「一つのことを信じるな」
一つのこととはつまり、端的に言えば宗教ですが、
これが、究極の答えかも知れません。
自分自身今痛切に感じていることでもあり、
釈迦の真理の言葉『ダンマパダ』
臨死体験を書いたアニータの手記、
それから『悪魔を出し抜け』という本も言っていましたね。
一神教のみならず一つの教義に凝り固まっている人は、
自己正当化力が強くなる傾向にあります。
自分が「正しい」とつよく信じ込んでしまうことによって、
相手を「間違っている」と思い込むきらいがあるのです。
外から見ると、一つの宗教を信仰している人には共通して「色」があります。
無宗教の人の多い日本はだから、「色がない」と言われるのかもしれません。
信者さんというのは外国人でも日本人でも何教であっても、
概して自己正当化が上手いです。
これも人にもよりますが、
一見慈悲深いのですがお腹の中で考えていることは実は違っていたりします。
表面の微笑みとは裏腹な心を持っていたりするのです。
なぜそうなってしまうのかは、言わずもがなですよね。
「一つのことを信じるな」は本を読んで得心したのですが、
個人的に過去の数々の出逢いからも学びました。
何度も疑問を突き付けられ、悩まされたから気づいたことです。
自分が正しい、あなたは間違っている、という時点で成長は止まります。
自分は間違っているかもしれない、相手の言っていることが正しいかも知れないと
疑うことが成長につながるからです。
これまで通説として「信仰は自由」と言われるので自分もそう言ってきましたが、
今は疑問を呈したくなりました。
否定ではないですが、疑問です。
信仰によって、たとえばキリスト教では、
「聖書に書いてあることは正しい」
などと主張し続けた結果、思考が凝り固まってしまっている人がいます。
解釈がねじれていることもあります。
本当に土地は誰かのものですか?
ご自身の信じるものをいきなり否定することが難しいのは百も承知ですが、
それならせめて、これもそれも正しいというふうにはなりませんか?
毎日お祈りしているなら、自分の耳で聞いてみて欲しいのです。
聖書の言葉に依りかかるだけではなく、瞑想や祈りで対話を深めて欲しいのです。
宗教による分断、敵対を溶かすことが、
世界を平和にする最善の道であることは誰にでもわかるはずです。
💓今日も、最後までお読みいただきありがとうございました💓
冨田勲「青い地球は誰のもの 2020」歌:カノン Isao Tomita 「Whose blue earth is it ? 2020」