このブログを立ち上げた当初、文庫本などについて触れましたけど…
わたしは、大の推理小説好きでもあるわけで…
特に、横溝正史作品は読破していたりするわけであります。
角川文庫版を完全読破したのは確か高校生の頃でした。もうだいぶ前です…(笑)
そして、その横溝作品の中から映画化された作品も数種類存在します。
「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」「獄門島」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」「悪霊島」「八墓村」
など…
江戸川乱歩が明智小五郎を世に生み出したように、横溝正史も金田一耕助という人物を
世に生み出したわけですが…
映画化において、この金田一耕助なる名探偵は数多くの俳優が演じています。
わたしは、原作から横溝世界に入ったので映画はあとから観た…という感じでしたけど
個人的に、後にも先にも金田一耕助は武藤平吉が一番似合っている感じがするのです。
あっ…武藤平吉というのは、石坂浩二のことです(笑)
武藤平吉は彼の本名。
他の俳優が金田一を演じた「八墓村」(渥美 清←寅さん)とか、「悪霊島」(鹿賀丈志)とか
テレビシリーズや他作品では、古谷一行 とか小野寺昭 とか木村拓哉とかも演じていますけどね…
豊川悦司も何気に映画版(リメイク)「八墓村」で金田一を演じてますけど石坂浩二の印象には
適わないのかな…。
映画版で最多の金田一は石坂浩二なんで、わたしの中では彼がベスト・オブ・金田一ということで。
その石坂浩二がまたもや金田一を演じ、かつてと同じく市川 崑監督との最強コンビで
名作「犬神家の一族」が上映されますね~
ある意味楽しみなんですけど、石坂浩二や加藤武など、主要キャスト以下は今の俳優達で構成されて
いるのでどうなんでしょう…
ということで、今まで数々の横溝作品の映画を観てきたわけですが…
原作でも、また映像作品でもその後金田一が姿を消す直前の作品で「病院坂の首縊りの家」を
ちらっとご紹介…
コレクションにはこれだけがなかったんですけど、この度偶然にも発見したので即購入(爆)
パッケージはちょっとアレなんで、拡大は無しです…
といっても、これだけでも充分アレなんですが…
出演している俳優達がまたいいんですよ…
この手のシリーズにはある意味レギュラーな、あおい輝彦。
(因みに映画オリジナル版の犬神では本物の佐清)
左にいる方は若い人は(多分)分からないかもしれないけど、芸能界から○○されちゃった人…
武藤…いや、石坂浩二は若い!
佐久間良子は、お美しい…
左の人は、脇役では有名なお方…
最近では、「渡る世間は鬼ばかり」幸楽の名調理人。
右は、このシリーズではレギュラー出演で警察署の署長だったり、警部だったりする加藤武。
「よし!わかった!」と言いながら手を叩き犯人を断言するけど、いつも間違ってる(笑)
横溝作品の時代背景は終戦直後で昭和20年代…
複雑な家族関係とか、過去のしがらみなどが絶妙に絡んでいる全体の構図がなんともいえません。
今度、劇場で公開される「犬神家の一族」も昔とどこがどうなっているのか興味があるので
多分観にいくでしょう~
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