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sou16の物理学的な週末 ~sou16's Physical Weekends.

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沼津ドライブ

2024年07月20日 | 旅行


先週は豪雨の白馬鑓ヶ岳で修行していたので、
今日は釣り合いを取る為に沿岸部でのんびりします。
という訳で、沼津にやって来ました。


お目当ては沼津港深海水族館です。
駿河湾深海生物館(2023/7/2)で深海生物に興味を持ったので、
生体も見たいと思って来てみました。


残念ながらニモンヤモリザメはいませんでしたが、
ナヌカザメとイヌザメならいました。
深海魚なのがナヌカザメです。


運良く捕獲されればメンダコも展示されるそうですが、
最長記録でも52日間しか生存させられなかったというくらい
極めて飼育の難しい生物の為、
ドンピシャのタイミングで来館しない限り拝めません。
今日もいませんでした。


しかし、沼津港深海水族館の目玉と言えばやはりこれです!
世界でもここにしかない冷凍シーラカンスです。
とにかく大きい。
昭和56年から平成4年に掛けて
日本の調査隊がコモロ諸島沖で捕獲した個体だそうで、
規制が強化された今ではもう入手出来ないとか。
実際に見てみると文字通り鎧のように頑丈そうな鱗です。


脊椎の代わりに柔らかい脊柱しか無く、
頑丈な鱗で身体を支えていたそうです。
外骨格みたいなものでしょうか?


ちなみに、この巨体ながら脳味噌はたった5gほどしかありません。
脳はとにかくエネルギーを消費するので
餌の乏しい深海ではそんな贅沢な器官は持てないのでしょうね。


想像以上に大盛況だった沼津港深海水族館。
お土産のラインナップも豊富でした。
深海生物ってこんなに人気だったんだな…


水族館で沢山お魚を見た後は勿論海鮮を食べます。
やっぱり沼津に来たならアジを食べないと。


後は当然駿河湾を眺めようと千本浜へ。
海側は晴れているけど、富士山は完全に雲の中だな…
ここ最近の山ばかり悪天候の山屋泣かせの天気は何なのか。


その一方で浜だとのんびり過ごすには暑過ぎるので、
涼を求めて富士山本宮浅間大社に来てみました。
富士山の湧水があると涼しいですね。


湧水で汗は引きましたが、
喉の渇きは治まらないので茶畑隣接のお茶屋へ。
薩埵峠の手前にもこんなお店があったんですね。
とろみを感じさせる冠茶で美味しかったです。


またしても夕立の雷雲が近付いている情報があったので、
この後は早めに切り上げて松田へと帰りました。
やはり静岡県は気力体力の回復に良い。


留萌リベンジ旅行 第4日目(書きかけ)

2024年07月07日 | 旅行


朱鞠内湖畔での目覚め。
日本最大の人造湖とあって巨大です。


ただ、巨大なダム湖に反して
この朱鞠内湖を作った雨竜第一ダムは意外な程小さいです。
堤高で言っても日本第50位タイの八ッ場ダム(2017/6/3)
4割にも満たない45.5mしかありません。
ある意味非常にコスパの良いダムです。


駐車場には古い案内看板が立っていました。
まだJR深名線が残っているな…


朱鞠内湖の北西にあった白樺駅と蕗の台駅は周囲に人工物が一切無く、
駅が出来るまでは字すら無かったという程の土地。
その為、今や跡地にアクセスすることすら儘ならないという
秘境駅中の秘境駅です。

 

To be continued.


留萌リベンジ旅行 第3日目(書きかけ)

2024年07月06日 | 旅行


6:50、起床。
ベタ凪だった昨日から一転、強風・波浪注意報が発令されています。
正直、気が気ではありません。
船が欠航でもしたら天売島に幽閉、
下手をすると明日の飛行機に間に合わない可能性すらあるのです。
果たして…


助かった!
高速船は全滅ですが、朝のフェリーが運航してくれました。
首の皮一枚で繋がった…


安心したところで、最後の1時間で可能な限り心残りを潰します。
港のレンタカー屋で車を借りて天売島一周へ。


夕方以降の暗い時間帯だけかと思いきや、
朝でもウミネコが車道を占拠していますね。


轢いてしまわないよう追い払いながら進みます。
1時間しか無いから時間稼ぎしないで欲しい。


半日振りの赤岩展望台。
昨夜の賑わいっぷりが嘘のように静かです。
ウトウ達は今頃洋上で漁をしていることでしょう。


ちなみに、展望台の名前になっている赤岩とは
海面から屹立するこの岩です。
あまり赤くないような気がしますが。


お次は海鳥観察舎へ。
断崖に立つログハウス風の建物です。
ここで宿泊してみたいな…


天売島北岸の断崖に営巣する海鳥を観察することが出来ます。
数百mの距離があるので肉眼ではまず見えませんが。


ご安心あれ、観察舎には双眼鏡が備え付けられています。
それでも中々見付け難いですが。
あれは…ウミウ?
フェリーの船名の由来にもなっているオロロン鳥(ウミガラス)は
数が激減してしまっているそうで見付かりませんでした。


最後、観音岬展望台は雨が降ってきてしまったので
1枚だけ写真を撮って踵を返しました。


フェリーターミナルに戻ってきました。
甘エビとオロロン鳥を組み合わせたご当地キャラの
オロ坊ぬいぐるみが売っている…


10:25発羽幌沿海フェリーおろろん2に乗船。
脱出します。


辛くも就航した、ということは何を意味するかと言うと、
とにかく揺れまくるということです。
手を床に付かずに座ることすら難しい揺れっぷり。
着席式じゃなくて雑魚寝式で助かった…


どうにか本土に戻ってきました。
これで帰れなくなる心配はほぼ消えた…はずです。


昼食は古平産ムラサキウニのウニ丼。
本当は昨日から天売島・焼尻島でも
ウニ漁が始まるはずだったそうなのですが、
悪天候で水揚げが殆ど無く食べられませんでした。
それでも、ムラサキウニは美味しい!


さて、最大目的だった焼尻島と天売島のリベンジは終えた訳ですが、
アクセスの難しい北海道の僻地に
鉄オタ2人で来るというのはそうある機会ではないので、
ここからは非常にマニアックな鉄オタ旅に移りたいと思います。
無人地帯を突っ切る国道239号で霧立峠を越えて幌加内町へ。


幌加内町は蕎麦と極寒で知られた内陸の町。
しかし、鉄オタ的にはもう一つ重要な要素があります。


この一見何の変哲も無い小屋、
近寄って良く観察してみると…


駅名標が取り付けられています。
実はこの小屋、旧・JR深名線政和駅の駅舎の跡なのです。
鉄オタ的に重要な幌加内町の要素、それはJR深名線です。
深川駅から名寄駅までを、JR函館本線・宗谷本線の西で
並行するように走っていた路線で、
その大半が幌加内町内に含まれていました。

 

To be continued.


留萌リベンジ旅行 第2日目(書きかけ)

2024年07月05日 | 旅行


6:30、起床。
天気は良いですが、波の方は果たして…


去年の悪石島(2023/12/8-10)と同じく
今回もふるさと納税でフェリーの乗船引換券を入手してきているので、
これでフェリーが欠航したら
ただただ羽幌町へ寄付しただけになってしまいます。
…さあ、運命の就航可否決定の時間だ!


勝ったッ!
全便就航です!
いつだって最後に勝つのは執念の強い者だ!


8:30発羽幌沿海フェリーおろろん2に乗船。


似たような遠景の焼尻島(手前)と天売島(奥)が近付いてきました。
標高もほぼ同じ…に見えるのは遠近法の所為で、
奥にある天売島の方が標高は2倍あって険しい地形です。


焼尻島は標高はそんなに高くないですが島が丸ごと台地になっていて、
東側と北側の斜面の部分に民家が密集しています。
江戸時代に漂着を装って密入国した米国人ラナルド・マクドナルドは
焼尻島の南岸に上陸してしまった為、
台地の向こう側にある民家に気付かず
焼尻島は無人島だと判断して去っていったという逸話もあるとか。


9:30、焼尻港に到着。
まずは焼尻島にリベンジ成功です!


焼尻島は一周12kmの小さな島。
自転車で丁度良いくらいのサイズ感なので、
自転車を借りて回ることにします。


台形をしている島なので、
一度頑張って台地の上に上がってしまえば後は比較的楽です。
まあ、島の銀チャリで上がるまでがそれなりに大変ですが。


北海道道255号は戦時中に焼尻島に駐屯していた工兵隊が
崖を切り崩して通したことから
別名「工兵街道」とも呼ばれており、記念碑が立てられています。


工兵街道の先、海を越えた向こうには天売島の姿が。
ここから見ると確かにあちらの方が盛り上がっていますね。


高台にあるこのちょっと頑丈そうな建物は…


羽幌町役場焼尻支所でした。
kuniは興味津々です。

 

To be continued.


留萌リベンジ旅行 第1日目

2024年07月04日 | 旅行


おはようございます。
kuni(元・旭丘高)と共に新千歳空港にやって参りました。
とあることにリベンジをしたいと長年思いを募らせ続け、
遂にその機会が巡ってきたのです。


レンタカーを借りて国道234号で北に向かいます。
実は今日は有休を取っていないので、
道の駅あびらD51ステーションでリモートワーク…


無事にリモートワークを終えたら岩見沢ICから道央自動車道に乗り、
更に北へと向かいます。
砂川SAって稚内までまだ250km、
最北の料金所である士別剣淵ICから見ても100km近くあるのに
もう日本最北のSAなのか…


深川JCTで深川留萌自動車道に移り、
懐かしの留萌にやって来ました。
まさかの3回目の来訪です。
1回目(2015/9/13)はJR留萌本線がまだ増毛まで全線現役だった頃、
2回目(2020/11/3)は増毛-留萌間が廃止された後、
そして今回は留萌-石狩沼田が去年廃止されて
最早JR留萌本線が留萌市にかすりもしなくなった後です。
なお、最後に残った石狩沼田-深川も令和7年度末の廃止が決定しています。


ここからは国道239号で北上していきます。
JR留萌本線より遥か前の昭和62年に廃止された国鉄羽幌線の経路です。
そして、4年前(2020/11/3)に走ったのと同じ道ですね。


あの時と同じ道の駅で記念切符を回収していきます。
しかし、リベンジしたいというのは記念切符のことではありません。


今日は羽幌で宿泊。
道北の地理に詳しい人ならピンと来たのではないでしょうか。
そうです、4年前(2020/11/4-5)は悪天候に阻まれて涙を呑んだ北の小島、
焼尻島・天売島への再挑戦が今回の目標です!