to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

小化雲岳(ポンクワウンナイ川) 2016年7月23日

2016年07月24日 | 沢登り

先週の1泊2日2沢に味をしめた僕とぱくさんは,天気のよさそうな今週末もテントを持って出かけることにした。
行先は大雪方面にしようってことで,1日目はポンクワウンナイ川へ。
2人とも初めてだし,いつか行ってみたいと思ってただけにめちゃめちゃ楽しみにしていた。
でも,僕は,金曜の夜に急遽残業することになって,2時間弱しか寝ていない。
一方のぱくさんは,楽しみに過ぎて3時間くらいしか寝れなかったとのこと。
心配だ・・・。

札幌発は午前1時で現着は午前3時半過ぎ。
早すぎるわーってことで寝てから出発した。

大雪の広大なスケールに合わせたのか,岩がデカすぎる。
もっともっとでかい岩がたくさんあって歩くのも疲れる。


川は狭くなったり広くなったりを繰り返す。


いくらきれいだって河原&巨岩歩きにも飽きてきた。


そんな頃,とうとう滝が出てきた。
この滝はマジでしびれた。
ぱくさんの左斜め上方向の壁には残置が2つあった。
僕は残置を使って登れないかと思って試してみたけどダメだった。
手掛かりなし。
残置はもう1つあったらしく,壁下を見ると残置が1つ落ちていた。
困ったなぁと思ってると,なんとぱくさんが突破した!
さすがCL。
僕もトライしたけどマジでちびりそうになった。
っていうか,気づかないだけで少しちびったかも(笑)
途中で手掛かりも足掛かりもなくなってどうにもならず,ぱくさんにお助け紐を出してもらった。
チョー怖かった・・・。


そして,すぐに2発目の滝。
ここもしびれた。
左にトライしてみたけど無理だった。
ここもチョー怖かった(笑)
結局真ん中の木をよじ登った。
木は楽勝だった。


この1個目と2個目の滝のワンツーには参った・・・。
メンタルがごりごり削られて,かなり疲弊した。
歩いていると,ところどころ日の当たる箇所があって助かった。
次回来る時はネオプレンを着てこよう。

もう全身ずぶ濡れだし水なんてお構いなしだ。
うおおおお!


噂の大滝が見えてきた。
マジででかい。
当然巻きました。


途中までは青空が見えていた。
日が差して水がキラキラしている。


その後も滝は続く。


これを越すとあとは何もなかったはず。
それにしてもいい感じ。


ガスが出だした。
でも源頭のお花畑は素晴らしかった。


でも,藪もないのにめちゃめちゃ辛かった。
体が重く,足が上がらず,酸素を吸入できてないかのように苦しい。
寝不足って恐ろしい(笑)
もう半べそ状態で,やっとピークに。


ピークは風もなくてすごく居心地がよかった。
2人とも寝不足で,横になるとすごく気持ちがよかった。
いつまでも寝ていられそうなくらい。


「寝たら死ぬぞ!」ってことで下山することに。
チングルマがたくさん咲いていた。
この間いった大雪お花見の時は,チングルマなんて僅かしか咲いていなかった。
それに比べてここはどうだろう。
天国です。


チングルマを見るとテンションが上がる僕です。


夏道下山だったけど,楽しかったのは最初だけ。
あとは修行の夏道約8キロ。
マジで長かったっす。


下山後は天人峡の一番上の風呂屋へ。
単刀直入にはっきり言うと,クソみたいな風呂でした。
ろくすっぽ手入れもされていなくて小汚いのに入浴料は1000円・・・。
やるな(笑)
2度目はないわ。