わいわい!テレビ

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【これといって何もない廃遊園地】久々に多摩テックに行ってみた

2011-02-21 | 屋外活動
マスターです。
所用で多摩テック跡地の近くまで来たので、せっかくだからとちょっと立ち寄ってみました。

多摩テックはおととし9/30に閉園した遊園地。鈴鹿サーキットでおなじみモビリティランドによる運営でした。
そういえば閉園の日のさよならセレモニーを見に行ったっけ。あの後も自転車で何回か通った記憶があります。


まずはじめにこちらは平山台から見たクアガーデンだった建物。知人から紹介され行ってみました。特に工事されている様子もなく、取り壊されずに放置されている感じがします。
都道155号線からはなかなか見えにくいですが、ここからだと高台にあることもあってそのたたずまいがはっきりと確認できます。後述のハイキングコースの平山台側起点・旧平山台小学校から南に下った住宅地あたりがおすすめです。でも決して住民に迷惑をかけるようなことをしないように。


それでは多摩テック入口へ向かっていきましょう。
こちらは「多摩デック入口(tama tekku)」交差点。旧都道155号線の起点でここから多摩テック入口付近までは二車線の道路が続いています。閉園した今でも平山から堀の内方面への抜け道として、車の往来がしばしばあります。また多摩テックから南に行き、峠を下ったところにはエロビデオ自販機や牧場があるなど、どこぞの農村といった光景に変わります。


まだ営業していた当時は、ここから山をあがって多摩テックへ行った方もおられるのではないでしょうか。いまだに「多摩テック」の文字がある交差点。このポールだけまだ電球式であることからおそらくLED式に更新されるときに撤去されてしまいそうな気がします。
ちなみに多摩テック付近を通る京王バス「豊32・豊田駅北口←→多摩センター駅」系統は、土休日に限り多摩テックまで行っていましたが、現在は経由しなくなり、クアガーデンへの道の起点付近にある「多摩テック温泉入口」バス停もいつのまにか「程久保五丁目」に改名されていました。ここに多摩テックがあった記憶も抹消されつつあるようです。


多摩テック入口に着きました。


人の高さ以上にある塀の向こうには、現役当時は入園ゲートだった建物や、元ガリオンのレールが解体されずに残っていることが確認できます。


現役当時は観覧車やスペースショットの塔なども見えたのですが、今やすっかりなくなってしまっています。


振り向くと何も停まっていない荒れ果てた広大な駐車場が広がります。


左手に見える青い建物のが多摩テックの事務所。今も使われているかどうかは不明です。ただし近くに張られた張り紙には、モビリティランドの表記が残っています。
また、跡地利用に関する手がかりもありませんでした。


塀の隙間からどうにかして撮影しようと思いましたが、やはり塀が高すぎてなかなか撮影できません。


山を少し登れば何か見えるかもしれないと思い、多摩デック側ハイキングコース起点のところに行ってみましたが、緑色の塀がずら~と続いているしかわかりません。どうしてこんなに塀が高いのか。おそらく廃墟が好きな方が不法侵入するのを防ぐためなのかもしれませんね。

私はもう跡形もなくなっている光景を想像してきたのですが、見た限り園内は解体されたものはなく、整備が行き届いているようで、観覧車・スペースショットはないものの閉園した時のまま時が止まっている異様な感じがしました。
本当は尾根伝いにあるハイキングコースからも撮影したかったのですが、時間の都合上カットになりました。よくそこを散歩するという知人によると、「緑の塀がずら~と続いているだけ」とのことだそうです。また次の機会をうかがうことにしましょう…。
→参考までに…昨年の三月に訪問した時の様子

さて、閉園した時一番の関心ごとが「跡地はどうなるのか」ということです。昨年6月に明治大学が名乗りを上げ、八幡山にある同校の施設を多摩テック跡地に移転するという「明治大学スポーツパーク」構想を掲げているそうですが、それ以降何のニュースもありません。2014年に利用開始するというのですが、不景気の今はたして無事に完成できるのでしょうか。
→明大スポーツ(明治大学のスポーツ新聞)
まあ近くには中央大学や明星大学があり一応モノレールもありますから、そこまで僻地とは言えなさそうですね。
また多摩テックの裏にあたる尾根伝いにあるハイキングコースでなにやら整備工事をしていると知人が言っていました。真相のほどは不明で、これはまたいかないといけませんね。日を改めて調査しに行こうと思います。