改正総一郎の外断熱・外張り断熱日記

断熱工事に関わって38年。
快適・健康・省エネ建築について探求し続ける日々の雑記帳。
建物の外皮性能、計画換気など。

ニホンノイエハサムイデスその2

2014-06-25 09:00:11 | 日記

前回のつづきです。

 

 

新築で周辺の立地条件を

詳細に検討して対応すればかなりの確率で

床下の問題は解決できると思いますが、

既存の建物では厄介な問題です。

 

 

床下換気扇や換気ガラリ、

はたまた木炭や竹炭の使用など

いろいろな方法がありますが、

賛否両論といったところのようです。

 

 

古来から日本の住宅は床を高くして

床下に十分な通風を確保したものでした。

 

よく時代劇で忍者や浪人が床下で聞き耳を立てたり、

寝起きしている場面がありますが、

お寺のように大きな建物でなくても

戦前の家屋は十分な床下通気を取っていたものです。

 

戦後、最近までは耐震上の理由で

コンクリート基礎でないとダメになっていました。

 

コンクリートは気密性が高くなりますし、

打設してから2年から10年は初期水分が発生すると言われています。

コンクリートの外部には防水性が高い塗料や塗り物をしますから、

どうしても水分は床下に発散してしまいます。

 

 

・・・・・つづく。