to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

暑寒別岳(暑寒別川本流) 2016年8月27,28日

2016年08月30日 | 沢登り

金曜夜は宿直で,土曜日の午前8時30分までは仕事だった。
だから,どう頑張っても,札幌発は午前10時になる。
当初は大雪周辺の沢2本を予定していたけど,台風の影響とか天気の関係で中止にした。
林道がどこもひどい状態らしく,どこに行こうかいろいろ考えた結果,1泊2日で暑寒別川に行くことになった。

予定どおり午前10時に札幌を出て暑寒荘に向かう。
天気のいい日の海沿いドライブは気持ちよかった。
暑寒荘に車を置いて出発。
天気のいい日の舗装路歩きもまた気持ちよかった。


暑寒荘には高校生がたくさんいた。
なんかいいなぁ,青春(笑)
山で部活の学生さんに会うと,なんだかほっこりする。
がんばれ~って応援したくなる。
といっても,にわか登山者の僕に比べると,彼らの方がもっと真剣で,体力も技量もあるのだろうけど・・・。

さて,山泊は約1年ぶりだ。
そして沢泊は初めてだ。
当然,何を持って行けばいいのかなんて分からない(笑)
お泊りの荷物が入るザックは70Lしかなくてスペースには余裕があるから,重量なんて考えずに手当たり次第荷物を放り込んだ。
酒とつまみも入れると当然ザックはクソ重かった(笑)


今日はレジャーです。
ってことで2時間半しか歩いてないけど行動終了。
僕もパクもツェルトを張るのは初めてだったけどなんとかなった。
2人とも試し張りさえしてこなかったけど(笑)
無事にツェルトを張り終えると,流木を集めて焚火開始。
やっぱり焚火はいいなぁ。
酔っ払わないうちに薪の選別を終わらせようと頑張る僕。


パクがツェルトの中からおもむろにマットとシュラフを出してきて,ここで寝ると言い出した。
沢泊と言えば焚火の横でゴロ寝だ。
そういう記録を見る度に寒くないんだろうかと不思議に思っていた。
せっかくだから僕もゴロ寝してみることにした。
やってみたら全然寒くなくて,むしろ快適だった。
パック酒をキメたパクは,暗くなるとすぐに爆睡。
僕は,「寝る→起きる→焚火の調整→空を見て流れ星を数える→寝る」を繰り返した。
沢を流れる水の音とかすかに聞こえる虫の声を聞きながら,話し相手は焚火と星だけというロマンあふれる一夜だった。


翌日は午前5時30分に行動開始。
歩き始めてすぐにゴルジュが出てきた。
荷物も重いし,水流も強いし勘弁してくださいってことで,挑戦すらせずにソッコーで巻いた。


暑寒別川はすごく水がきれいだった。
飲んでみてもおいしかった。
自宅の水道水よりもずっとね。


ピークが見えたけど,僕はもうヘロヘロです。


やっと出てきた滝に歓喜するパク。


間違えた1200二股。
戦犯は僕です・・・。


今回も結局藪を漕いだけど,暑寒別の藪は手ごわい。
昨年のポンショカンもそうだったけど,密度の濃いミックス藪がマジで辛い。
しかも急だし。


あそこが痛い,ここが痛いと言いながらなんとか山頂着。
暑寒別の山頂で天気がいいのは初めてだった。
いい山だ。
奥徳富と群別とパク。


さて下山です。
重い荷物に足首も膝もガクガク。
早く行動を終えたい・・・。


青い日本海へ向かって歩く。
こういう景色を見ながらスキーをしたいんです。
今年の冬はなんとかご配慮いただけませんか,暑寒様。


今日はずいぶん靴に小石が入るなと思ったら,左足内側が見事にフルオープンになってた(笑)
これだもん小石が入って足裏痛いわけだ。
以前,ウォーターテニーはソールがツルツルになって寿命を迎えた的なことを書いたことがあった。
それでキャラバンを履いてみたけど全然しっくりこなくて,クワウンナイから再登板させていた。
凹凸がなくなってもソール自体が柔らかいから,ツルツルの状態でも新品のキャラバンよりも滑らなかった・・・。
結局1シーズンもたなかったけど仕方ない。
来年からは春の秀岳荘のセールで2足まとめ買いすることにしよう・・・。