狼と山羊とキャベツを持つ男が
渡し船に乗ろうとする
渡し船は一度に
自分のほかに二者しか運べず
彼がついていなければ
狼はすぐ山羊を食べ
山羊はキャベツを食べてしまう
という条件の下で
いかにして三者を
向こう岸に渡すか?
soop「答えは簡単だけど・・・」
狼と山羊とキャベツを持つ男が
渡し船に乗ろうとする
渡し船は一度に
自分のほかに二者しか運べず
彼がついていなければ
狼はすぐ山羊を食べ
山羊はキャベツを食べてしまう
という条件の下で
いかにして三者を
向こう岸に渡すか?
soop「答えは簡単だけど・・・」
いやしくも
人間の名に値し
天からの授かりものを期待できるのは
狼と羊の両方をそっくり無傷で
温存するに
必要な素材を
獲得しているものだけである
現代のある識者が我々の祖先の格言に加えた
「心理連想的語源学的分析」によれば「狼」という言葉は明らかに生体としての
人間の基本的反射機能全体を指し「羊」は人間の感受性の全体を象徴するという。
人間の思考機能は格言の中の「人間」で表されている
責任ある人生の途上において、意識的労働と自発的受苦とによって
自分という存在全般の中につねにこの二つの異質な相容れぬものが共存するような
条件をつくりだす素材を獲得している人間 そうした人間にしてはじめて
この格言が示しているように、天からの授かりものを期待し
またそれを手にするに値し、総じて人間としての天分をまっとうするのである・・