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sou16の物理学的な週末 ~sou16's Physical Weekends.

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西遊記 第2日目

2024年03月21日 | 旅行


6:00、起床。
İstanbul(イスタンブール)の朝焼けです。
午後にはもうİstanbulを発ってしまうので、
早起きして観光します。


昨夜は外から眺めるだけだった
Sultan Ahmet Camii(スルタンアフメト・モスク)。
今日は中に入ってみたいところです。
観光客向けの入口は裏手にあるようですが…


野良犬が案内するように先導してくるのでついて行きます。
İstanbulは野良犬も野良猫も多いです。


敷地内に入れました。
この時間はまだ参拝者も居らず静まり返っています。
厳かな雰囲気です。


ただ、Sultan Ahmet CamiiもAyasofya(アヤソフィア)も
建物の中に入れるのはもう少し後になってからのようなので、
一先ず朝食を食べに行くことにします。


市電T1系統沿いにBosporus(ボスポラス海峡)を目指します。
この辺りは雑多でアジアな雰囲気ですね。


通りには甘そうなお菓子を山積みにしたお店が幾つもあります。
トルコ人は甘味好きなのでしょうか?


Sirkeci駅(シルケジ駅)までやって来ました。
この歴史のある駅舎、
実はかの有名な列車の終着駅だったのですが、お分かりでしょうか。


Paris(パリ)とİstanbulを結んだ国際寝台列車、
Orient Express(オリエント急行)です。
現在では近郊列車が発着するのみとなっていますが。


ホームの端にはOrient Expressの名を冠する喫茶店がありました。
ここで往年の名列車に思いを馳せながら一服…
したいところでしたが、昼からしか開いていないようです。


駅前のBosporus。
対岸に見えるのがアジアの西の果てです。
緯度としてはアジア最西端はBaba Burun(ババ岬)ですが。


朝食も摂らずに歩き回ってお腹が空いたので、
お菓子屋の一つに入って一服します。
店内に充満する甘い香り。


Türk Kahvesi(トルココーヒー)と、
付け合わせにBaklava(バクラヴァ)とFıstıklı Halep Sarması。
Baklavaの方は有名なので良いとして、
Fıstıklı Halep Sarmasıは調べても良く分かりませんでした。
「ピーナッツのアレッポ巻き」というような意味のようですが。
アレッポというのはシリアの都市です。
予想通り脳天に来るほど甘い!
濃いTürk Kahvesiとの相性はピッタリです。


朝の一服を終えてSultan Ahmet Camiiに戻ると、
一般見学が始まっていたので入場します。


大勢の観光客で賑わうSultan Ahmet Camii。
中央部は観光客立入禁止です。


どの部分を見ても細部まで作り込まれています。
コンピュータなど当然無い時代に一体どうやって設計したのだろう…
偶像崇拝を禁止しているイスラームらしく
幾何学模様で構成されているのがまた緻密さを増しています。


Sultan Ahmet Camiiの見学を終えたら良い時間になっていたので、
近くの屋台でB級グルメだというKumpir(クンピル)を頂きます。
Kumpirとは、握り拳大のジャガイモをベイクドポテトにして
チーズやら豆やらをてんこ盛りにしたファストフード。
このお店が丁度開店する時間…
え?30分待ってくれ?
30分も待ったら飛行機の時刻が怪しいのですが…


仕方無いのでここでKumpirを食べるのは諦めて、
空港への乗換駅の近くにもKumpirのお店があるらしいという
Googleマップの情報を信じて空港へと向かい始めます。
Sultanahmet電停(スルタンアフメト電停)から
市電T1系統Bağcılar(バージュラル)行きに乗り、
Laleli - İstanbul Üniversitesi電停(ラレリ=イスタンブール大学電停)で降りて、
Vezneciler - İstanbul Üniversitesi駅
(ヴェズネチレル=イスタンブール大学駅)で
地下鉄M2線Hacıosman(ハジュオスマン)行きに乗り換え。


Gayrettepe駅(ガイレッテペ駅)で下車。
この近くの商業施設にKumpirのお店があるということでしたが…


潰れてしまったのか見付かりませんでした。
Googleマップ仕事しろ。
適当にお腹を満たして空港に向かいます。


戻って来たİstanbul国際空港(イスタンブール国際空港)。
出国審査もスムーズに終わり、後は搭乗を待つのみです。
7年前(2017/3/22)みたいに寝過ごさないよう
眠気覚ましのドーピングをしておかなければ…


という訳で、空港内のスタバでTürk Kahvesi。
トルコではスタバにもTürk Kahvesiが置いてあります。
と言うと、何だかコーヒー偏重の国みたいですが、
実はトルコは国民一人当たりのお茶消費量が世界一で
圧倒的にお茶派のお国柄です。
Türk Çayı(トルコチャイ)もスタバに置いてあります。
その辺ちゃんとローカライズしているんですね。


もっとトルコを深掘りしてみたいところですが、
残念ながら今回は時間切れです。
14:35発TK503便に搭乗。

 

これまで、「何があるから分からないからこそ行く」をモットーに
中央アジア、中東、コーカサス、東欧、東アフリカ、南アフリカ、
南米、中米、カリブ海、大西洋、太平洋と
日本人にとって馴染みの無い地域ばかり行ってきましたが、
そんな僕が行き先の候補にも思い浮かんだことが無い
輪を掛けて馴染みの無い地域があります。
しかし、あの地域こそ若い時にしか行けない場所…
平社員でまだ時間に余裕のある内に行っておかねばなりません。


大西洋を望みながら向かうのは…

(以降、グリニッジ標準時UTC+0.0h)


19:37、Blaise Diagne国際空港(ブレーズ・ジャーニュ国際空港)に到着。
アフリカ大陸の西の果て、セネガル共和国です!
そこに一体何があるのか、
日本語情報は元より英語ですら殆ど情報が得られない
正真正銘の未知のエリア、西アフリカ。
西アフリカこそが真のアフリカであって
それに比べれば南アフリカ(2017/9/1-10)
東アフリカ(2017/2/13-27)など欧州も同然、
(エチオピア(2017/2/15-24)はどうなんだ)という話もあるくらい
世界の数ある旅行先の中でも最もディープな地域です。
僕にとって初の西アフリカなので、
当然初のフランス語圏でもあります。
随分と久し振りになってしまったアフリカですが、果たして…


入国審査は一瞬で終わりましたが、
預入荷物の受け取りに1時間掛かりました。
まあ、何はともあれ配車アプリで市内に向かおう。

…が、リクエストを出しても全くマッチングしません。
マイナーな空港からの便ならともかく、
İstanbul便の到着時なんて稼ぎ時なのでは…
アフリカでは気乗りしませんが、空港のタクシーを使います。
思ったより適正な価格を提示してきました。


高速道路A1線で市街地へと向かいます。
成田国際空港並みに遠い。


道端のモスクには焼き栗や焼きトウモロコシではなく
スイカの屋台が並んでいます。
これがトルコとセネガルの違いです。
いや、もっと幾らでも相違点がありますが。


たっぷり1時間半掛かって漸く市街地に着いて、
予約サイトに載っていた住所に向かってみたのですが…
荒れ地が広がるばかりで宿らしきものが全く見当たりません。
どういうこと…?
タクシーの運転手さんも一緒になって聞き回ってくれますが、
宿の存在を知っている人が誰も居ません。
いきなりこんな洗礼を受けるとは…
時差ボケの頭で対応策を必死に考えます。
適当なホテルに飛び込んで空室が無いか訊くか…?
しかし、もう23時だから対応してもらえるか怪しいし…

最終的に、タクシーの運転手さんに宿に電話してもらって
どうにか予約していた宿に辿り着くことが出来ました。
予約サイトの情報と似ても似つかない位置なのだが?
文句の一つや二つ言いたいところではありますが、
今日のところは疲労困憊なので寝落ちします。


西遊記 第1日目

2024年03月20日 | 旅行

今年度は昨年度よりかなり仕事が増えて
年度中に片付けられるか非常に不安だったのですが、
最後の1週間半で累計40ページくらい一気に書類を書くという
博士論文の時にもしたことのない追い込みをして、
最終日には関係各所に電話しまくって何とか仕事を納めました。
終わらせられるとは思わなかった的な反応を周り全員にされて、
なら振ってくる仕事量を調整して欲しかった。
もしかして、僕の限界を見極めようとしている?
だとしたら、ちょっとだけやり残した方が良かったのかな…

さて、まだ完全な年度末ではないというのに
ここまで必死になって仕事を片付けた理由は、
例によって春休みを確保する為です。
今年は今日春分の日から始めて1週間半休みます。
今の御時世、有給休暇は消化すればするほど良いものだから…
新松田駅4:55発の始発電車に乗って成田国際空港へ。
今月博士課程を修了したST(元・旭丘高)と合流し、
彼の卒業旅行という大義名分も得ていざ飛び立ちます。


10:15発TK51便に搭乗。
搭乗を急かされて飛行機の写真は撮れませんでした。
この航空会社、一度本当に置いていかれたことがあるからな…

(以降、極東ヨーロッパ時間UTC+3.0h)


İstanbul国際空港(イスタンブール国際空港)に到着。
アジアの西の果て、7年振り(2017/3/22)のトルコ共和国
İstanbul(イスタンブール)です!
前に来た時のİstanbul Atatürk国際空港
(イスタンブール・アタテュルク国際空港)とは違う空港だし、
入国スタンプも欧州みたいになっている…
ただ、今回の最終目的地はトルコではなく
İstanbulはまたしても乗継地です。


しかし、折角なのでİstanbulもちょっと観光します。


İstanbul Havalimanı駅(イスタンブール空港駅)から
地下鉄M11線Gayrettepe(ガイレッテペ)行きに乗車。


Gayrettepe駅(ガイレッテペ駅)に到着。


エスカレータを5つも乗り継いで
地下鉄M2線Yenikapı(イェニカプ)行きに乗り換え。
M11線が深過ぎる。
都営大江戸線以上では?


Vezneciler - İstanbul Üniversitesi駅
(ヴェズネジレル=イスタンブール大学駅)に到着。
市内まで大分遠くなったな…


イス大と呼ばれているのかは知りませんが、
İstanbul Üniversitesi(イスタンブール大学)です。
トルコ最難関の大学ではないようですが。


市電の走るとってもお洒落な街。
愛知県よりも大分寒くて真冬の夜みたいな雰囲気です。


この寒空の下賑わっているお店があったので、
夕食はトルコらしくDöner Kebap(ドネルケバブ)の露店で。


食べ歩きも出来るようPide(ピデ)などのパンに挟まれています。
安定の美味しさ。
実はこの食べ方はDöner Kebapが伝わったドイツで
トルコ移民が開発したものとされており、
İstanbulにあるのは逆輸入品と言えます。


ラマダン期間中だからか22時になっても通りには人が。
焼きトウモロコシや焼き栗の屋台も出ています。
明日の天気がどうなるか分からないので
今夜の内に見られるところは見てしまいましょう。


Blue Mosque(ブルーモスク)とも呼ばれる
Sultan Ahmet Camii(スルタンアフメト・モスク)。
オスマン帝国によって建造された、世界で最も美しいモスクの一つです。
ライトアップされていますが夜だと青くは見えません。
デカデカと表示されている文字はイベントの告知
などではなく、
「Muhammedun resulullah(ムハンマドはアッラーの預言者である)」
という、あの有名な
「La ilaha illallah(アッラーの他に神は無し)」
に続くShahada(信仰告白)の後半部です。


Sultan Ahmet Camiiと対峙するように建てられているのが
Ayasofya(アヤソフィア)。
こちらは東ローマ帝国によって建造された
元々はキリスト教正教会の大聖堂です。
現在ではこちらもモスクとして使われています。
こんなに巨大なモスクが2つも並んでいるなんて、
İstanbulのムスリムは恵まれていますね。
「La ilaha illallah」はこちらに表示されていました。
流石に時間が遅くなってきたので、
ここで観光を切り上げて宿に向かいました。


執念の南伊豆

2024年03月10日 | 旅行

横山研の2個下の後輩であるTKが
無事博士号を取得したということで、
お祝いのドライブをすることになりました。


道の駅伊豆ゲートウェイ函南で集合。
セダンとSUVに囲まれるとS2000のコンパクトさが際立ちますね。
今回はこれまで何度か目指しつつも
毎回寄り道し過ぎてタイムオーバーになり
到達出来ず終いになっていた南伊豆を目指します。


道の駅天城越えで昼食。
天城らしくワサビ尽くしのパスタです。
ほぼ中央部にある天城峠の時点で既にお昼時になってしまう、
この大きさが伊豆半島の手強さでもあります。


そして、伊豆半島は観光の聖地でもあるので見所が多い。
道の駅も多い。
記念切符を集められていない5駅もこの機会に回収しておきます。
この道の駅っぽくない道の駅は道の駅花の三聖苑伊豆松崎。
こう見えて伊豆半島で最初に指定を受けた道の駅です。
超山奥にあったあの道の駅くんま水車の里(2022/5/4)
実は静岡県で2番目に歴史の長い道の駅だったりします。


幾つか建っている建物の内道の駅の本体は1つだけで、
他は地元の名士が私財を投じて開校した公立小学校の校舎だそうです。
それは公立と言って良いのか?


寄り道のし過ぎがこれまでの主要な敗因ではありますが、
とは言え道の駅しか寄らずに南伊豆まで行っても
それはそれで何をしに行ったか分からないので、
ちょこちょこ寄り道もしていきます。
国道136号沿いにある室岩洞へ。
急な階段を下っていくと…


神殿のような室岩洞が現れました。


直線的な構造でピンと来た方もいらっしゃるかと思いますが、
この室岩洞は天然の洞窟ではなく
伊豆石の採石によって生じた洞窟、というか坑道です。


えらく平たい坑道です。
大谷石の採石場(2019/6/23)は巨大な空間でしたが、
伊豆石は大谷石に比べると脆いのでしょうか?


ところどころ水が溜まっています。
謎にライトアップされているけどちょっと怖い。


坑道は貫通していて、海側へと抜けることが出来ます。


室岩洞でのみアクセス出来る空間。
ちょっとした展望台みたいになっています。


現在の国道136号が開通するまで
伊豆半島の陸路は極めて貧弱だった為、
切り出された伊豆石はここから海岸まで滑り落として
船で各地へと搬出されていました。
間違って海まで落としちゃったりしなかったのかな?


まだまだ先は長いです。
S2000でコーナリングを楽しみながら南下し続けます。


もう一つ寄り道。
雲見浅間神社に参拝します。
海岸から162mもの高さで屹立する烏帽子山の頂上に本殿があり、
そこまで階段を登っていく必要があるのですが…


これがとんでもない急角度です。
烏帽子山は一般的な山とは異なり、
火山が削れて火道で固まったマグマが顕になった
岩頸と呼ばれるタイプの山(というか岩)なので、
殆ど塔のような形状をしているのです。
同じく岩頸で有名なものとしては伊豆諸島の孀婦岩などがあります。


登っていくと岩が露出してきて、
元々はマグマの通り道だったことが感じられます。


本殿に辿り着きました!
中々達成感があります。


更に、本殿の裏から延びる階段を登ると…


烏帽子山(標高162m)登頂です!


本殿と反対の側は海面下まで一気に切れ落ちていて、
桁違いの爽快感であると共にかなり怖いです。


相模湾側と比べると駿河湾側は地形が険しいですね。
だからこそ僕は駿河湾側が好きです。


何だかんだで時間が迫ってきてしまったので、
最南端はお預けにして一先ず道の駅の記念切符を回収します。
滑り込みセーフで道の駅下賀茂温泉湯の花と
道の駅開国下田みなとの記念切符を入手。
これで伊豆半島の道の駅の記念切符はコンプリートです。


道すがら見付けた菜の花畑。
さあ、それでは長年行けず終いだった最南端に向かいましょう。

…石廊崎オーシャンパークは16時で閉門?
岬なのに営業時間があるの!?
何ということだ…
ここまで来てまたしても到達出来ずに終わってしまうのか…?


諦めきれないので色んな情報を調べてみたところ、
石廊崎オーシャンパークが出来る前に使われていた経路なら
ゲートを通らずに岬に到達出来る可能性のあることが判明。
一縷の望みを掛けて漁港から歩きます。


石廊崎オーシャンパークの巨大な駐車場に出ました。
ここまで来られたなら行けるか…?


行けた!
伊豆半島最南端の石廊崎です!


宮崎県の鵜戸神宮(2019/11/30)と似た石室神社がありました。
こういう岩の洞に建てるのはやはり波風避けでしょうか。


ここまで遠かったなぁ…
僕にとって関東近郊で唯一の空白地帯だった
伊豆半島最南端を窮められて感無量です。


石廊崎の先端に石室神社の祠がありました。
岬の岩と一体化しています。
そんな施工ありなんだ。


明日も普通に勤務日なのでいつまでも感慨に耽ってはいられません。
満足したら帰路に就きます。


弓ヶ浜で伊豆の海鮮を食べてから、
国道414号で伊豆半島を縦断して帰りました。
これでやっと最後のピースを埋めることが出来た…
と言いつつ、行ってみたいスポットがまだ沢山あるので
これからも伊豆半島にはお世話になります。


愛しの西伊豆

2024年03月03日 | 旅行

スポーツカーというのは人を選びます。
それは運転手だけでなく同乗者も同じです。
路面の凹凸やエンジン音、加減速を可能な限り感じさせない
所謂「乗り心地の良さ」は
スポーツカーの理念とは対極に位置するものであり、
しかも基本的に運転者のことだけを考えて設計されているので
同乗者は相当な物好きである必要があります。


そんな物好きなP会民を見付けることが出来たので、
今日は一緒に東伊豆へドライブしてみます。
もうちょっとで富士山も見えそう…


まずやって来たのは沼津市の鯵料理店。
実は何度か来店したことがあるのですが、
毎回整理券が切れていて食べられず終いで帰っていました。
遂にご対面です。
やはりアジは最高!
干物も最高に美味でした。


そのまま東伊豆の海岸線をドライブします。
懐かしの煌きの丘展望台(2016/12/10)
今日は風が強い!


富士山と愛車を合わせて。
和の心を感じますね。


南アルプスこと赤石山脈(2023/9/16-19)も見えました。
今の時期は雪化粧をしているので分かりやすいですね。


最近ドライブした中で最南端の
御浜岬(2023/7/2)を越えて更に南進し続けます。


温暖な伊豆半島、桜も咲き誇っていますね。
ちなみに、今年のまつだ桜まつりは今日が最終日です。


ちょっと俗な観光地にも寄ってみます。
嘗て佐渡金山に次ぐ日本2位の金産出量を誇った土肥金山です。
鉱山跡が今は資料館、というかテーマパークになっています。


これはマイントピア別子(2023/3/20)で学んだ水替人足!
当然ありますよね。
ここは別子銅山のような木製ポンプは使わず
桶で水を汲み出していたようです。


伊豆の鉱山ならではの要素として、
何と坑内で温泉に浸かれたそうです。
土肥温泉はこの土肥金山の坑内で湧出したのが始まりなんだとか。


徳川幕府の財政を支えた土肥金山ですが
実はその寿命はかなり長く、
昭和40年まで採掘が続けられていたそうです。
まさか戦後まで掘っていたとは。


坑道の後は資料館へ。
ここの名物は実際に触ることが出来る金塊です。
誰でも自由に触れるのは腐食に強い金ならではですね。
こちらは12.5kgの金の延べ棒。
良くイメージされるようなサイズ感ですが、
これ1本で時価1.36億円にもなるので
実際にはこんな大きさの延べ棒は滅多に作られません。


そしてこちらは世界最大250kgの金塊。
平成17年に時価およそ4億円で設置した際には
成金趣味だとか馬鹿にもされたそうですが、
その後金の価格は右肩上がりで
現在では当時の7倍に迫る27.5億円まで時価が高騰しています。
ある意味、この手の客引きオブジェとしては大成功例…でしょうか。


この他にもまだ砂金採り体験などもあったりしますが、
ドライブの時間が減ってしまうのでここで切り上げます。


お次はこちらの岬。
その名も恋人岬です。
暴風が吹き荒れていてロマンチックという雰囲気ではないのですが…


恋人岬から見た富士山。
手前の岩礁に砕ける白波が風の激しさを物語っています。
2人でなら荒波も越えて行けるはずとかそういう?


隣の黄金崎にも来てみました。
こちらは恋人岬よりも低い(と言っても40mはある)ので
波飛沫がもろに掛かります。
ああ!車やカメラに潮が!


富士山を遥拝するかのような展望台へと続く道も見えますが、
今日あそこへ行くのは相当に厳しいですね…
カメラとか以前に風で飛ばされそう…


敢え無く駐車場に隣接した喫茶店へ避難。
ふう、助かった…
…ただ、外に置かれたS2000のことを思うと気が気ではありませんが。


潮があまり内部にまで入り込まないうちに切り上げて
足早に松田へと帰りました。
こういうところも含めての面白さですね。
やはり好きです。


伊豆の造形

2024年01月27日 | 旅行

今日は晴天の土曜日。
先週も先々週もまともにS2000に乗れていないので、
ふらっと伊豆にでも行ってみることにしました。
静岡県へのアクセスの良さが松田町の売りです。


箱根新道が大混雑していたので
Googleに旧東海道である神奈川県道732号へ案内され、
昔ながらの箱根越えをして伊豆・村の駅にやって来ました。
僕の最寄りの道の駅である道の駅足柄・金太郎のふるさとで
何故かこの村の駅の商品が多く売られているんですよね。
提携でもしているのでしょうか?


記念切符でも収集しようと道の駅伊豆のへそへ。
ここにも村の駅が入っていますね。
辺り一帯の道の駅を仕切る巨大チェーンなのでしょうか?
この道の駅は他にも宿泊施設や
自転車の展示施設もあるという盛り沢山な道の駅です。


自転車展示施設が併設されているというのは初めて見たので
ちょっと覗いてみます。
自転車展示施設…?
植物園に見えるけど…
実際、平成29年まではIZU・WORLD みんなのHawaiiansという
熱帯植物園だったそうです。


温室を抜けると自転車展示施設がありました。
MERIDA X BASEというメリダの自転車を揃えた展示場です。
試乗を兼ねたレンタルもやっているそうで、
100万円近い自転車を借りることも可能だとか。
凄いですね。
と思ったけど、冷静に考えてみたら
普通のレンタカーは100万円どころじゃない車を貸しているか。

さて、三島まで来ると大抵は東伊豆
戸田(2023/7/2)とか土肥(2016/12/10)とかに行くのが定番でしたが、
今回は趣向を変えて峠越えしてみます。
鹿路庭峠を越えて西伊豆へ。


伊豆高原の駐車場に車を停めて散策します。
海岸沿いでも「伊豆高原」の名を冠する施設ばかりだな…
原義の「高原」ではなく駅名を指しているんだろうけど、
ちょっと不思議な感じ。


という訳で、やって来たのはこちら。
大室山(2018/8/7)の噴火によって誕生したいがいが根です。
やっぱり伊豆と言えば海が見たくなるものです。


目の前に見えている伊豆大島(2014/9/16-17)
ずっと奥の三宅島(2022/12/11)を彷彿とさせる海岸線。
実際、伊豆半島は本州の中で唯一
伊豆諸島と同じフィリピン海プレートに乗っているので、
地質的には周囲の駿河や相模より伊豆諸島に近いです。
お手軽に島旅気分が味わえてお得?
いや、都内からだと場所によっては
飛行機やジェット船を使える伊豆大島の方がアクセスが良いか。


周囲の地図を確認していたら
入江の向こう側に気になるものを発見してしまいました。
回り込んで行ってみます。


まずはかんのん浜まで辿り着きました
(「かんのんの浜」というのは多分誤植)。
で、ここの波打際にそれが存在しているはずだけど…


上の写真で杭の右奥に見えている
木が何本が生えている岬の上に登って周囲を見渡します。
何処だ…?
もしかして、相当小さいものなのかな…


ん…?
岩が切れ込んだところに何かあるような…


あれか!
5分ほど探し回って漸く見付けました。
かなり下の位置にあるので慎重に下りていきます。
この辺りの岩は玄武岩なので摩擦は効くのですが、
掴めるような丁度良い大きさの突起が無いので
ボルダリングでパーミングを練習しておくと良いでしょう。
苦手な人は下りない方が無難です。


到達しました!
かんのん浜ポットホールです。
ポットホール(甌穴)とは、岩の窪みに入った石が水流で転がり
周囲の岩を削り、自分自身も削られて
このように丸い穴を開けたもののこと。
普通、甌穴を作った石は最終的に何処かに流されてしまうことが多く
そもそも残っている時点でかなり珍しいのですが、
真球に近い形になっているという点で更に希少です。
まるでボウリングボール。
自然とこんな綺麗な形になったというのか…
直径は約70cmもあってかなり大きいです。


成因からして当然ではありますが、
時折波が入り込んで石を動かします。
如何にも重そうな巨石がゴトゴト音を立てて揺れる様子は
波の力強さを感じさせて迫力があります。
ちなみに、今は大潮かつ満潮に近い時刻(潮位140cm位)で
それでも3〜5波に1回くらいしか動かないので、
かなり潮位の高い時にしか波は入ってこないようです。
このギリギリの塩梅が奇跡の造形の秘訣でしょうか。
自然というのは面白いですね。


この後は、伊東に来た時のお約束と化している
うずわ定食を食べてから松田に帰りました。

 

脚注
※「パーミング」

   掌(パーム)全体をホールドに密着させて摩擦をかける持ち方。
   主にスローパーと呼ばれるのっぺりしたホールドに用いる。