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Soopllofeiv の日常

フリーハンドで描いています

ローカルソング

2016-09-20 20:08:40 | Weblog
女:ワシは遠国越後ノ者で、
  親が邪険で七つの歳に売られてきました
  天満ノ在へ、芸者ならこそ三味弾きますル
  遠国やハハ、何がヤサシヤ蛍がヤサシ
  草の葉蔭で灯を点す

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『多幸山』

♬多幸山の疚しさ 山猪 
驚くなやましさ
喜名ノ高波平(たかはんじゃ)
サヨ ヤマダムドウイ
汝った山田ヤ ぬうさる山田が
わにん山田ヤ いんぢちゃっせー

若さひととちぬ 通い路の空ヤ
いぬみちクンチチ 
しちや通りば じょうにタッチョル
チクムクトウイガ んむぐわ投ぎれば
ハッククで ハッククで
ビール腹 渋い腹 かさぎ腹 
豆腐一丁に 酒一升 酒一升
いみぬくぬしけに
ぬんでまた夢や んかしぐとまでぃん
みしてゆがな・


 







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行進 (柔らかなサヨク)

2016-09-20 19:24:59 | Weblog
 政治・社会ノ思想体系は目の粗い網であり、人間は永遠に網にかからない魚である
                                坂口安吾

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 俺は地獄に居ると信じている だから俺は地獄に居る

 彷徨うのだ 疲労した風に乗り
 海を渉り みずの沈黙と死体の傷口ノ上を
 刑罰の上を・・

 ・・・真実の処 
 俺はあの沖合にズット延びた突堤に棄てられた
 少年かも知れぬ
 行く手は宙に続く路をたどってゆく子供
 あぁ 其の路は険しく屈曲して、金雀枝(エニシダ)は丘陵を覆う
 
 微風も吹かづ
 鳥の歌声も泉の音も遥かにとうい

 進みゆけば"必定" 世界の涯

  血の下奥底に白い漆喰の鏝の目が浮き上がる
 石ノ墓を俺に貸して呉れ!
 そこで 俺はテエブルに肘をツキ
 物思いに耽るのだ

 燭台は新聞・雑誌を照らす
 だが、もう俺は禁忌ノテクストに興味はない
 地底のスミカの上 
 人々の家屋は立ち並び、霧は深く立ち込めるだろう。

 赤黒い泥の都 怪物の様な都会
 そこに宙も星もなく
 循環する暗夜

  むしろ 四囲を地球ノ厚みに遮てられた奥墳にこそ、
 藍色の深淵はあるのであろう
 炎ノ井戸もあり、月と彗星と海と 神話の出会いもある・

 懊悩ノ時が訪れる度々に
 俺はこの身を
 碧玉ノ球体よ
 白銀の球体よと思いナスのだ

  俺は黙劇ノ主人公
 円天井(ドーム)の片隅に何故か一つ
 換気窓ノ空が蒼褪めている。

  

詩文:jean nicolas arthur rimbaud
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