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ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

松竹大歌舞伎

2009-07-29 23:48:21 | 観劇

知人が歌舞伎に出演しているので、観に行ってきました。舞台での知人の姿を観たいと思っていたのですが、なかなかチャンスがなくて今日やっとです。

演目は「伊賀越道中双六」(いがごえどうちゅうすごろく)と、「奴道成寺」(やっこどうじょうじ)の2本。

「伊賀・・・・・」は中村吉右衛門さんが出演です。この演目、何度も眠くなってしまいました。吉右衛門さんはテレビドラマの「鬼平」で大好きなのですが・・・・・・今日の舞台では、セリフが聞きづらいところがありまして・・・・お兄様である松本幸四郎さんの「ラマンチャ・・・」を観た時も、セリフが聞き取りにくかったのよね。でも、幸四郎さんの歌舞伎はとても良かったなぁ~~。とにかく、眠気と戦った演目でした・・・・。

「奴道成寺」は市川染五郎さん出演です。染五郎さんの舞台は、新感線で観たりしているのですが、歌舞伎は初めてだったかも・・・・・。

花子と名乗る白拍子がやってきて、新しく作られた撞鐘(つきがね)を拝みたいと舞を奉納するのですが、男性であることがわかります。実は狂言師の左近だったのです。でも、僧達の勧めに従い、次々と踊りを披露していくことになります。「娘道成寺」の男性版と言ってもいいのかも・・・です。

染五郎さんは、やっぱり華がありますね。眠気もふっとび、魅了されました。

しゃがんだ姿勢のまま、すり足で舞台で大きく八の字に動きます。考えただけで、きつい動きですよね。それが、とっても滑らかで美しいのです。拍手せずにはいられないって感じです。私には、絶対出来ない・・・・・・(笑)

いくつもの舞をみせてくれるのですが、衣装もとっても美しくて、見ごたえありました。

なかでも、おかめ、お大尽、ひょっとこの3種の面を使っての舞は、すごかった~~~。口でくわえる形のお面なんだそうです。それを後ろを向いた瞬間に、すぐに変えて3人の舞を見せるわけです。

後見といって、染五郎さんの後ろでお面を渡す人はもちろんいるわけですが、それにしても2人の息があわないと出来ない芸ですね。

踊りながら、染五郎さんが片手を後ろに回したら、お面を渡すわけです。そして、お面を持っている手のほうから後ろを向く。その繰り返しをテンポよく、おこなうわけです。いや~~~素敵みごとでした。良いもの観て、とっても満足でした。

そして、知人は、その染五郎さんと舞をします。

なんだかね~~~~出てくるぞと思ったら、ドキドキしちゃいました。セリフもたっぷりあるし、とんぼは切るし・・・・・当然だけど、いつもの知人でなく、腰もきまってカッコよかったです。

どこで出てくるのか、しっかり聞いておいてよかったわ~~。来月も、知人の舞台を観劇できるので、一層楽しみになりました。

コメント
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