プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

湿度の問題2 表を使う

2018年11月01日 | 理科
 *色々抜けていた文章を修正しました!(2/27)

前回はネットの問題を使ってグラフの基本の問題を解きました。→ 湿度の問題1グラフを使う
今回は表を使った計算問題を解きましょう!

問題2 飽和水蒸気量の表を使って下の問いに答えなさい。(%と℃は整数で、gは小数第1位で答えなさい)


 設問を見る前に、しっかり表を確認しましょう!
 飽和水蒸気量は
空気1㎥中に含むことのできる水蒸気の量ですよ!
 なので0℃の空気1㎥中には4.8g、
 12℃の空気1㎥中には10.7gの水蒸気まで含むことができるのが表からわかりますね!


(1) 気温26℃の空気1㎥の中に11.7gの水蒸気が含まれている。
 ① 露点は何度か。


  露点とは、気温が下がったときに水滴が出てきちゃう温度のことでしたね。
  つまり、今の水蒸気量が飽和水蒸気量になっている気温を探せばよいですね!
  表から11.7gを探すと‥
  
  ありました!                         13℃


 ② 湿度は何%か。

  湿度を出すには「今の水蒸気量」と「今の気温の飽和水蒸気量」が必要でしたね。
  今の水蒸気量は11.7g、
  今の気温26℃の飽和水蒸気量を表から探すと‥
  
  ここですね!24.4gです。
  湿度は
飽和水蒸気量に対して今の水蒸気量が何倍にあたるか、なので
   11.7 ÷ 24.4 =0.4795‥→47.95‥%
  %は整数で答えろ、とのことなので                 48% 

  なかなか順調ですね!でもまだまだ問題は続きます!



(2) 気温22℃で1㎥の空気中に含まれている水蒸気量が12.0gのときの湿度を求めよ。

 湿度を求めるのですから、(1)②と同じですね!
 今の気温22℃の飽和水蒸気量を表から探すと‥

 19.4gですね!
   12.0 ÷ 19.4 =0.6185‥→61.85‥%            62% 

次にいきましょう!



(3) 気温24℃で露点が6℃のときの湿度を求めなさい。

 またまた湿度ですね!
 お馴染みとなった、今の水蒸気量と、今の気温の飽和水蒸気量から出しましょう!
 今の気温24℃の飽和水蒸気量は表から探して‥

 21.8gです。
 では今の水蒸気量は?
 露点が6℃なので、6℃の飽和水蒸気量が今の水蒸気量と同じになりますね!
 何gかな‥
 
 7.3gでした。
   7.3 ÷ 21.8 =0.3348‥→33.48‥%              33% 

どんどんいきます!



(4) 気温30℃で湿度24%の空気1㎥がある。
 ① 含まれている水蒸気は何gか。


  飽和水蒸気量に対して今の水蒸気量が何倍にあたるかですので
  湿度が24%ということは、

  この気温の飽和水蒸気量の24%、0.24倍が今の水蒸気量ということですね!
  飽和水蒸気量は‥
  
  30.4gですね!
    30.4 × 0.24 =7.296
  gは小数第1位で答えろとのことなので                    7.3g


 ② 露点は何度か。

  ①で今の水蒸気量が出たので、この量と同じ飽和水蒸気量を表から探せばOKですね!
  どれどれ‥7.3gの気温は‥
  
  ありました!6℃ですな。                            6℃


  ③ この空気を2℃まで冷やすと何gの水滴が生じるか。

  <今の水蒸気量と、2℃のときの飽和水蒸気量との差が、出てきちゃう水滴の量ですね!
  2℃の飽和水蒸気量は‥
  
  5.6gです! 今の水蒸気量は①から7.3gですので
    7.3 − 5.6 =1.7                              1.7g

  
 
 ①ができないと全部できないという恐ろしい問題でしたね!
 しかし、このタイプの問題は、この順番で解けば解けるよ!という親切な問題でもあるのですね。
 それは(5)で出てきますが、続きは次回!



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