to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

辺別川(トムラウシ山ー天人峡) 2017年7月30日

2017年07月31日 | 沢登り

辺別川からトムラウシと化雲岳を経由して天人峡に下りるプラン。
天気もいいし珍しく車も2台あるから,沢を登った後はハイキングをしようということで。
まぁ楽勝でしょとか思ってたけど全然違った・・・。

行動開始は午前3時。
林道は比較的きれいで鹿がピーピー鳴いていた。
虫もいないし快適。
小一時間も歩くと明るくなってきた。
正直に言うと,灼熱の夏道ハイキングが辛すぎて沢の記憶が薄い(笑)


水はとてもきれいだった。


滝は釜持ちが多かった。


気温が低いわけじゃないけど水が冷たくて泳ぐ気にはなれない。
真夏日の日中に釜を泳いで滝の直登にチャレンジするのがこの沢の正しい遊び方かも。


途中にあった二股。
どっちに行っても楽しそう。


この滝は左から巻いた。


源頭は近い。


兜岩と僕。


源頭は感動するほどにきれいかと思っていたけどそんなことはなかった。
標高が足りないのかな。


兜岩とオプタテを背に夏道を歩く。


途中にあった沼がきれいだった。


南沼で靴を履き替えた。
水を汲もうと思ったら雪はあるものの水に流れがなくて色がついていた。
マジか。
今日は南沼の水をあてにして1L強しか持ってこなかったから,辺別川の源頭で水を汲まなかったことを後悔した。
南沼を出発した時点で残は500mlに満たなかった。
まぁなんとかなるしょと思って歩き出したけどそんなに甘くはなかった・・・。

北沼の辺りで帯広時代の同業者(?)と会った。
数年前にヒサゴ沼のテン場でも会ったことがある。
毎年天人峡からヒサゴ2泊でトムに登っているらしい。
この日もこれからテン場に帰ってチビチビ酒を飲むと言っていた。
山で昼から飲む酒ってうまいんだよなー。
そういうのいいなーとか思った。
ちなみに数年前に会った後に僕にLINEを送ったけど返事はなかったとのこと。
記憶にないけどすみません・・・。
近い将来一緒に飲む約束をして別れた。


天気はよく風もない。
とにかく暑かった。
ハイキングは風があった方が涼しくて快適だと思う。


持っている水は少ないのに汗が止まらない。
これはまずい・・・。
化雲岳に着く頃には口の中がかなり乾いていた。
ゆっくりと水分補給をして残りは2口分。
化雲から本気で走れば2時間強で天人峡に下りれるけど,すっかりそんな元気はなくなっていた。
前を行くパクの後ろを唸りながらフラフラとゾンビのようについて歩いた。
それでも走れるところは走ったつもりだ。
タラタラ歩くだけだといつまで経っても終わらないし。
第一公園で残っていた水とパクから少し分けてもらった水を飲んだ。
これで持っている水はゼロに。
潤ったのは束の間で歩き出すとまたすぐに口の中はパサパサに。
この後,天人峡まではマジで地獄だった。


いつもは水は多めに持って歩いていたから,水不足で辛い思いをするのは初めてだった。
体が渇くと全く力がでなかった。
がんばれるものもがんばれない。
ハンガーノックの方が楽だと思う。
勉強になった。
2度とこのようなことがないように気を付けたい。
ちなみに下山後に飲んだ赤コーラがこれまで飲んだコーラの中で一番美味かったことは言うまでもない。