地質調査によると
地球は過去に何度か巨大な天体に衝突されている
6500万年前 恐竜たちは他の50万以上におよぶ種ともども
メキシコ周辺に衝突した直径9.6㎞の小惑星によって一掃された
1908年にはシベリアのツングース地域にある
5000平方キロメートルの森林が宇宙から飛来した
直径91メートルの星屑によってペシャンコにされた
2004年末になると科学者たちは
直径400mの小惑星が2036年に地球のすぐ近くを通過する
のではないかと懸念しはじめた
悪と破壊のエジプトの精霊にちなんで「アポフィス」と命名された
かりに地球に衝突すればアポフィスは広島上空で爆発した
原爆の10万倍に相当するエネルギーを放出するだろうと
NASAは試算している
爆発によって何千平方キロもの土地が
直接的な被害を受けるだろう、と。