プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

湿度の問題3 表を使う続き

2018年11月02日 | 理科
 *11/6 タイトルを修正しました!

前回の問題の続きです。 前回→湿度の問題2 表を使う

今回は(5)からですが、
一応、問題文ももう一度‥

問題2 飽和水蒸気量の表を使って下の問いに答えなさい。(%と℃は整数で、gは小数第1位で答えなさい)

(5) 気温32℃で湿度80%のとき、1㎥の空気を5℃まで下げると何gの水滴ができるか。


 (4)③と同じ問題ですね!
 空気が冷えると空気中に含むことのできる水蒸気量、つまり飽和水蒸気量が減るので、
 いま空気中にある水蒸気量が多いと水滴になって出てきちゃうんですね。
 ということは、「今の水蒸気量」から「冷やしたときの5℃の飽和水蒸気量」を引けばいいわけです。

 まず、今の水蒸気量を計算しましょう。

 湿度が80%ということは、今の温度の飽和水蒸気量の0.8倍が今ある水蒸気量ということなので
 今の温度32℃の飽和水蒸気量を表で調べると‥
 
 ありました!33.8gですね!
 
 ということは、この量の0.8倍が今ある水蒸気量ですから
   33.8 × 0.8 =27.04
 今は27.04gの水蒸気があるということですね。

 では次に、冷やした温度5℃の飽和水蒸気量を探しましょう‥
 
 6.8gでした。

 5℃では6.8gまでしか空気中に水蒸気は含むことができないのですね。
 というわけで
   27.04 − 6.8 =20.24
 gは小数第1位で答えろとのことなので             20.2g

ばっちりですね!
続きいきます。




(6)湿度52%で露点が1℃の空気の気温は何℃か。

 気温を出す問題です。
 飽和水蒸気量の表があるので、設問の空気の飽和水蒸気量が計算できれば、表から探せますね!
 飽和水蒸気量の計算は‥
 湿度が52%とあるので、今の水蒸気量が分かれば計算できる‥
 じゃあ、今の水蒸気量は‥
 露点が書いてあるじゃありませんか!

 露点の飽和水蒸気量は今の気温の水蒸気量と同じでしたね!
 これで計算できる!

 早速表から1℃を探しましょう‥
 
 5.2gですね。
 これが設問の空気の水蒸気量になります。

 湿度は52%ですので、飽和水蒸気量の0.52倍が今の水蒸気量の5.2gになります。
 計算すると‥
   5.2 ÷ 0.52 =10
 飽和水蒸気量は10gと出ました!

 10g、10g‥
 
 ありました!11℃ですね!
 というわけで答えは                       11℃



なんだかややこしいですが
露点、水蒸気量、飽和水蒸気量‥という言葉にどんどん慣れるために
たくさん計算してみて下さい!


残り、(7)と(8)は次回に!

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