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sou16の物理学的な週末 ~sou16's Physical Weekends.

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(無題)

2017年01月31日 | 日常
南欧旅行第3日目。
エーゲ海の島へと向かいます。


3:12、起床。
滅茶苦茶眠いです。
まだ昨夜の酒が抜け切っていない…
しかし、出発せねばなりません。
今回の旅行は基本的に朝が早いんだよな…
ドミトリーなので周りの人を起こさないように…
と思ったら、周りの人も既に起きていました。
今起きたのか、徹夜なのかは分かりませんが。
ドミトリーだというのに一緒のベッドに入って
イチャつくカップルが居て、
ギリシャらしさを否が応でも感じさせます。
ちなみに、ドミトリーの部屋には
性行為禁止の貼り紙があります。


早朝、というか未明のΑθήνα(アテネ)を歩く。
人通りは皆無です。
終夜営業のバーからは音楽が聞こえてきますが。


Πλατεία Συντάγματος
(シンタグマ広場)の北東から
空港行きのX95番バスに乗車。
この上なく分かり易い行先表示ですね。
4時を回ったところだというのに満席です。
空港まで立ちっぱなしか…


運転の荒いバスに1時間ほど揺られて
Αθήνα - Ελευθέριος Βενιζέλος国際空港
(アテネ=エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港)に到着。


まだ日の出前ですが賑わっています。
6~8時台発の飛行機がかなりあるみたいですね。
意外にも朝型なギリシャ。


僕等が乗るのはこれです。
色んな意味で有名なLCC、ライアンエアです。
国際線の通常運賃が€10以下だとか、
オンラインチェックインしていないと罰金€45だとか、
席は自由席で早く乗り込んだ者勝ちだとか、
立ち席を導入しようとして運輸局に怒られたとか、
ネタ性の高い航空会社なのです。


しかし、この便については残念ながら至って普通でした。
7:00発FR1232便に搭乗。


朝のエーゲ海を飛びます。


7:50、Σαντορίνη(Θήρα)国際空港
(サントリーニ(ティラ)国際空港)に到着。
エーゲ海の真珠Θήρα(ティラ島)、
別名Σαντορίνη(サントリーニ島)です。
P会離島班として島に来てみました。
夏はリゾート地として賑わいますが、
冬季は閑散としています。
そもそも、冬の欧州自体がオフシーズンだからな…
春節で来ている中国人観光客はそこそこ居ますが。


タクシー代をケチって宿まで歩きます。
風が強く、上り坂なのでそこそこ疲れます。


1時間ほどで宿に到着。
まだチェックインは出来ないので、
荷物だけ置かせてもらって朝食を食べます。


本場のギリシャヨーグルトは美味しい!
まずは朝食を食べつつ
Σαντορίνηの観光情報を聞きます。
日程の都合上この島には丸一日しか居られないのです。
見所を回る一日ツアーは一人€43との事。
魅力的だけど、そこそこ掛かるな…
と、悩んでいたら宿の親父さんが出て来て、
「それなら、うちの車を出してあげよう。
6人合わせて€200で良いよ。」
との事だったので、
渡りに船とばかりに提案に乗る事にしました。
車に乗って早速出発。


運ちゃんもギリシャ人らしく気さくな人で
色々な見所に停まっては
写真を撮れ撮れと促してきます。
ここは島の西岸を見渡せる場所。
父島と良く似た形のΣαντορίνηは
西岸が断崖絶壁になっている事からも分かる通り、
真ん中に平たく見えるΝέα Καμένη
(ネア・カメニ島)を火口とした
カルデラの島になっています。


皆で写真撮影タイム。


まずやって来たのは島の南東端にある
Περίσσα(ペリッサ)。
火山灰由来の黒い砂で有名な砂浜です。
海沿いには海の家が軒を連ねていますが、
冬の今はその殆どが閉店しています。
春節で来ていると思しき中国人観光客は居ますが。


今度は細い山道を上って島の頂上を目指します。


頂上に辿り着きました。
軍のレーダー施設があるので
写真撮影の際は注意するよう言われました。
いやー、爽快な眺めですね。
風がかなり強いです。


お次はΑκρωτήρι(アクロティリ)。
嘗ては栄華を誇った古代都市が
紀元前15世紀に火山の大噴火によって消失した、
イタリアのPompeii(ポンペイ)のような遺跡です。
発掘現場に屋根が付けられ、
火山灰に埋まった様子をそのまま見る事が出来ます。


火山灰に埋もれていた分、
壺なども保存状態が良いです。


紀元前15世紀の時点で既に集合住宅があったとか。
凄い発展具合ですね。
なのに、それから36世紀はどうしてしまったのか…
ちなみに、集合住宅は英語で"complex"と言うのですが、
「複素じゃん!」と皆で盛り上がっていました。


すぐ側にある黒砂の海岸にも向かってみます。


知夫里島の赤壁のような崖。
これもまた火山からの噴出物ですね。


そんな崖を歩きます。
こういう道凄く好き。


海岸に辿り着きました。
確かに黒砂…ではあるけど、
枯草みたいな海藻が一面に積もっていて
肝心の黒砂が余り見えません。
FKは波の引くタイミングを見計らって
石を積んだりしていました。


そろそろお腹も空いてきた頃。
地中海と言えばオリーブとワイン!
という事で、ワイナリーに来てみました。
甘口から辛口まで種類が豊富です。
6人で来ているので6通り共有出来てお得ですね。
やはりお酒は旅先で飲むに限る。


さあ、次はフィナーレです。
火山島らしい険しい地形に刻まれた道で島の北部へ。


着いた!
エーゲ海に臨む急斜面に白亜の家々が立ち並ぶΟία(イア)です。
Σαντορίνηのみならず
ギリシャを代表する景色としても有名な場所。
夕陽が特に綺麗だというので
日没の時間に合わせて来てみました。
これは前評判に恥じない美しさ…


なのですが、足元に目を遣ると
何かの糞が大量に落ちていたりします。
これが理想と現実の差か…
観光業が主要産業なんだから
もう少し掃除に力を入れて、どうぞ。


とは言え、一大観光地である事に変わりは無く、
お洒落な土産物屋が軒を連ねています。
これは看板猫の居る店。


こちらは看板犬?
普通に持ち場を離れていましたが。


Οίαの端まで辿り着きました。
中国人観光客でごった返しています。
聞こえてくる会話は全て中国語というレベルです。
日本のみならずギリシャまで中国人に埋め尽くされているのか…


夕陽に染まるΟία。
綺麗ですね。
周りは五月蝿いですが。


なので、喧噪を逃れて
岬から見えていた風車を目指してみます。


風車の直下までは辿り着けないのか…
この辺りには屋上プールを備えたヴィラもあったりして
正にリゾート地と言った感じです。
しかし、毎日これだけ観光客が押し寄せて騒いだら
地元住民も溜まったもんじゃないよな…
それを生業としている人も多いのでしょうが。


帰り際についてきた野良猫。
ギリシャでも離島にはネコが多いんですね。


朝食も昼食も軽かったので
夜はがっつりギリシャ料理を堪能します。
流石は地中海、料理が安くて美味しい!
特にΜουσακάς(ムサカ)が最高。
これまで海外で食べた料理の中で一番と言っても良いくらいです。
離島最高!
が、夜のシャワーではお湯が全然出なくて
寒い思いをさせられました。
こういうところはやはり日本とは違うな…


(無題)

2017年01月30日 | 日常
卒業旅行第一弾第2日目。


(以降、アンカラ時間UTC+3.0h)


4:32、Istanbul Atatürk国際空港
(イスタンブール・アタテュルク国際空港)に到着。
テロが起きた事でも有名な空港です。
トルコらしさ…があるかどうかは良く分かりません。
トルコアイスのお店はありますが。
個人的にはトルコに入国してみたかったのですが、
皆に反対されて大人しく乗り継ぎする事に。
今回の旅行の舞台はトルコではありません。


8:25発、TK1881便に乗り継ぎ。


東洋と西洋の結節点、
Istanbul(イスタンブール)を後にします。
凄い量のタンカーが浮かんでいますね。
向かう先は…

(以降、アテネ時間UTC+2.0h)


9:02、Θεσσαλονίκη - Μακεδονία国際空港
(テッサロニキ=マケドニア国際空港)に到着。
物理学発祥の地、ギリシャ共和国です。
理物の卒業旅行としてこれほど適した地は無いでしょう。
言うてEU圏だからそう大きなトラブルも無いだろうし…
と思っていたら、入国早々何とMTが
入国審査官に呼び止められて別室送りに。
まだ通信手段も確立していないこの状況で!?
どうしたものかと悩んでいたら、
10分くらいして普通に出口から出て来ました。
MTが何か御禁制の品でも持ち込んだのかと思いましたが、
入国審査官曰く、ランダムサンプリングだとか。
何故よりによって外国人団体学生観光客の1人を選んだのか。
…ランダムだからか。
気を取り直して市街に向かいます。


78番バスに乗車。
Θεσσαλονίκη市街行きの路線バスです。
運賃は€2也。


何だか暗い街並みです。
まるで旧社会主義国のような。
あのセルビアやロシアよりも暗い気さえします。
ギリシャってこんな国なのか…
しかし、東欧と決定的に違うのはその国民性で、
白昼堂々バス停の真横でイチャついて、
終いには服を脱がせようとしだす
カップルが居たりします。
流石は性行為頻度世界一の国ギリシャ。


謎の行進をする子供達。
デモの練習かな?


市街に入って来ました。
どっちを向いてもコンクリートのビルだらけです。
歴史を全く感じさせません。
ギリシャってこんな国だったのか…?
Θεσσαλονίκηという街の問題かも知れないけど、
これはНови Сад(ノヴィ・サド)レベルだな…


50分程してΘεσσαλονίκη駅
(テッサロニキ駅)に到着。
これまた無機質な駅舎です。


乗る列車の発車まではまだ大分時間があるので
ちょっと市街を散策してみます。
まずは明々後日に乗るバスの切符を購入。
かなり訛りのキツい英語でしたが、
普通に英語でやり取りして買えました。
ギリシャ英語は南米英語を更にキツくした感じでしょうか。

次に、今回はSIMフリーのwifiルーターを持ってきているので、
SIMカードを買えるお店を探します。
バス会社の人に携帯ショップの場所を
教えてもらったのですが…
見付けられずにうろうろしていると、
カフェに座っていたおじさんが
「何か困ってるのかい?」
と声を掛けてきて、
そのまま携帯ショップまで案内してくれ、
更にΘεσσαλονίκηの観光名所も教えてくれました。
ギリシャの人も優しいですね。


おじさんに教えてもらってやって来た港。
エーゲ海です。
冬の曇天では余りそれっぽさがありませんが…
水は綺麗です。


Πλατεία Αριστοτέλους(アリストテレス広場)。
四元素論や天動説で有名な
Ἀριστοτέλης(アリストテレス)の
銅像が飾ってある広場です。
特に所縁の地とかではないようですが。
取り敢えず、銅像の前で記念撮影しておきました。


赤レンガ倉庫。
…ただの赤レンガ倉庫です。


嘗ては貨物線が走っていたようですね。
Θεσσαλονίκηは周辺各国へのバスが出る
ギリシャ随一の交通の要衝なのですが、
海運は廃れてしまったのでしょうか。


時間が余ったので、駅にあった軽食屋で
Πίτα Γύρος(ギロピタ)を頼んでみました。
ケバブのような肉をポテトや玉ねぎと共に
厚いクレープのようなパンに挟んであります。
かなりのボリュームです。
というか、大き過ぎて頬張れない…
ギリシャ人ってこんなに口が大きいのかな?


時間が来たのでホームへ。
列車は落書きだらけです。
ここまで来ると落書きなのか
そういうデザインなのか分からなくなってきます。


15:04発IC59列車Αθήνα(アテネ)行きに乗車。


IC(インターシティ)なので特急列車なのですが、
通勤列車っぽさのある車内です。
そして、何と窓に遮光シートが貼られていて
全く車窓を楽しめません。
ギリシャ国鉄は一体何を考えているんだ…


車両の連結部で外を見る事は出来ますが。
セルビアと似た草原ですね。
バルカン半島に共通のものなのでしょうか。


暫くすると雪山のような場所になりました。
この辺りがかの有名なΌλυμπος
(オリュンポス山)なのでしょうか。
この後はひたすら爆睡していました。


20:50、Αθήνα駅(アテネ駅)に到着。
ギリシャ共和国の首都、Αθήναです。
まずは宿に向かいます。


Σταθμός Λαρίσης駅
(ラリッサ鉄道駅駅)から21:10発地下鉄2号線
Ελληνικό(エリニコ)行きに乗車。


Πανεπιστήμιο(パネピスティミオ駅)で下車。
宿に向かいます。


流石にΑθήναは雰囲気がありますね。
宿に荷物を置き、夕食を食べる為に出掛けます。


広場の傍にあったタベルナで夕食。
店員さんは
"Best for one person!"
と言っていたけど、二人で食べて丁度良いレベルだな…
ギリシャ人は大食いなのでしょうか。
地ビールもたらふく飲んで
これで一人€10足らずとは安い!
やはりバルカンは良いですね。
この後は宿に戻って寝ました。


(無題)

2017年01月29日 | 日常
授業が終わるか終わらないかという内から
半田に帰省していましたが、一旦東京に戻ります。
のぞみ6号で東京へ。
下宿についたら間髪容れずにUT(理物)がやって来て、
僕の下宿で今期最後の場の量子論ゼミをやりました。
丁度パート1のスピン0粒子が終わったな…

しかし、勿論この為だけに東京に来た訳ではありません。
ゼミが終わったら荷造り開始。
30Lのリュックに荷物を詰め込みます。
1ヶ月近かった南米やシベリア旅行を経験した事で
1週間くらいなら普段のリュックに収まるようになりました。
見た目がかなり小さいから不安になるけど…
17:41発東京メトロ千代田線多摩急行唐木田行きに乗り、
町屋駅で17:55発京成本線普通京成成田行きに乗り換え、
青砥駅で18:09発京成本線快速特急成田空港行きに乗り換え、
19:09、成田空港駅に到着。
ここで同じ理学部物理学科の
MT、SS、HD、KS、FKの5人と合流。
そう、今日から卒業旅行第一弾、
理物の有志と行く卒業旅行です。


22:25発TK53便に搭乗。
夜の成田名物だという出発時間繰り上げで
22:00発になりました。
初のターキッシュエアラインズは
機内設備の案内ビデオが妙に面白かったり、
機内誌に乗っている就航先で
アフガニスタンのカブール(TK706便)や
ソマリアのモガディシュ(TK686便)があったり、
中々エンターテイメント性の高い航空会社です。
流石は就航国世界一の航空会社。
それでは、暫く日本を離れます。



(無題)

2017年01月28日 | 日常
今日は僕の大学卒業祝いという事で
祖父が寿司をご馳走してくれる事に。
自動車で発ち、半田ICから知多半島道路に乗ります。
というと名古屋に行きそうですが、違います。
大府西ICで下りて大府ICから伊勢湾岸自動車道に乗り、
豊田東JCTで新東名高速道路に移り、
新清水JCTで清水連絡路に移り、
清水JCTで東名高速道路に移り、清水ICで下道へ。
相変わらず静岡県は長い…
という訳で、やってきたのは清水にある寿司屋です。
3時間も掛かって辿り着いたのですが、
本当に美味しかったです。
寿司だけに限定しなくても、
これまでの人生で食べた料理の中で一番のレベル。
一体何処でこういう店の事を知るんだろうな…
ご馳走様でした。

折角清水までやって来たので、
ついでにちょっと寄り道してみる事に。
清水と言えばあれです。


そう、三保松原です。
懐かしいな…
3年前の元旦には静岡駅から真っ暗闇の中、
延々歩いてここまでやって来て初日の出を見たなぁ…
あの時は早朝で良く分かりませんでしたが、
非常に海が綺麗です。


今日は富士山がとても綺麗に見えます。
世界遺産の景色です。
今回は自動車があるので、
前回は行けなかった場所にも行ってみます。


日本平です。
日本平から見た三保松原と富士山。
これもまた綺麗。
でも、市街がごちゃごちゃしているな…


帰りはあの国道150号を走って
静岡ICから東名高速道路に乗って帰りました。
いやー、良いお寿司であった。


(無題)

2017年01月27日 | 日常
昨日ボルシチを作る時に切った
セロリの臭いがまだ落ちていない…
セロリでこれだったら、パクチーなんか扱った日には
その後1週間自分の手で顔を触れなくなりそうだな…

今日は迫る卒業旅行に備えて
知多半田駅前の銀行へユーロの両替をしに行きました。
半田でも米ドルやユーロは両替出来ます。
バーツとかになるとセントレアに行かねばなりませんが。
久し振りにユーロを両替したな…
というか、日本で普通に両替出来る通貨自体久し振りだな…
両替を済ませたらそのまま愛犬と散歩しました。