、考えろと。
それを気づいたうえで、問う。
「それは…?先生が何をしたいのか分からないんですが。」
「こんな状況で練習しても、上達しないでしょう?こんな状況で、やる気のない人たちが居て——」
先生が言葉を発しているうちに、もう一度、皆を見渡す。不安そうな顔、不機嫌そうな顔、無表情…。
イヤになる。合唱祭実行委員など受けなければ良かったと後悔する。これで、何度目の後悔か。
「……やる気がある人だけでも歌ったらダメなんですか」
「それじゃあみんなの気持ちが一つになるわけないでしょう?」
「……歌ったらダメなら、終わるしかないですよね。」
ここまで先生に反抗したことは初めてだった。
「…」
「終わりにします」
学活終了のチャイムが鳴る5分前、B組の合唱練習が終わった。
この時期に、練習中止はキツイ。
何しろ、後合唱祭まで3日しかないのだ。
合唱祭、棄権しようか。ふとそんな考えが浮かぶ。
「3日前から、練習できていないので、合唱祭は棄権させていただきます。」
音楽担当の、真壁先生に話す自分の姿を思い浮かべる。
目を背けたくなった。
何もかも放り出して、今すぐ学校を去りたい。そんな衝動に駆られる。
私の隣では、学級委員のM.Mさんが、先生の悪口を言っていた。
フゥッと息をつく。
これから……
練習できないまま…