忠ウサ桃太郎 その2

momoがベランダから室内に入りたがるので、
momo専用のスペースを
ちょっとだけ作ってあげることにしました。
（ほんとにちょこっとだけ、簡易的に。）

あれ？なんだかいつもと違うね。

momoが寒いベランダで待っていなくてもいいように、
私たちと一緒の室内にも、サークルを置いてみたんだよ。

これで待たなくても、おやつを食べられるね。



ブロッコリー？大好き♪大好き♪



あ、爪が伸びてる。今週末に切ろうね。



もぐもぐもぐもぐ・・・。
明るいと、見なくていいものも見えるんだねぇ・・・。
もぐもぐもぐもぐ・・・。

見えなくても、1ヶ月に1回は爪切りしますよ。



あぁ。そろそろ張り替えなければと思っていた障子。
できれば隠したかったけれど、今はそうじゃない。

どうしたの？momo。
ほらほら、こっちにおいで。
どうして窓の外を見ているの？
もう出て行っちゃうの？外は寒いよ？



うん、ありがと。
いろいろ考えてくれて、ありがとね。

何言ってるの。入っておいでよ。
一緒にお話したり、テレビ観たり、おやつもあげるよ。
（小さいサークルの中だけだけど。）
おいでよ、momo。コンクリートは冷たいよ。

破れた障子まで公開しちゃったのに、
もう、出て行っちゃうなんて・・・。



うん、でもね。
アトピーひどくなっちゃうと、困るでしょ？
決して爪が伸びているのを見つかったからじゃないよ。
障子はぼくがやったことにしていいよ。

爪は今週末に切る予定だったよ。
ちょっとの時間だけなんだから、アトピーだって大丈夫だよ。
中に入っておいで、momo？

障子はそうだね、momoがやったことにさせてもらうね。



やっぱり、ここは入っちゃ駄目なんだよ。
駄目って言われると嬉しいの。
いいよって言われたら、ちょっと魅力半減。
だから外で、みんなが出てくるの、待ってるね。

そうなの？そういうこと、人間界にもあるねぇ。
momo、賢いんだねぇ。
じゃあ、あとでベランダにおやつ持って行くからね。
待っててね。

でも、Kたん、寂しくて泣いてるよ？

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なぁんて、想像を駆使してみました。
momoのほんとの気持ちが知りたいな・・・。