パワーシフト

2009-02-26 | 
先日ボルボのエントリーモデル群であるS40/V50/C30に、

「2.0e Powershift」という新しいモデルが加わって、

ちょっと話題になっている。



それらに積まれる2リッター直列4気筒に、最新のゲトラグ製

6速デュアルクラッチ式トランスミッション(以下DCT)が

組み合わされたから。



で、この「Powershift」と呼ばれる「DCT」が近々発表

されるマツダの新型アクセラにも積まれるという

もっぱらの噂。



まあ、プラットフォームを共有するボルボに搭載された

ものだから、希望的未確認情報と言えるけどw。



このDCTと呼ばれる2ペダルMTは確かフォルクスワーゲン

の5代目ゴルフのGTIに6速DSG((Direct-Shift Gearbox)

として初めて市販車に搭載されたはず。



各社いろいろなネーミングをしていてアウディでは

Sトロニック(S-tronic)の名称で使用されている。





一般的なMTのシフトチェンジが0.5秒程度に対しDCTは

0.2秒と瞬時のシフトチェンジが可能だから特にスポーティーカー

に適している。



また、MTと同様ギヤによる変速なのでトルクコンバータを

使用するATより伝達効率が良く、当然燃費も良くなる。


反面まだ価格が高いのがネック。




今の所、日本車では日産GT-RやランエボⅩに搭載され

ている程度だけど、これから価格も下がってくるだろうから

益々普及してくるに違いない。



仕組みは結構複雑で、1-3-5速を受け持つギアボックスと

2-4-6速のギアを受け持つ二つのギアボックスがあって、

それを2つのクラッチで交互に繋いでいくというもの。



片方のギアボックスにパワーが伝わっている間、もう一方は

あらかじめ次のギアを繋いでおいて次のシフトチェンジに

備える。



油圧作動されるクラッチやシフトフォークなどを電子制御

することで高速な変速を可能にしている。



ボルボのサイトに「Powershift」の動画があるので

見てみると分かりやすい。





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