てるてるぼうず

好きな事、興味のある事を気まぐれに綴っています。明日も晴れますように。

早実、初優勝

2006年08月21日 | 野球(主として阪神)
第88回全国高校野球選手権大会は、西東京代表の早実の優勝で終わった。
実に37年ぶりだという、決勝の引き分け再試合。

昨日の決勝戦、すごくリアルタイムで観たかったのだけど、どうしても外せない用があり、しぶしぶ・・出かけた。
帰りは、早くても3時半過ぎの予定だったので、もう終わってるよね・・
と思いながら、車に乗っている間は、ラジオで経過を聞いていたんだけど。

3時半ごろだったか、帰るために車に乗ったら、なんと、延長戦になっていた。
「はよ帰る!」一目散、という言葉がぴったりなぐらい、気持ちが焦る。
おかげで、12回から15回までの熱戦を観ることができたのだけど。

あまりリアルタイムで試合を見ることの少なかった、今回の甲子園。
それでも、ダイジェストで観たりするたびに、年々そうだけど、打撃力のUPに驚かされていたけど。

決勝に残ったのは、大会屈指の投手2人がいる2校だった。
駒大苫小牧の投手田中くんのスライダーもすごいけど。
早稲田実の斉藤くんのキレのいいボール!
3連投で、しかも15回になっても、147キロの球速を出すんだもの。

今日の再試合、とにかく、初回からTVにかじりつく。
昨日、なかなか点が取れなかった早実が、今日は、1回に先制、2回にも1点、と順調に点を重ねる。
斉藤くんも、疲れてはいるんだろうけど、まったくそれを感じさせない投球が続く。

6回、駒苫にホームランが出て、1点差。
が、すぐに6回、7回と早実が得点を重ね、4対1に。

迎える9回。
なんとなく、早実の優勝かな?と思った瞬間に、駒苫に2ランホームランが出て、1点差に。

そうだった、これが高校野球。
9回裏2死でも、勝つ事をあきらめない選手達。

2死を取り、あと1つアウト取ったら終わり・・な場面で迎えるバッターが駒苫のエース田中くん。
なんて、お膳立ての好きな野球の神様がいるんだろう(笑)

ゲームセット・・・・
その瞬間、クールなエース斉藤くんが白い歯を見せて笑う。
バッターボックスを去る、田中くん。
あの表情はなんだろう?寂しげな、でも、精一杯やったという思い?

早実の校歌が流れ、終わってスタンドに向かって走り出す選手たち。
その時、斉藤くんが涙を見せた。
抑えてきた気持ちが溢れたかのような、その涙。

そして、準優勝の駒苫では、田中くんが号泣するキャプテンの背中をポンポンとなだめるようにたたいている。

特にどちらを応援しているわけでもなかった。
初優勝のかかった、早実にも頑張ってほしいし。
3連覇の偉業をかけた、駒苫にも、頑張ってほしいし。

なにより、あんな精一杯な力のかぎりを出し尽くしたような選手達の顔を見たら、すっかり、お母さんの気持ちになってしまって(笑)
「よくやったね・・」って全員を抱きしめてあげたいような。


子供のころから、学生だったころから、大人になってからも。
お盆が終わって、甲子園での高校野球の決勝が終わると、もう自分のなかでは、「夏の終わり」だった。
どんなに、蝉がうるさく鳴いていても。
どんなに、照りつける日差しが痛くても。

今年も、夏の終わりが近づいている。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阪神金本選手、連続フルイニ... | トップ | 今週の科学捜査班(8月19日) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

野球(主として阪神)」カテゴリの最新記事