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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

兵隊。

2011年04月01日 14時47分36秒 | 意識論関連
 軍隊というものは、兵隊に絶対服従をさせるために自律的判断を行うことから意識を逸らせるために過剰な訓練を行うのである。

 ヒトという種の生物を、どんなに鍛えたところで、所詮は鉄砲弾一発で役立たずになることに変わりはなく。戦術的には鍛練の効果はほとんど全くない。

 上官からの命令に服従させ続けることによって、服従することに「馴らし。」自律的に考えて行動することを不具にすることが、訓練の厳しさの本当の理由である。

 これは安物の仏教の修業とも共通するものであり。その最も先鋭化したものが瞑想とか座禅であろう。

 訓練を行っている上官自身も、実際にはその上官からの命令に従うようにシツケられているため。一種の「虐待の連鎖。」のように部下にも強制する。その行動には一切疑いを抱く意識などほとんど存在しない。

 福島原発のレスキュー隊長のように、部下の心配で精神的に病んでしまうということは、実は珍しいことではない。乃木希典大将の自害も、同じ「責任。」感からの行動である。

 こうした感覚的な「責任。」への「悩み。」とは、実際にはサバイバーズギルドと同じで、ある種の錯覚であり、アプリオリな観念である。本当は当人に道義的責任など存在しない。隊長であっても、所詮は「上。」からの命令に従っているだけであり、本当の責任とは、現場の隊長にあるのではない。

 では、福島原発の責任とはどこにあるのか。それは原子力政策に対する国民の無関心と、それに乗じて原発運営にたかった利権者達の方にある。

 だから隊長も含めて被害者なのである。


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