その時、思わず緩む口元を手のひらで隠しつつ、
私はスーパーマンになるような喜びを感じていた。
hahaha!!
ちょっと小説っぽく書いてみて、途中からふざけてみた。
スーパーマンになるような喜びってなに?!?!
そんくらいテンションが上がってる私です。
合唱祭を約3週間後に控えた10月6日、体育館での合わせ練習を終え、ゆっくりとした足取りで、私は教室に向かった。
秋休み前の三者面談は金曜日から始まり、3日目の今日、私は2番目の14時10分からの面談のため、図書室にいる。
成績が分かる今日は、不安と期待が入り交じった、妙な感情を作り出していた。
図書室には、中学に入学してから数えるほどしか行っていない。本を読むために行った回数は、2、3度だろう。
ずいぶん前に読みかけにしていた、草野たきのハチミツドロップを探しだすと、表紙をめくり、本独特の紙とインクの混じった匂いを胸一杯吸い込んだ。
たったの20分。
10分からの面談で、5分前に教室の前の廊下にいるとして、本を読むことができるのは20分が限度だ。
あっという間に時間は過ぎる。
図書室には、近々英語の弁論大会に出るための生徒が、弁論の練習をしている声が楽しそうに響く。
その中を鞄とブレザーを抱えて出口に向かって歩く。
母はもう来ているだろうか。
階段を上り、まっすぐに伸びる廊下に視線を移すと、数名の生徒と、その親、そこに私の母もいた。
教室の中からドアが開く。
私の前の面談だった男子生徒は、もう既に終わっていたらしく、すぐに面談が始まった。
そんな感じで、今日は小説風に書いてみました。
たのしいですね。
今日は私、機嫌がいいんです。
面談で分かった成績が良かったんです。
今までで一番良かったんです。
2年の後期と比べて、3つ上がりました。
45点満点中、40でした。
奇跡でした。
初めてです、40点台。
3がありませんでした。
4が5つと、5が4つでした。
詩にそうなほど嬉しくて、
「スーパーマンになるような喜び」を感じてました。