トヨタ流「最強の社員」はこう育つ

2005-05-17 | 
若松義人 著  

トヨタには「モノづくりは人づくり」という基本原則がある。
生産改革というと世間では単に「ジャストインタイム」などの
トヨタ流の手段・手法を取り入れれば良いと誤解している人が
多い。

だがトヨタ流の改善は人を育て、育った人達自身の手で
その後の改善を推し進めていくことで、初めて風土として
定着すると筆者は言う。

ところが最近の多くの企業では、どこか人がないがしろに
されている。
リストラが当たり前になり、企業が社員を育てる熱意を失い
つつあるという。

また、トヨタ流に改善活動を進めるうえでなにが大切かと
言えば答えは自分で見つける、すなわち頭の使い方を覚えて
もらうということである。

上司はどうしてもここにこういう無駄があるからこう改善
しなさいと指示しがちであるがそれをやってしまうと部下は
成長しないと。
まず、考えさせることから始めるけれど、どうしても時間が
かかることなので上司にも我慢が必要だし、部下も自分で
試行錯誤することが要求される。

バブルが崩壊し、長い間の景気低迷の中、なかなか人を育てる
余裕が無くなってきていることも事実だがやはり長い目で企業
の成長というものを見ていくとイコール社員の成長なのだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 100円ショップ | トップ | 新型エスクード »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事