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sou16の物理学的な週末 ~sou16's Physical Weekends.

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毛無山

2023年11月12日 | 登山

仕事に疲れた時こそ登山です。
という訳で、会社の同僚と日帰り登山へ。


朝霧高原にやって来ました。
一応、紅葉狩りをしようという大義名分だったのですが、
一気に季節が進んでもう大分落葉していますね…
何はともあれ入山します。


駿河と甲斐に跨る毛無山一帯には金鉱脈があり、
それぞれ富士金山と湯之奥金山として
江戸時代まで採掘が行われていたそうです。
登山道の脇には鉱石の破砕機が残されています。
江戸時代にしてはやけに近代的にも見えるけど…


そこはかとなく紅葉する木々。
ネタバレすると、今回の登山でまともに紅葉していたのは
この一区画だけでした。


意外にも岩場続きな登山道を登っていきます。
どうってことない里山かと見縊っていましたが、
それなりにトレーニングになりますね。


登山道からは富士山が見えます。
曇天なので無理かと思っていましたが、
笠雲と裾野に霧が掛かっている以外は見えました。


登山口近くにあったキャンプ場が
一杯になっているのも見えます。
富士山を間近に望めるキャンプ場として人気だとか。


落差が60mもあるという不動滝。
不動滝という名前の滝は滅茶苦茶沢山ありますが、
これは不動明王を崇める修験者達が
全国各地で滝行をして不動滝の名前を付けていったから。
…ということは、この滝でも滝行をやっていたのか。
落差60mは大分キツそうな気がするけど。


登っていくと霧が出てきました。
というよりは、曇天の雲の中に突っ込んでいきました。


改めて富士山展望台がありましたが…


富士山どころか数m先の木すら良く見えない…
こればっかりはお天道様次第なので仕方ありませんね。


と諦めていたら、段々雲が晴れてきて…


全体像とまではいかないまでも、
富士山と視認出来るくらいには視界が開けました。
山の天気は変わり易いですね。


静岡県と山梨県の県境である稜線に出て
毛無山山頂を目指します。
名前からして毛無峠(2017/6/3)みたいに
木々が全然生えていないのかと思いきや、普通に森ですね。


という訳で、毛無山(標高1,946m)登頂です!
山頂は毛無っぽく木々が切り払われていますね。
うっすらと富士山の裾野が見えます。


身延町のゆるキャラみのワンの看板もありました。
左目がちょっと怖い。


あっと言う間に霧に包まれて寒くなってきたので、
頂上を楽しむのはそこそこにして戻ります。


ちょっと戻った位置にある南アルプス展望台。
富士山方面はあんな感じでしたが、
反対側の南アルプスは果たして。


そこはかとなく見える…ような?
まあ、南アルプスはくっきり見えていても
山座同定が難しいところがありますからね。


という訳で、下山しました。
トレーニングに丁度良い規模感ですね。


下山後は朝霧高原でご当地牛乳を飲んだりしてから帰りました。


雨飾山

2023年10月22日 | 登山

4:00、起床。
宿を出て路面凍結に気を付けながらS2000を駆ります。


やって来たのは雨飾高原です。
日の出前にも関わらず5人も交通整理に充当されています。
そんなに人気の山だったとは…
小谷村随一の観光資源ですね。


という訳で、紅葉を求めて今日登るのは雨飾山です。
日の出前の暗がりでもハッキリと分かるくらい
上の方は積雪していて雪飾山になっているな…
一応この事態は予想して軽アイゼンを持ってきていますが、果たして。


まずは湿原の木道を歩きます。
凍っていて滑り易いな…


湿原が終わると彩り鮮やかな登りが始まります。
まだ太陽が向かいの山から顔を出す前から彩度が高いですね。


と思っていたら、彩度が最も低い色、
純白の雪で上塗りされ始めました。
こんなに低い標高から積もっているとは…


やけに枝が覆い被さっている登山道だな…
梢にはほんの1〜2cmくらいしか
雪は積もっていないように見えますが、
それでも枝がこんなに垂れ下がるくらいの重みがあるのでしょうか?


ふと景色が開けました。
薄く積もった雪が音を吸収し、
薄曇りで滲んだ日の出と共に聖堂のような荘厳さを生み出しています。
冬山に登る人の気持ちがちょっと分かった…かも。
FA(元・東大ワンゲル部)はそういうのではなくて
雪で道が無くなっているところに
自分で道を付けていくことに喜びを感じているそうですが。


雨飾山本体が見えました。
完全に冬山の装いだな…
この写真での様子を良く覚えておいて下さい。


荒菅沢に出ました。
ここから尾根を登る急登になるので軽アイゼンを装着します。


モルゲンロートならぬモルゲンヴァイスとでも言うべきか、
雨飾山の山頂だけが真っ白く輝いています。
最後の方はかなり急そうですね。
積雪していて軽アイゼンで登れるんだろうか…


慣れない軽アイゼンに苦労しつつも、
一歩一歩登っていきます。
本格的な積雪ではないので岩がところどころ露出していて
アイゼンを置く位置に気を使います。
そうでなくとも雪道では足運びに気を使いますが。


笹平に出ました!
笹が茂る気持ちの良い台地です。
風が強いかと身構えていましたが、殆ど無風状態ですね。


ここで糸魚川の雨飾温泉からの登山道が合流します。
糸魚川側の方が混雑しないだろうから
こちらから登った方が良いかな?
とか考えたりもしていましたが、
全く踏み跡がありません。
危うくラッセルを強いられるところだったな…


さあラストスパート!
笹平から山頂まで100m程の登りです。


皆慣れない雪に手子摺っているのか渋滞が発生しています。
この状況でも尚これだけの人が押し掛けるんだな…
雪が無かったらどれほどの混雑になっていたのでしょうか。


日本海が見えました!
右中央で粉糖を塗したようになっている山々は
手前から海谷山塊の鋸岳、鬼ヶ面山、駒ヶ岳です。
あの標高ながらかなり岩山チックで面白いらしいので
その内登ってみたいですね。


西には北アルプス主稜線の白馬岳(2023/7/22-23)
その向こうの立山連峰(2019/7/20)が見えます。
真ん中は秋真っ盛りの様子なのに
前景と背景は完全に冬の装いなのが面白いですね。


頂上はもう目前です。
ふかふかの新雪を踏み締めながら向かいます。


雨飾山(標高1,963m)登頂です!
ぶっちゃけ暇潰しくらいの気持ちでしたが、
雪の所為もあって中々の達成感です。


昨夜は相当吹雪いていたのか
石祠への着雪の仕方が真冬のそれです。
現在の僕の装備と技術で登れるのは今の状態が限界だな…


手前が白で一番奥が緑という
三段紅葉上下反転バージョン。


もっと狭い範囲に白も赤も黄も緑も凝縮させた尾根もあります。


南には戸隠山(2023/8/5)が見えます。
アプローチの仕方が全く違うので
全然違う位置にある山のような気がしてしまいますが、
実際にはお隣と言っても良いくらいの位置関係です。


そして、雨飾山と言えばやはりこの眺めが有名。
右手前の笹平に付けられた登山道が
左を向いた女性の横顔に見えることから、
雨飾の女神や雨飾の乙女と呼ばれる眺望です。
登山道は人工的なものなので
横顔の形になるよう計算して作ったのでは?
と考えてしまわないでもないですが。


たっぷり1時間ほど楽しんで
人が捌けてきたら下山します。


日が高くなって雪が融けてきたからか、
朝は見られなかった臙脂色が顔を覗かせています。
登山道の雪も融けてきているのかな?


えっ、これ何処!?
こんなカラフルな登山道を通った記憶は一切無いのですが…


特に衝撃的だったのが荒菅沢のこの眺め。
お気付きですか?
そう、4時間前はこれ↓だった場所です。

ほんの数時間であまりにも変わり過ぎでは…


普通、ピストン山行の下山は消化試合みたいなものなのですが、
今回に限っては登山と下山で二度美味しいですね。
まるで違う山です。
あれだけ覆い被さっていた梢も綺麗に退いています。
…と言うと良いこと尽くめのようですが、
雪が融けたことによって足元はぐっちゃぐちゃです。


泥だらけになりながら下山。
いやー、想像以上に楽しい山だった。


下山後は鎌池で下界の紅葉を愛でたり…


雨飾高原露天風呂で汗を流したりしてから、
往路と同じく5時間掛けてえっちらおっちら松田へと戻りました。


水平歩道 第2日目

2023年10月15日 | 登山

3:51、起床。
今日は昨日の水平歩道よりも更に危険とされる
旧日電歩道を歩いて黒部ダムへ向かう計画だったのですが、
昨夜遅くから雨が降り出してしまいました。
「黒部に怪我は無し」の言葉は決して過去のものではありません。
下ノ廊下では秋の2ヶ月間だけで毎年数件の滑落事故が起きており、
その死亡率は限りなく100%に近いのです。
事実、令和元年には5件の滑落事故が発生し、
全員が即死しています。
そこに雨の中突っ込むのか、うーむ…


結局、昨日逆ルートで旧日電歩道を歩いてきた
FA(元・東大ワンゲル部)の知り合いの山岳会の方の
「あそこは雨だとただただ緊張を強いられるだけで面白くないよ」
という言葉が決め手となり、
水平歩道をピストンして欅平へ戻ることに。
雨の水平歩道も相当にヤバいのですが、
渡渉もある旧日電歩道よりは幾分マシなので…


無念の下山。
旧日電歩道はまた来年再挑戦しよう…


この後は宇奈月温泉でずぶ濡れになった身体を温めてから帰りました。

 

翌日、正にこの水平歩道で
74歳の男性が滑落死する事故が起きてしまいました。
悪天候が原因ではないようですが、
万全ではない状態で特攻する選択をしなくて良かったと
今になってみれば思います。
自分が好んで登る山は比喩ではなく
一歩間違えると死に至る領域であるということを、
改めて認識しなければなりませんね…

 

参考文献
黒部峡谷の難所 下ノ廊下でまた死亡事故 「黒部にけがなし…」 温泉小屋の代表が警鐘 富山 - TBS NEWS DIG


水平歩道 第1日目

2023年10月14日 | 登山

黒部に怪我は無し―

4年前に見学会に当たって見学した
関西電力黒部ルート(2019/8/5)が、
黒部宇奈月キャニオンルートと名前を変えて
来年から一般公開されることになったそうです。
黒部ダム竣工から60年以上経って遂に一般公開するんですね。
まだ公開する気はあったのか…

あの黒部ルートは最も古い区間である欅平-仙人谷が
仙人谷ダムの建設を目的として昭和16年に開通しています。
しかし、ここで一つ重要なことがあります。
ダムにしろトンネルにしろ、
建設の前には測量をしなければなりませんし、
トンネル全通までは地上から物資を運び入れる必要があります。
しかし、技術が今とは比べ物にならない程貧弱だった戦前に
大変な思いをしてほぼ全線地下で上部軌道が拓かれたのは、
黒部峡谷の欅平から先の核心部下ノ廊下が
あまりの断崖絶壁かつ雪崩多発地帯で、
地上には何処にも鉄道を通す余地が無いと判断されたからです。
そんな場所でどうやって仙人谷までアクセスしていたのか?


おはようございます。
元・東大ワンゲル部のFAと欅平駅にやって参りました。
前述の通り黒部峡谷は断崖絶壁続きなので、
欅平発の登山道は多くありません。
一つは黒部川の支流祖母谷沿いに唐松岳や
白馬岳(2023/7/22-23)へと至る道。
そして、もう一つが…


黒部川を遡行して仙人谷ダムへと至る道、水平歩道です!
直訳すればHorizontal footpathで、
まるでバリアフリーを謳っているかのような名前ですが、
非常に難度の高い登山道の一つとして数えられています。


まずは水平歩道どころか垂直歩道と言いたくなるような
無理矢理な急登を登っていきます。
欅平と仙人谷の標高差は約300mなのですが、
水平歩道は13kmある道程の内最初の0.6kmだけで
その標高差ほぼ全てを賄います。
物資を運んでいた時は索道でもあったのでしょうか。
しかし、この急登は水平歩道のおまけにもなりません。


急登を登り切るといよいよ本番開始です!
欅平の入山口にもあった警告看板が改めて立てられています。


ここまでは一般登山道で、
後立山連峰を望む展望台があったりします。
つまり、ここまでの超急登は最も「安全」な区間です。


この先は名前通り(登山道にしては)水平な道となり、
本当の水平歩道が始まります。
立ち入りを禁止しているようにしか見えない
トラロープを手で退かして入山です。
では、何故水平な道が高難度で知られているのか?


それは水平歩道が断崖絶壁の只中を
ほんの少し削っただけで付けられた道だからです。


あまりにも険し過ぎる黒部峡谷には
自然な形の道が何処にも造れなかった為、
壁に張り付いたクランク型という
有り得ない形を取らざるを得なかったのです。


しかも、元々は一般開放など微塵も考えていなかった
調査道としての出自を持っている為、
道幅は必要最低限+αしかありません。
場所によっては50cm前後です。


初っ端に欅平からほぼ真上に300m登りましたが、
当然黒部川の方はそんな流路を取っている訳もなく
300mを7km程掛けてじわじわ登ってきます
(これでも河川にしては滅茶苦茶急ですが)。
ということは何が起こるか?
そう、水平歩道は狭い狭い道を一歩でも踏み外すと
比高300mを激流渦巻く谷底まで真っ逆様なのです。


という道が一部区間とかではなく10km以上延々続きます。
常時綱渡りのような緊張感を強いられる道、
それこそが黒部峡谷下ノ廊下の水平歩道なのです。
谷筋の対岸を見ると冗談みたいに
自分と同じ高さの真一文字の線が続いていますね。


そんな水平歩道でも、真に已むを得ない区間では
トンネルを掘ることもあります。
トンネルの中は水平歩道の中で唯一安全な場所ですね。
普通は掘削の労力を最小化する為に
トンネルはあっても極短いものなのですが…


この志合谷だけは大きく崩れてしまっていて、
谷全体をU字型に回り込む形で
全長150mの長大な志合谷トンネルが掘られています。


これが志合谷トンネルの坑口なのですが、滅茶苦茶狭い。
大きな荷物を背負った歩荷がここを通れたんだろうか…


こんな歪な断面のトンネルは初めて見た…
そもそも長い上に屈曲しているので中は真っ暗。
ヘッドライト必須です。


いやまあ、ヘッドライトはどんな山行でも必携品なので
それ自体は別に大したことではないのですが、
この志合谷トンネル、滔々と冷水が湧いているんですよね…
最初の内は側溝らしきものが掘られているのですが…


暫く行くと道床が完全に水没します。
とても現役のトンネルとは思えないな…


一方、この大太鼓と呼ばれる地点は
トンネルを掘ることすら難しいと判断されたのか、
有無を言わせぬ大岩壁を力業でコの字に刳り貫いた
一際常識離れした線形で、
水平歩道を象徴する景色として名を馳せています。
こんなやり方をするならトンネルを掘るのと
大して労力は変わらないのでは…?
トンネル掘削の為の測量が出来ないからなのかな…


下を覗き込むとこんな感じ。
何かもう高過ぎて良く分かりませんね。
東京タワーの天辺から下を見るようなものなのですが。


ただ、大太鼓みたいな固有名詞を有する地点より
案外こういう何気無い丸太橋の方が危ないかも知れません。
気を抜くとつるっと行きかけたので…
本当に死ぬかと思った。


こんな水平歩道があの黒四こと
黒部川第四発電所から出る送電線の巡視路にもなっており、
関電の職員もここを通っているという事実。
関西の電気はこんな壮絶な思いをして維持されているのです。
関東にしたって奥只見の巡視路(2022/7/17)とかありますからね。


最後の大きな谷筋、オリオ谷。
ここには砂防ダムが設けられています。
ここは上部軌道が通っていないけど、
ということはこのダムの建設資材は
一から十まで全て歩荷したっていうことなのか…


水平歩道はダムの内部を通っていきます。
これまた常識破りの登山道…


足元と頭上ばかりに気を取られて
あまり周囲の景色に目を向けられていませんが、
この辺りは紅葉が始まっていますね。
まあ、景色を見ながら歩くなという注意書きもあったりしますが。


こういう和やかな雰囲気の場所もあったりしますが、
草木がカモフラージュしているだけで
左側は踏み外したら怪我では済みません。
黒部に怪我は無し。


黒部川と水平歩道の比高が狭まってきて
1枚の写真の中に両者を収められるようになってきました。
これで大分低くなった後ですからね。


最後の撮影スポット兼休憩スポット、折尾ノ大滝。
この先は特に見所がありません。
いや、この先の区間であっても、
他の登山道の中にあったとしたら
確実にネームドになったであろう危険区間ですが。


FAは
「飽きたから早く小屋に着く以外やることが無い」
と言って際限無く加速していきます。
待ってくれ…
この道でトレラン紛いのことをさせないでくれ…


死に物狂いで追い掛けていくと漸く小屋が見えてきました。


ルート中唯一の山小屋、阿曽原温泉小屋に到着。
疲れた…


深い深い黒部峡谷の深淵にポツンと佇む孤高の山小屋。
訪れる人も疎ら…
と思いそうですが、実は秋のシーズンともなると
黒山の人集りで溢れたりする人気の小屋です。
まあ、他に選択肢が無いというのもあるので。


小屋は簡素なプレハブ造り。
何故かと言えば、毎年冬になると雪崩の被害を受けないように
毎回解体して片付けてしまうからです。


こんな立地の小屋ですが、
実は携帯電話の電波が入ったりします。
この小屋の為だけに…というよりは、
隣にある仙人谷ダムのお零れに与っているんだろうな。


ここの目玉は何と言っても温泉。
幽玄な黒部峡谷を見ながらの露天風呂は至福の一言です。
ここまでの道程があんな調子なので、
日本一危険な温泉と呼ばれたりもします。
ちなみに、今日通ってきた水平歩道は
この阿曽原温泉では(一般人が使える中で)一番安全なアクセス路です。


この温泉、一体何処から湧いているのかというと、
あの高熱隧道から湧き出しています。
高熱隧道の怪我の功名ですね。


小屋大嫌いな東大ワンゲルの流れを引くFAとの山行なので、
今夜は久々のテント泊です。
猫の額程の平地に設けられた幕営地には数多のテントが。
FAが所属している山岳会のチームも偶然来ていて、
夜は焼肉パーティーにお邪魔させてもらったりしました。
偶にはテント泊も良いものですね。


奥穂高岳? 第3日目

2023年10月07日 | 登山


4:30、起床。
折角涸沢で泊まることが出来たので、
朝食を急いで済ませてモルゲンロートを狙ってみます。


モルゲンロートというのは、日の出の陽光に照らされて
山肌が山頂から赤く染まっていく現象のこと。
このようなカールなどで見ることが出来ます。
日の出前の待機はやっぱり寒い…


うーん、微妙に赤くなっている…ような?
どうも地平線に雲がかかっているようで
綺麗なモルゲンロートとは行きませんでした。


今日は昨日とは違って穂高連峰もすっきり晴れているので、
少し記念撮影などしてから下山を開始します。


団体客が続々と登ってきて
すれ違いに時間を取られましたが、
サクッと横尾まで戻って来ました。
下山です。


まあ、ここからの作業道歩きが長いのですが…
槍ヶ岳と奥穂高岳に再挑戦する時は
裏の新穂高温泉スタートにしようかな。


一昨日明神池に寄った際に見掛けていた喫茶店で一服。
この後は無難に上高地まで歩き通して
16:00発のバスで上高地を発ちました。

…さて、今日から暦上の三連休ということで
昨日一昨日は有休を取っていた訳ですが、
実は本来の三連休も利用して
もう一つ山を梯子するのが本来の計画でした。
が、そちらも山頂に雪が降ってしまい、
更に明日明後日はまたしても悪天候の予報…
どうしようかなぁ…
かと言って、松田に戻ってもやることは無いし…


という訳で、松本からならどうせ同じくらいの距離だからと
急遽半田へ帰省することにしました。
まあ、半田に帰省してもやることがあるかは謎ですが。