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わいわい!テレビ

震災の被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。私はアメリカから日本の復興をお祈りします。わいわい!テレビ

アメリカ行きビザを取ってみよう

2011-03-17 | 屋外活動
マスターです。
前回の記事で私が渋谷で東日本大震災に被災したことを紹介しましたが、それまでは何をしていたのかというと、アメリカ大使館でビザ面接をしていました。そう私はこのたびアメリカに行くことになっているのです。では今回はそのことについて書いていきます。


アメリカ大使館は溜池山王駅近くにあります。付近には何かの団体の本部が入るビルが多い日本の中心地ともいえるエリアです。


溜池山王駅13番から歩いていくとまずはここで警官に会うことになります。まあ恐れることはありません。「ビザ面接はここからですか?」と言えば「そうです」と素直に通してくれます。


歩いていくと歩道が広くなりそこから人が並んでいました。結構な列でこの後後に見える建屋でのボディーチェックまで1時間ほど並んでいました。ちょっとあたりを見てみましょうか。


大使館周辺には多くの警察官が配置されているほか、警察官がたくさん乗り込んだバスも続々と到着し、物々しい警備体制でした。


大使館の前にはご立派なゲートがあり、その隣は赤坂警察署米国大使館警備派出所があります。大使館に入る車は警察官によりミラーで車の底の部分とトランクを確認し、ゲートを開けます。手前に見える車止めやゲートは自動で開くというからすごいものです。


アメリカ大使館の建物
ずいぶんご立派な建物です。でも今回は入れるのは1階の一部分。

列の半ばほどで30代ぐらいの日本人の女性の方が書類を回収しに来ました。
女性)ブランケットは何ですか?
マスター)え?ブランケットって何?
女性)ビザの種類は何ですか?
マスター)たぶん…L-2だったと思います。
女性)ワークですか?
マスター)まあ…ワークの配偶者です。
まあ自分のビザの種類をわかっていないのがいけないんだけど、女性は半分いらだった様子で聞いていましたね。
そして番号札「209」を渡して、次の人へ。そしてある程度集まったら建屋へ書類を置きに行ったのでした。

ボディーチェックを受ける建屋が近づくと、前の女性の方(外人)が本当にこの列でいいのか不安になった様子で列を抜け出てしまいました。警察官に聞いてみたが何もわかっていないようで建屋の前にいる警備員に聞くように言われて、今度は警備員に聞いてみるともう一度後ろから並ぶよう指示されていました。なんだかかわいそうですね。
結局警察官の方が元の場所に入れてくれていましたが、どうやら警察官は不審者がいないか監視しているだけで、大使館が行っていることを何もわかっていないことがわかりました。

あと警備員の方宿直交代の時に「今日は300人くらいが面接に来ているようだ」「学生さんがずいぶん後ろに並んでいる」と情報交換を行っていました。警備員の方にもビザ面接の情報が流れているのでしょうか。ちなみにこれから出てくる警備員は警察官とは違い、警備会社の人で日本人のおじさんです。


そんなこんなで建物に近づいてきました。まず台で警備員から電子機器を用意されたかごに出すように指示されます。携帯・カメラはもちろん、出したほうがいいとすすめられ携帯の充電コードも出しておきました。でも現金は出さなくてもいいようです。出したけど。
続いて進んでいくとドアがあります。このドアが特徴的で、まえシカゴに行ったときによく見かけた押すところ・引くところが横に長いタイプのドアでした。もう小さなアメリカに来たような気分ですね。警備員により通勤電車のようにできるだけ詰めてはいるよう指示され、満員になるといったんドアが閉められました。
中では荷物検査とボディーチェックが行われます。空港の出国するときに受けるあれです。まず台に先ほどの電子機器の入ったかごをだし、かばんを用意されたかごに入れると、機械が動きだしスキャンをします。
その間に人間は金属探知機でボディーチェックをします。やり方は簡単機械の中を歩くだけ。私の場合は異常はありませんでしたが、不幸にも反応音が鳴ってしまった方は、ハンディ型のやつで結構細かく調べていましたよ。
電子機器はここで預けることになり、番号札が渡されます。

ちなみに米国市民サービスへ用がある方は、身体検査なしで中に入れるようです。


異常がなさそうなら警備員から何も言われなくても外に出てしまって結構です。歩道沿いに進むと台形型の出っ張っているところがあるのですが、これがビザ面接・米国市民サービスの入口。
中に入ってみると先ほどの女性が「番号札はお持ちですか」と優しく声をかけられました。さっきとは明らかに明るくなっています。
続いて荷物検査。ここでは警備員がバックの中を開けて確認します。紙にくるまれた歯ブラシを見たときは、刃物を連想したのかちょっとびくっと来ていましたが、異常はありませんでした。
その間に私は金属探知機に入るように言われました。先ほど散々見られたのでもうならないはずです。実際なりませんでした。
荷物を受け取ると扉を開けることになりますがこの扉が結構重い!大使館も認めているらしく「重い」と張り紙がしてありました。
この空間の雰囲気を例えるなら、アメリカの映画館に入る感じですかね。少し暗い感じでした。


ディスプレイのイメージ。日本語・英語に切り替わり、直近に登録された番号は文字の色が赤・黒交互に変わる。
中に入るとまるでマックの旧内装のように青系の内装になっています。ついたての向こうを進むと米国市民サービスの窓口になります。
ビザ面接の私は何をしていいかわからず、あたりをうろちょろしていると日本人の方が「番号札はお持ちですか」と声をかけられました。持ってると答えた私は、前で待機しているように言われました。
前の方に行くといすが設置されていて、両サイドに2枚ずつMITSUBISHIの液晶とPANASONICのVIERAが設置されていました。三菱の方には番号札の番号が各窓口5つまで表示していました。窓口から向かって右側のvieraにはNHK教育が流され、左側は非稼働でした。

まずは窓口で指紋を撮ります。係員の方は外国人の女性の方でしたが、英語・日本語のほか身振り手振りを交えてわかりやすく指示してくれます。機械の方にも採取する指が表示されますので、それにしたがって指を置きます。結構強く押すのがコツのようで、完了すると「ピ」と機械音がします。
指紋を全部取ったらまたいすに座って待っていると、今度はビザ面接の窓口に呼ばれます。これも液晶ディスプレイに番号が表示されます。しかし、いちいち番号をアナウンスしたり係員が言ってくれるわけではないので注意が必要です。気づいたら番号が表示されていた、なんてこともあるかもしれません。
指示された窓口へ向かうと、面接官を待たせてしまったのかiphoneをいじくっていました。そして本人確認を一通りしたら質問を受けます。外人の方でしたが最初から最後まで日本語で行いました。
質問と答えは次の通りです。
「なぜアメリカのビザが必要なのですか?」→「語学留学をするから」
「(ワークの人を指さして)この人はもうアメリカに行きましたか?」→「はい」
「(ワークの人)はどこの会社で働いていますか?」→「(会社名)」


質問はたった3問だけ。パソコンに回答を打ち込み、そして面接官が「許可されました」と一枚の紙を投げるように渡したら面接は終了です。あとはさっさと部屋を出て、先ほどの警備員建屋で預けてあった電子機器を受け取ったら今回のアメリカ大使館ビザ申請はおしまいです。あとはビザが届くまで気長に待ちましょう。
そういえば面接中に経営責任とか破産とか言っている人を見かけました。よっぽど難しいことなのか、日本人の通訳の方もいましたね。

これからビザ面接をする方のアドバイスと言っては何ですが、何も近くの市役所で何かの手続きをしに行くような感覚で行けばいいと思いますよ。特段の事情がないなら気構えることなく気楽にいけばいいです。向こうも英語ができないことをよく理解して、日本語でなんとかしようとしてきますから。

2011.03.16(水) 388 PV 150 IP - 位 / 1553332ブログ
2011.03.15(火) 335 PV 139 IP - 位 / 1552723ブログ

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