プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

湿度の問題4 表を使うさらに続き

2018年11月06日 | 理科
しつこく前回・前々回からの続きの問題です。前回→湿度の問題3表を使う続き

今回は残りの(7)(8)です。まずはもう一度問題文を‥


問題2 飽和水蒸気量の表を使って下の問いに答えなさい。(%と℃は整数で、gは小数第1位で答えなさい)

 (7) 気温25℃、露点16℃の空気1㎥を9℃まで冷やしたら何gの水滴が生じるか。


  もう露点、飽和水蒸気量という言葉に慣れてきたでしょうか?
  空気を冷やすと、空気中に含むことのできる水蒸気の量は減るのでしたね。
  そうして含みきれなくなった水蒸気が水として出てきてしまう温度が露点でしたね!

  というわけでこの問題は、

   今空気中に含まれている水蒸気量 − 9℃の飽和水蒸気量
  で計算できますね!

  では今の水蒸気量は‥設問には書いてありませんが
  露点は16℃だそうです。
  ということで16℃の飽和水蒸気量が今の空気の水蒸気量になるのですね。
  早速表で探しましょう。16℃の飽和水蒸気量は‥
  
  ここですね、13.6gです。
  次に9℃の飽和水蒸気量を探しましょう‥
  
  ありました、8.8gです。
  というわけで
    13.6 − 8.8 =4.8             4. 8g


次、ラスト問題です!


 (8) 気温が29℃の空気1㎥を1℃まで冷やしたら2.0gの水滴が生じた。
 冷やす前の空気の湿度を求めよ。


  久しぶりに湿度を求める問題です!
  湿度は
今の温度の飽和水蒸気量に対して、今の水蒸気量は何倍かということなので
  今の気温29℃の飽和水蒸気量と、今の水蒸気量があれば計算できますね!

  29℃の飽和水蒸気量を表で探すと‥
  
  28.8gですね!

  この空気を1℃まで冷やしたら2.0gの水滴が生じた、とありますが、これは
  1℃の飽和水蒸気量より2.0g多い水蒸気が空気中にあった、ということですね。
  表で1℃の飽和水蒸気量を探しましょう‥
  
  5.2gです。
  ということで、29℃のときに空気中に含まれていた水蒸気量は
     5.2 + 2.0 = 7.2g
  飽和水蒸気量が28.8g、含まれていた水蒸気量が7.2gですので、湿度は
     7.2 ÷ 28.8 = 0.25              25% 



どうでしたか?
表を使った計算問題でしたが、慣れたでしょうか。
たくさん問題をこなして、すらすら解けるように学習しましょう!

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