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sou16の物理学的な週末 ~sou16's Physical Weekends.

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北東北旅行 第3日目(書きかけ)

2024年06月10日 | 旅行


6:36、起床。
昨日天気予報を見た時には午前の降水確率が80%もあったので
今日の屋外の観光は半ば諦めていたのですが、
何か普通に晴れました。
20%を引き当てた。
朝風呂を浴びてから早めに出発します。


折角の好天なのでJR五能線の撮り鉄をもう一枚。
青森-秋田県境の大間越海岸です。
すぐ近くにある有名撮影地の第二小入川橋梁と迷いましたが、
JR五能線らしい岩海岸を収めたくてこちらにしました。


秋田県に戻って来ました。
道の駅の記念切符回収をしながら南下します。
写真は道の駅みねはまにあったCCS建設反対
…ではなく、誘致の看板。
二酸化炭素貯留設備って忌避施設かと思っていたけど、
三種町は寧ろ誘致しているのか。


道の駅ことおかを経由して再び大潟村にやって来ました。
一昨日は時間が無くて入手出来なかった
大潟富士と経緯度交会点の証明書を貰いに行きます。


道の駅おおがた(写真左)と大潟村干拓博物館(同右)。
補助金の流れを感じる巨大な箱物です。
右の博物館の方で証明書が貰えます。


これが証明書。
A4サイズとかだと持ち帰りも保管も面倒臭いなぁ…
と心配していましたが、便利な名刺サイズでした。
ちなみに、裏面には大潟富士の隠された姿が載っています。
気になる方は登頂して証明書を入手してみて下さい。


ついでに大潟村干拓博物館を見学してみます。
170km^2にも及ぶ広大な土地を如何にして生み出したのか、
その奮闘の歴史が綴られています。


と言いつつ、干拓後数年の泥濘に対する悪戦苦闘を除けば
割とすんなり工事が進んだような印象を受ける展示です。


大潟村は大型機械を導入した新しい農業を代表する
モデル農村としての立ち位置を任された為、
如何に開拓や入植が大変だったかという苦労話よりは
どちらかと言うと輝かしき成果に焦点が当てられています。
実際、全国平均の10倍近い1戸あたり15haという
広大な農地を割り当てられた大潟村の農家は競争力が高く、
令和3年の市町村別平均所得に於いて
何と県庁所在地の秋田市を抑えて秋田県トップの座に就いています。


大潟村の住宅街を見ても立派な邸宅が多く、
所得水準の高さが窺えます。
お金持ちの村系統の中では移住ハードルが低いので、
脱サラしたい皆様は如何でしょうか。
大潟村干拓博物館の受付の人は名古屋市から移住していました。

 

To be continued.


北東北旅行 第2日目(書きかけ)

2024年06月09日 | 旅行


6:36、起床。
今日も今日とてドライブです。
今日は津軽をドライブします。


まずは道の駅ひろさき サンフェスタいしかわへ。
凄く既視感のある看板。
某電器屋しか思い浮かばない。


弘前市街に来て何処へ寄ろうか迷いましたが、
弘前城は6年前(2018/7/31)に来ているので
その隣の藤田記念庭園の中にある大正浪漫喫茶室へ。


弘前と言えば林檎を抜きには語れません。
何せ、日本国内の林檎の4分の1を弘前市で生産しているのですから。
という訳で、アップルパイを頂きます。
紅玉を使っているのはどれかと尋ねたら、
「紅玉を使っていて一番酸味がしっかりしているのはこれですよ」
とお薦めしてもらったタムラファームのアップルパイ。
流石は津軽人、林檎の本質が酸味であると分かってらっしゃる。
その言葉通り酸味でしっかりと輪郭が描かれていて美味です。
これこそ林檎!


アップルパイだけ食べたら早々に弘前市街を離れます。
あの中央弘前駅が微妙に改修されている…


今回はレンタカーで機動力が高いので
白神山地にもアプローチを掛けてみます。
でも、峠から先は長期通行止めなのか…


少しでも白神山地を感じようと
乳穂ヶ滝にやって来ました。
冬季には凍結し、その氷柱の形で豊凶を占うそうです。


自然と身が引き締まる原生林の澄んだ空気。
…熊が出そうでちょっと怖い。

 

To be continued.


北東北旅行 第1日目

2024年06月08日 | 旅行

これまで、旅行先がランダムに決定する旅行商品として
JALのどこかにマイルを2回(2022/6/10-12、2022/11/3-6)
申し込んだことがありますが、
実は同様の商品がJR東日本にもあります。
それが「どこかにビューーン!」。
JR東日本の新幹線駅の中から4つの候補地が提示され、
JREポイントを使って申し込むとその中から行き先が決まるという、
まんまどこかにマイルの新幹線版です。
長距離通勤になった所為でJREポイントが貯まりまくったので、
試しに申し込んでみました。
提示された候補地はかみのやま温泉駅、新潟駅、秋田駅、二戸駅。
そして、最終的に選ばれた目的地は…


秋田駅でした。
内心、秋田駅は一番確率が低いのではないかと思っていたんですよ。
と言うのも、秋田駅はどこかにビューーン!で選ばれる中で
一番ポイント単価が高くなるお得な行き先だからなんですね
(通常は東京-秋田で18,020円、東京-新青森の17,670円より高い)。
となればどこかにビューーン!の利用者は狙いたがるはずで、
必然競争率も高くなって選ばれ難くなるのでは…
と考えていた訳です。


しかし、秋田市は東北の県庁所在地の中で
東京からの旅客輸送に於ける新幹線のシェアが最も低い市で、
秋田新幹線は利用者数が最も少ない新幹線の一つなので、
それを鑑みると空席を埋める為に秋田というのも妥当です。
まあ、そういう複雑なアルゴリズムは組まずに
単純に同様の確からしさで選んでいるだけかも知れませんが。


何だか秋田を嫌がっているような書き出しになってしまいましたが、
田舎大好き北国大好きの僕にとって秋田県は大好物です。
鉄道は既に乗り潰しているので、
今回はレンタカーを借りて巡ります。


明日以降の天気が微妙そうなので、
今日の晴天を最大限活かすべく寒風山へ。
男鹿半島の入口に鎮座する火山です。


寒風山からは八郎潟が見渡せます。
嘗ては琵琶湖に次いで日本第2位の大きさがあったものの、
昭和30年代に食糧増産と農家の次男三男の就職先確保を目的に
その大半が干拓された湖です。


そして、干拓によって生まれたのが大潟村。
日本で最後に、ゼロから陸地を造成して誕生した自治体です
(江戸時代まで遡ると愛知県の飛島村なども当てはまる)。


車が無いとアクセスすら儘ならない大潟村。
走ってみます。
干拓地とあって真っ直ぐで真っ平らな道路ばかりですね。


そんな中で貴重な起伏となっているのが大潟富士。
平成7年に築かれた人工山で、日本一の低さを売りにしています。


その標高は驚愕の0m。
盛り上がっているのに何故0m?と思うかも知れませんが、
干拓地故に周囲の土地が海抜ゼロメートル地帯なので
標高0mでもこのように山の体を成すことが出来るのです。
ちなみに、比高は富士山の1/1,000である3,776mmです。


あっと言う間に登頂。
登頂タイムは3″65でした。
周囲が真っ平らなのもあって標高0mでも眺めは割と良いです。


大潟富士は登頂記念証明書も発行してもらえるみたいですね。
剱岳(2020/9/20-21)ですらそんなの無かったのに…


そして、こちらはノーマークだったのですが
こんなオブジェもありました。
これが何を示しているものか分かりますか?


正解は北緯40°東経140°の地点。
経緯度交会点標示塔と名付けられています。
実は日本の国土の中で緯度も経度も10°の倍数になる地点はここだけ。
惜しいのは北緯30°東経130°の地点ですが、
これは口之島の東北東6.5kmの海上です。


が、実を言うと現在の定義では
北緯40°東経140°の地点はこのオブジェから約430m離れています。
これは北極点が動いたとかそういう話ではなく、
日本は平成14年まで日本測地系という基準で
緯度と経度を測定していたのですが、
これが現在は世界標準に合わせて世界測地系を用いているからです。


こちらも到達記念証を発行しているようです。
これで喜ぶのは地理オタクだけでは?という気もしますが。


記念証を貰うのは後にして、
今日は一先ず内陸部へと向かいます。


道の駅かみこあに。
8年振り(2016/10/10)の上小阿仁村です。
記念切符の回収だけしに寄りました。


道の駅ふたつい きみまちの里も。
小腹が空いたので魚屋さんの新じゃがいも揚げを買ってみました。
黒胡麻のアクセントが利いた甘辛めの衣と
新じゃがいもの相性が良くて美味しい。


国道7号を走っていてもあまり実感は湧かないのですが、
この辺りは米代川が蛇行していてそれなりに地形が険しいので
秋田自動車道最後の未開通区間になっています。


で、その秋田自動車道にほんのちょっとだけ乗ってみます。
この区間は路面に緑色の線が引かれていることで有名。
この線が何を指しているのか分かりますか?
正解は走行位置です。
対面通行区間は広く反対車線が見えている為に無意識に右へ寄り易く、
それ故に中央線のワイヤーロープへの接触事故が多発しています。
その為、走行位置の目安を示すこの緑線が引かれたのだとか。
ただ、右ハンドルの車の運転手の真下に来るように引かれているので
左ハンドル車だと却って中央に寄ってしまうので注意。


何はともあれ、大館能代空港にやって来ました。
もう帰るのかというとそういう訳ではなくて…


空港併設、というか空港に内包されている道の駅大館能代空港です。
空港に入っている道の駅はこことのと里山空港(2023/6/11)だけ。
そして、ここはのと里山空港のものよりも更に存在感が薄いです。
そして、肝心の記念切符は何処に…?


2階の空港事務所へ行けと言われたので上がってみましたが、
一般人が立ち入っても良さそうな場所には見えません。
こんなところに入って怒られないのか…?


本当にこんなところで記念切符を売っていました。
日本一分かり難い記念切符売り場では。


さて、秋田県内陸部に来たからにはあれを食べたいところ。
そう、比内地鶏です!
という訳で、大館市で比内地鶏の親子丼を頂きます。
焼き鳥屋らしく炭火で炙られた弾力ある比内地鶏が
とろとろの卵で綴じられて最高です。


あと、秋田県内陸部と言えば秋田犬も外せません。
5年前(2019/8/22)は到着時間が遅くて閉館していた
秋田犬の里に行きます。


日本犬で唯一の大型犬である秋田犬の保護や宣伝を行う施設で、
様々な秋田犬情報やグッズに溢れています。


そして、本物の秋田犬を見ることが出来ます。
ただ、日本犬の例に漏れず秋田犬も飼い主に対する忠誠心が強い、
裏を返すと飼い主以外に対する風当たりが強いので
触れ合うことは出来ません。
保険会社の調査[1]によると日本での犬種別賠償責任事故発生率では
次点のバーニーズ・マウンテン・ドッグに1.8倍の大差を付けて
ワースト1位(発生率3.7%)となっており、
のほほんとした見た目の割には結構神経を使う犬種です。
「秋田犬カフェ」が無いのはそういう理由です。


何故か柴犬もいました。
日本犬唯一の小型犬柴犬と
日本犬唯一の大型犬秋田犬が並ぶと
遠近法が狂うほどのサイズ差に驚きます。
なお、柴犬も飼い主以外には気難しい性格なので触れません。


忠犬ハチ公として世界的にも有名になった秋田犬。
実に可愛いですが実際に飼うとなると難しそうですね。


余談ですが、秋田犬の里には出身地を貼るパネルがあったのですが、
知多半島民の主張が強くて笑いました。
あと、渥美半島が静岡県に飲み込まれているのに
渥美半島民は特に修正しないのか…
というか、愛知県に対する解像度が低過ぎでは。


ちなみに、秋田犬の里の屋外には忠犬ハチ公繋がりで
嘗て渋谷駅ハチ公前広場に静態保存されていた
青ガエルこと東急5000系が展示されています。
更に右奥の山には犬の文字が…
と思ったら大文字ですね。
大文字焼きも犬文字焼きになっていたら面白かったのに。


一人で延々運転を続けるのは少し寂しい気がしなくもないので、
秋田犬の里で秋田犬ぬいぐるみを買って
この旅行中助手席に座らせることにしました。
可愛い。


秋田犬に癒されたら秋田県道2号で東へ向かいます。
県道に沿って走っているのは長木川と謎の線路。
JR奥羽本線が走っているのは北の国道7号沿いで、
JR花輪線が走っているのは南の国道103号沿い。
では、秋田県道2号に沿っているこの線路は何物か?


小坂鉄道の廃線跡です。
嘗て小坂鉱山から大館駅までを結んでいた
貨物鉄道路線(一時は旅客輸送も実施)で、
今ではレールバイクなどが走っています。


旅客輸送もやっていたということなら廃駅も見たい
ということで、茂内駅跡にやって来ました。
旅客輸送は平成6年に終了したとのことですが、
貨物鉄道としては平成21年まで営業していたので案外綺麗です。


しかし、雑草の勢いが旺盛で迂闊に近付けない…
東北の廃駅は薮が濃いような?
樺山駅(2023/9/22)の印象が残っているだけでしょうか。


裏から回り込んでみました。
貨物輸送に端を発しているだけあって
一切飾り気の無い駅舎です。


駅舎の中を覗くと時刻表というかダイヤグラムが残されていました。
末期は2往復/日だったようですね。
小坂→茂内間には登り急勾配がある為
この区間だけは三重連(機関車3台を連結した編成)で運転されていて、
茂内→小坂には重連用機関車の回送列車の筋が
細い黒線で引かれています。


雑草が茂まくった茂内駅。
…これを言いたいが為に撮った写真です。


あれ、雑草が繁茂した先に真新しい案内看板が立っている…
様子からしてすっかり放棄されたものと思っていましたが、
もう少ししたら刈り払いされたりするのでしょうか?
それとも、取り敢えず看板を立てただけで満足したパターン?


廃線跡巡りは程々にして、次は山へと分け入ります。
小坂町に何か面白いものは無いかと地図を精査していたら
面白そうなものを林道の先に見付けてしまったのです。
秋田県の山奥ということで熊は怖いですが、
車なら多分何とかなる…はず。


それなりに整備された林道を進みます。
とはいえ未舗装で薄暗くて、
自転車や徒歩では通りたくない雰囲気ですが…


そして、そもそもこの林道は一般車が立ち入って良いのかが
ぶっちゃけ良く分かりません。
「林道内は徐行運転して下さい」という看板があったかと思えば、
立入禁止の柵やチェーンがあったり…
ただ、柵やチェーンは全て退かされていて通れるようになっています。
ということは通って良いということ?
もしこれが先行車の仕業だとしたら、
こんな林道で鉢合わせになったりしたら嫌だな…


ああ!正にその恐れていた事態が発生してしまった!
しかも、最も恐れていた相手、
即ちこの林道の一番真っ当な利用者である林業関係者の工事車両です。
大慌てで離合可能な場所まで数百m後退して待機します。


確実に大目玉を喰らうと思っていましたが、
「この先は行けないよ」
と意外にも優しく諭されました。
結局この林道の立ち位置はどうなっているんだ…


とはいえ、離合した場所では転回出来るような余裕が無いので、
転回可能な場所まで進んだところ目的地に辿り着きました。
深緑の山奥で唯一木々が生えていないこの地点、
奥奥八九郎温泉です。


ボーリング調査によって湧き出たという温泉で、
二酸化炭素が豊富に噴き出している為に
天然のジャグジーと呼ばれることもあります。
ただ、その二酸化炭素に釣られて虻が集ってくるので、
今の季節だとあまり快適ではありません。
あと、熊も怖い…
数年前までは簀子や桶が置かれていたそうですが、
今では全て撤去されてしまっています。
臭いを嗅ぐに、鉄を豊富に含んだ泉質のようです。


幻の秘湯を拝めただけでも満足したので戻ります。
行きでは全部退かされていた柵やチェーンが設置されている…
先程擦れ違った林業関係者が閉めたのでしょうが、
夕方になって暗くなるから閉めたのか、
本来はこれが定位置なのか…
が、柵やチェーンがしてあっても
それを避ける超明瞭な轍があるので通ることは可能です。
完全閉鎖しようとまではしていないところを見るに、
事故が起きると大変なので出来れば入って欲しくないが、
とはいえ全面立入禁止にすると反発がありそうで嫌だ、
くらいの感じなのでしょうか。


ただ、そんなに危ない橋を渡らずとも
奥奥八九郎温泉の泉質を体験出来る場所が
林道入口のすぐ近くにあります。
こちらも特にこれと言った案内は出ておらず、
ただ畑と温室があるだけのように見えますが…


この温室こそが八九郎温泉です。


地元の野口集落の有志が農業用ビニールハウスや
市販のロッカーなどを持ち寄って作り上げたお手製の温泉。
その為、法律上の「公衆浴場」ではないのですが、
地元の方々のご厚意で部外者も入浴することが出来ます。
お気持ちを入れる箱があるのでしっかり寄進しておきましょう。


見たところ奥奥八九郎温泉と殆ど同じ泉質、
即ち鉄臭の強い炭酸泉のようです。
公衆浴場ではありませんが、成分表も掲示されていました。
シャワーなどは無いので手を足を浸けるだけにしようかと思いましたが、
あまりに良いお湯だったので結局全身浸かってしまいました。
源泉掛け流しで成分無調整なのに湯加減が最高過ぎる。
八九郎温泉でも一般人にとっては野湯味が感じられますし、
泉質もほぼ同じなのでこちらでも十分ですね。


なお、奥奥八九郎温泉ほどではないにしても
八九郎温泉も起伏のある未舗装路を走らないと到達出来ません。
覚悟しておきましょう。
あと、地元の方々に対する敬意は忘れずに。


未舗装路ばかりで神経を擦り減らしたので
舗装路の国道282号で落ち着き…を取り戻せない。
国道でこの有様なので、林道は言わずもがな。
この地下には東北自動車道が走っているので、
腕に自信の無い人はそちらを通りましょう。
個人的にはこれくらいの荒れ方は楽しいですが。


坂梨峠を越えて早くも秋田県を抜け、
そして僕が本州で一番好きな青森県に入ります。


ただ、国道7号の矢立峠を越えて一瞬秋田県に戻ります。
道の駅やたて峠で記念切符を回収します。
掲げられた建物名が大館矢立ハイツ?
まさかの道の駅とアパートの融合…?
と思いましたが、こんな山奥に集合住宅を造る需要は当然無く、
一風変わった命名のホテルでした。


再び青森県に入って道の駅いかりがせき津軽関の庄へ。
折角青森県に来たのだから、林檎の商品とか無いかな…


あった!
しかも、紅玉100%ジュースが1Lで540円!
やはり青森県は神。


という訳で、今夜の宿は大鰐温泉の温泉宿です。
某高級宿ではありませんが。

 

参考文献
[1] アニコム損害保険株式会社, 「ペット(犬)の賠償責任事故、保険金支払は平均10万円(対人)を超える!」, 2011.


東方遊島録 第11日目

2024年05月05日 | 旅行


0:55発CX156便に搭乗。
ここまで乗っていた飛行機が悉くボーイング737だったから、
ボーイング777があまりにも大きくて衝撃を受ける。
キャセイパシフィック航空は香港の航空会社とあって
同じ東アジアの誼で日本映画を数多く取り揃えていました。
日本語でソートすると最初に出て来るのが翔んで埼玉なの草生える。
勿論見ました。


眼下に建ち並ぶ洋上風力発電所。
Brisbane(ブリスベン)より更に都会なここは…

(以降、香港時間UTC+8.0h)


7:58、香港国際空港に到着。
Brisbaneなら幾らでも日本直行便があるのですが、
香港経由の方が安かったので…


どっちかと言えばGold Coast(ゴールドコースト)より
香港の方を観光してみたかった。
ただ、今回はすぐに乗り継ぎです。


せめて、ほんの少しでも香港らしいことを…
ということで、喫茶店で蛋撻(エッグタルト)と
港式熱奶茶(香港式ホットミルクティー)。
エッグタルトは澳門だろとか言わない。
実際、澳門(2018/11/19)やLisboa(リスボン、2024/3/28)の
本家本元のエッグタルトとは大分違って、
焦げ目が付けられていない上にカスタードクリームというよりは
茶碗蒸しのような食感でした。
Lisboaの方が美味しかった。


10:00発CX536便に搭乗。
出発が25分遅れて到着が2分早まるという謎の連絡が来た便です。
大急ぎで飛んでいくと…


この山に囲まれた特徴的な蛇行をする川にある街は新宮か!
一瞬で分かりました。
最近ご無沙汰なので懐かしいですね。


こちらはもっと馴染みがあります。
皆さんもお分かりですよね?

(以降、日本時間UTC+9.0h)


15:09、中部国際空港に到着。
僕にとってホームと呼べる空港はやはりここです。
様々な旅程を検討した結果、
成田でも関空でもなくセントレアに帰るのが
価格や所要時間の面で一番合理的であるという結論に至りました。


それに、10年間連れ添ってきたパスポートの最後の頁には
"CHUBU"の帰国印を押したいですよね。
という訳で、ゴールデンウィークの最後は地元で過ごします。


東方遊島録 第10日目

2024年05月04日 | 旅行

帰国の途に就きます。

3:12、起床。
例によって滝のような豪雨です。
大気ってこんな量の水を含有出来るんだなあと感嘆させられます。
それで変な時間に起きてしまった
のではなく、早朝便に乗るのでこんな時刻に起きました。
予約しておいたシャトルバスで空港へ向かいます。
安い乗り合いタイプにしたけど、
深夜帯だからか結局往復とも利用者は僕一人だったな…
ただただ安くマイクロバスを使わせただけになってしまった。


早朝のFaleolo国際空港(ファレオロ国際空港)。
ちゃんと土産物屋や食堂があります。
何て立派な国際空港なんだ…(感覚麻痺)

7:20発QF198便に搭乗。
機体を拝める瞬間が一切無かったので写真は無しです。

さらば、サモアよ…!
混んでいて通路席にされたので写真は無しです。
機内食で生の林檎を丸のまま1個出されて
Outback(アウトバック)の精神を感じさせられました。
というか、林檎にドライフルーツにフルーツポンチにフルーツバーって
どれだけフルーツを食べさせたいんだ…

(以降、豪州東部時間UTC+10.0h)


9:53、Brisbane空港に到着。
出張(2023/11/25-29)以来半年振りにやって来ました、
オセアニアの盟主オーストラリア連邦です。
まだ1年経っていないので電子ビザETAがまだ有効です。


4年振り(2020/2/9-10)のBrisbane(ブリスベン)。
太平洋諸国の玄関口になりがちな都市です。
前回はナウルからの帰りでしたね。
空港内を見てもあまり記憶が蘇らない…
日記を見返すと、4年前にもこの写真と全く同じ構図で
確かに写真を撮っているようなのですが。
取り敢えず、Brisbaneは見所が少ないという印象だけは残っている。


とはいえ、15時間も乗り継ぎ待ちがあるので空港を出ます。
Brisbane空港でスルーバゲージが出来ず、
荷物を預けられる場所も見付からなかったので
デカ重スーツケースを引き摺っての観光になりますが。
International Airport駅(国際線ターミナル駅)から
11:08発Gold Coast線(ゴールドコースト線)
Varsity Lakes(ヴァーシティ・レイクス)行きに乗車。
このダサフォントは覚えがあるぞ!
…僕のBrisbane空港の記憶はダサフォントだけなのか。


今回はBrisbane市街地を素通りして更に南へと進みます。
どうせなら新しい場所に寄りたいですからね。
Helensvale駅(ヘレンズヴェール駅)で
12:54発G-Link Broadbeach South(ブロードビーチ南)行きに乗り換え。


Cavill Avenue電停(キャヴィル通り電停)に到着。


やって来ました、Gold Coast(ゴールドコースト)です!
年配層では元・英国領のGold Coastと言うと
西アフリカの現・ガーナを思い浮かべる方が多いでしょうが、
豪州にもGold Coastがあります。
ここの名前の由来はやはり金の集積地だったから
ではなく、太平洋戦争後に不動産投資が活発になったことで
金が金を呼ぶ投機熱がこの地を席巻し、
「金の集まる海岸」でGold Coastになりました。
元の名前は「Brisbaneの南にあるから」で"South Coast"です。
Kiritimati Island(クリスマス島)で
London(ロンドン)だのParis(パリ)だの名付けた奴等と
同じ臭いがする。


Surfers Paradise(サーファーズ・パラダイス)という
パリピ過ぎる名前の場所。
ただでさえ陽キャの豪州でこんな地名を付けられたら
僕みたいな人間は生きていけない…


ただ、Surfers Paradiseと言う割にはサーファーが居ません。
サーフィン適地はSurfers Paradiseから少しズレたところだとか。
何故そっちの名前をSurfers Paradiseにしなかったのか。
あれですかね?
テニサーの主目的がテニスでないことがあるように、
サーファーの醍醐味もサーフィンではないとかそういう?


投資を吸い寄せる高層ビルが建ち並ぶSurfers Paradiseで
一際高いQ1 Tower(Q1タワー)に展望台があるので上ってみます。


超高速エレベーターに乗って地上230mへ。
こういうエレベーターのボタンって
地上階と展望階だけしか無いのが普通だと思うけど、
ここは地階から77階までほぼ全部ボタンがあるのか…


あっと言う間に展望台に到着。
高い!
何処までも続く砂浜に面して高層ビルが何本も屹立しています。


Gold Coastの特徴としてテナントビルは少なく、
今居るQ1 Towerも含めて住居ビルやホテルが殆どです。
熱海みたいなものでしょうか?


お値段は66階の部屋で250万AUD(約2.5億円)から。
もう売れてしまったようですが。
こういうのは高い方から売れるらしいですからね。


また、内陸部には運河が張り巡らされており、
それに沿って豪邸が建ち並んでいます。
地図ではPalm Jumeirah(パーム・ジュメイラ)みたいに見えますが、
実際にはちょっと分かり難いですね。


さて、今回このGold Coastに来るにあたっては
駅員さんの勧めによりフリー切符を買ってきているので、
万が一将来豪州の鉄道乗り潰しを狙う事態になることに備えて
G-Linkを乗り潰しておこうと思います。
Surfers Paradise電停(サーファーズ・パラダイス電停)から
16:10発G-Link Broadbeach South行きに乗車。


Broadbeach South電停(ブロードビーチ南電停)に到着。
折り返し16:24発G-Link Helensvale(ヘレンズヴェール)行きに乗車。
歩いて移動したので乗っていなかった
Cavill Avenue - Surfers Paradise間も乗り潰してG-Link完乗です。


Main Beach電停(メインビーチ電停)で下車して
16:50発704系統バスSea World(シーワールド)行きに乗り換え。


16:57、Sea Worldバス停(シーワールド バス停)に到着。


最後に人気の少なそうな砂浜を散策します。
スーツケースは…まあ気合いで…


夕暮れのGold Coast。
向こうの方に高層ビル群が見えます。
あれだけ海が近いと塩害対策とか窓拭きとか大変だろうな…
とか思ってしまうのは貧乏性でしょうか。


バス停の名前になっていたSea Worldはこの雄大な太平洋を表すもの…
ではなくて裏手にある水族館のことですが、
今日まで旅してきた太平洋の世界を感じるのに良い場所です。
こんな広大な太平洋の中の小さな島々にも
人々の営みがあるんだなぁ…


そろそろ夕食にします。
17:18発704系統バスHelensvale Station(ヘレンズヴェール駅)行きに乗車。


17:45、Labrador Senior Citizensバス停
(ラブラドール・シニア・シチズンズ バス停)に到着。


折角の沿岸部なので夕食は海鮮といきます。
魚屋がやっている食堂へ。


Sea Scallops(帆立フライ)とBattered Oyster(牡蠣フライ)と
Fillet of Fish(フィレオフィッシュ)。
流石は魚屋が新鮮な海産物を使っているだけあって美味しい!
揚げ油も酸化していないちゃんとしたのを使っているところが良い。
海外で食べた海鮮系フライの中で一番かも。
価格も(豪州にしては)安めなのが嬉しいですね。


このお店はLabrador Beach(ラブラドールビーチ)に面しているので
明るい時間帯なら海を望みながら食べることも可能です。
…何かえらく宣伝してしまいましたね。

それでは、空港に戻ります。
Labrador Senior Citizensバス停から
18:24発704系統バスHelensvale Station行きに乗車。
Helensvale駅で18:54発Gold Coast線
Domestic Airport(国内線ターミナル)行きに乗り換え。
逆向きのVarsity Lakes行きの表示を掲げて入線したから焦った。


無事Brisbane空港(ブリスベン空港)に戻って来ました。
荷物を預けて搭乗口に向かいます。


乗る便は深夜発なので寝過ごさないように頑張って起きます。
周りは一気にアジアな雰囲気です。