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スタートレック・コミュニティ

スタートレックを楽しむ人たちのブログです

#80ボーダーランド

2006-06-01 11:08:16 | ENT
でましたデータ。
存在感がピカイチですね。
とても面白いエピソードでした。
ズゥインディ編の暗雲を一蹴した
なかなかの滑り出しではないでしょうか。

スタトレ時代考証には、ちょっと疎いのですが、
このスン博士は、
データを作った博士と同一人物ですか?
とすれば、データを作るころには何百歳にもなりますね。
遺伝子操作で長生きするのかなあ。
そういえば、そんな台詞があったような…

オリオン・シンジケートも久々の登場ですね。
アニメ映画のシュレックみたいな
緑色皮膚の異星人も奴隷市場では、
不思議と自然な感じがしました。
セリの場面は、エキストラを随分使って、
手間暇かけて撮影されてましたね。

優性戦争に関しては、
スタートレックの歴史として
時々台詞の中にはでてきますが、
具体的には描かれたことは余りなかったと思います。
スン博士が関わってたというのは、
今回初めて提示された流れでしょうか…

優性人類というとカーン(TOS、ST2)がまず浮かびます。
でも、カーンが登場するのは、
まだ100年以上も先ですよね。
う~ん、なんだか訳が分からなくなってきました。
これから分かってくるのかな。
楽しみです。

また、この時代は、クリンゴンとも仲良くないはずです。
船を奪われたクリンゴンが黙っているとは思えません。
スン博士グループに、オリオン、クリンゴン…
エンタープライズはまたもや四面楚歌ですね。

今回は、余計なことを考えることなく、
ストーリーの流れを楽しむことができました。
この感覚、久々だったなあ…


#79ヒーローたちの帰還

2006-05-28 17:26:14 | ENT
大きなテーマが終わったあとの
息継ぎエピソードですね。

トゥポルとトリップの恋愛に関しては
映画「卒業」(古い!)のようなエンディングを
想像していました。
最後の最後に奪い取る、みたいな…
それだけに、結婚式のシーンでエンドテーマが
流れたときは、「これで終わりかよ!」と
思わず声をだしてしまいました。
悲しいなあ…トリップ。

印象的だったのは、
アーチャー船長の苦悩を描こうとしていた点です。
デルフィック領域での自らの行動を
「あんなことしてきた船長はいない」と卑下しつつも、
バルカンの大使に対しては
正当な行動だったと声を荒げる。

前にも書きましたが、
僕自身は、スタートレックに
このような「究極の選択」を求めていません。
その種のドラマなら、
他にも優れたものはたくさんあります。
スタトレはそうしたドラマと
ジャンルが違うと思っています。

最後にバルカン大使が
「船長のとった行動は道義的には問題があるが、
正当なものだった」というようなことを言いましたが、
全く言い訳になってませんね。
この「道義的」の部分が、
スタートレックの「肝(きも)」だったように思えるからです。

たとえば、困難な状況にぶつかったとき、
「艦隊の誓い」とか「生命の尊厳」
のような理想をいかに守るかで苦悩して、
壁を何とか突破してきたのが
スタートレックの良さだったと考えるのです。
トレッキーが世界中にたくさんいるというのは、
そうしたことに意義をみいだす人たちが
(もちろんそうではない人もいると思いますが)
かなりの数いるのだということが
うれしいことでした。

もちろん現実はそんなに甘くないと思います。
特に、戦争、敵との戦いの中で、
理想なんてことは追い求められないはずです。
ただ、スタートレックはドラマです。
制作者の夢や理想を表現できる舞台を
勝手に用意しても許されます。
その点、第3シーズンは
制作者の夢や熱意が感じられなかったなあ…と残念です。
艦隊創設前の「野蛮な」時代だったということを
大きく割り引いたとしてもです。

ENTは今後どうなるか分かりませんが、
新しい映画、テレビシリーズでは、
ぜひ初期の「探検精神」を取り戻してほしいものです

#78時間冷戦パート2

2006-05-21 23:41:35 | ENT
そこそこに面白かったけど、
何かが足りない、そんな1話でした。
厳しすぎますか?
見ていて余りハラハラしませんでした。
物語を消化するのに時間が必要になりました。
期待が大きい分、ちょっと辛口になってしまいます。

歴史を勝手に書き換えるという
タイムトラベルものは、
危機感を増大させるというドラマの手法としては
有効かもしれません。
しかし、決着のつけ方はとてつもなく難しいと思います。
時間を遡って歴史を変えるのであれば、
1つの時代だけでなく、
多発的にいろんな時代に部隊を送り込むはずだからです。
「いつ、誰が勝ったのか」という
肝心なことが分かりづらいからです。

今回は第二次世界大戦中の地球ですが、
もし、自分が時間冷戦を仕掛けるなら
クリンゴンやバルカン、ロミュラン、
連邦を構成する主要な種族の
ポイントとなる時代を同時に攻撃します。
それが考え方として当然なのでは、と思います。

アーチャー船長は悪くなかったし、
ENTのクルーもきちんと機能してました。
地球の協力者たちも魅力的なキャラでした。
筋書きも悪くない。
でも、例えば、別の部隊がクリンゴンのカーレスを
暗殺するために動いているかもしれないと考えたら、
今回のENTの勝利だけで、
「勝った」ということにはならないと思います。
せっかく勝利したのに、
「終った」という爽快感が得られませんでした。

「これで本当に勝ったのか?」
釈然としない、理解しきれない…
もやもやとした感じが残りました。

これまでTOS、TNG、DS9、VGRと
状況こそ違え、根底には「探検」「冒険」の精神が流れていました。
同じ路線でドラマは作れないという
テレビドラマ的な理由はあるにせよ、
最も時代が古く、テクノロジーも遅れているはずのENTに
シリーズで最も先進的で難解なテーマを与えてしまって
消化不良に陥っている感じです。

トレッキーの目が肥えてきたから、
通常のスタトレパターンのお話では、
評価が得られなくなってきているのかもしれません。
いろんな新しい要素を盛り込もうとして、
さまざまなデッドロックに乗り上げているのかも…

本当にENTは初めから
かなり難しいテーマに野心的に取り組んでいますよね。
ENTが冒険しないで、
制作スタッフが冒険しちゃってるのかもしれません。

こんなことを考える視聴者がいるから、
スタッフが余計なことを詰め込んで作っちゃうんですね。
この後編に関しては、、
面白かったのは間違いありません。
最初にも書きましたが、
ちょっとした落胆は期待の裏返しです。


#77 時間冷戦パート1

2006-05-07 19:02:22 | ENT
いよいよ始まりました。
何だかんだ言っても、
やっぱりスタートレックです。
見ずにはいられません。

本国ではすでに放送終了ですが、
まったく予備知識なく見てますので、
気持ち的にはリアルタイムです。

アーチャー船長、トゥポル、トリップ
懐かしかったです。
ホシも回復してました。
ポートスはちょっと元気なかったけど
相変わらず「いい味」だしてます。

<以下ネタバレです>
ドイツがアメリカ侵攻とは、
随分大胆な展開ですね。
WWⅡでアメリカと正面切って戦っていたのは
日本だったはず…
異星人と組んだのを、日本にしなかったのは、
スタトレファンの多い日本への配慮でしょうか?

W.チャーチルの演説が流れてましたが、
英国が無事で、
どうしてアメリカに侵攻できたのか、
と疑問をちょっと感じました。

でも、全体としては満足のいく内容でした。
レジスタンスの雰囲気が
アル・カポネ時代のギャングっぽいし、
ビリー・ホリディの歌がかかったり、
細かい部分に遊びがあって、
いい感じの滑り出しだと思います。

人気のあるタイムスリップもので
第4シーズンに踏み出したのは、
何とか人気を回復したいという願望の
現れだと思います。
その意図は今回に関しては
かなりハマっていたと感じました。

ダニエルスが「もう戻らない」と言っていましたが、
絶対にそんなことはないはずです。
どのように敵をやっつけて、
どのように元の時代に戻るのか…
謎がいっぱい提示されたので、
これからが本当に楽しみです。

登場人物がまともな動きをすれば、
ENTもやっぱりスタトレらしいです。
この感じで進んでほしいなあ、
(もう実際の放送は終わってますが)
そう願うのみです。

#76最終決戦

2005-11-03 21:07:03 | ENT
波乱に満ちた第3シーズンも
ついに(やっと?)終了しました。
長かったですね。

シーズン終盤になって、
やっとスタトレらしいジェットコースター的な
ダイナミックなストーリー展開がみられました。
いろいろあった第3シーズンですが、
次のシーズンへのかすかな希望を感じさせました。

第3シーズン途中まで唯一の理解者だった
アンドリア人が最後の救世主だったとは…
画面に登場した瞬間、
「でた~、無人くん」と口走ってしまいました。
かなり子供っぽいキャラですが、
個人的には好きです。

日本人ということで
ちょっと応援していたホシも最後は
かなり重要な役回りを与えられてましたね。

余り強調されていませんでしたが、
制限時間が厳しい中での球体破壊で、
もっとも活躍したのは
操縦士のメイウエザーではなかったかと思います。

そういう意味では、
マイナーキャラが最後はきちんとした役割を
与えられたことにも、スタトレらしさを感じました。

トゥポルが60歳を超えていたのは
ちょっとしたシャレですよね。
シーズン後半では、
ほとんどバルカン人らしくなかったですが、
壊れ方も許容範囲内だったように思います。

アーチャー船長は最後の最後に
自分を犠牲にして、
クルーを守り、任務を成功させました。
未来を見せたダニエルスの誘いを
即刻拒絶したのは、
これまでの船長キャラに合致していて
自然に感じられました。

いろいろあっただけに、
今シーズンは、今までのスタトレとは違った意味で
「終ったなあ…」という感慨に浸っています。

それにしても、
ちょっと腹立つのはスーパーチャンネル。
第4シーズンを早く用意しろよ!
月の最初に最終話を放送するのも
かなり不親切です。
しばらくお休みするにしても
11月分はきっちり取られます。
(ちょっとセコイですが)

いずれにせよ
第4シーズンを早く見たいです。
それより何より
新シリーズ開始のニュースを
早く聞きたい気持ちです。