谷川岳登山で日焼けしてから2週間(首筋しばらく日焼けでヒリヒリしてた)、至仏山登山に行ってきました!
残雪期の至仏山は1年のうちでごくわずかな期間しか登山ができません(2016年は4月22日から5月6日まで)。なので(?)解禁翌日の23日(土)にいそいそと行ってきました。前回の谷川岳同様、融雪が進んでいてなかなか息が切れましたがw 良い天気にも恵まれ、麓の温泉と満開の桜含めて雪山登山を楽しんできました。
この期間は、シーズン中はマイカー規制されている鳩待峠まで車で入ることができるので、朝7時前には到着して駐車。鳩待峠の登山口から小至仏山経由の至仏山ピストンというルートを取りました。(※至仏山山頂から尾瀬ヶ原へ下る東面登山道は登り専用です)
タイムは往復だいたい5時間。登りの時、先行者の踏み跡がほとんどなくて難儀しました(つぼ足で行く気満々だったのにまさか自分がトレース作るとは思いもしなかった)。当然めちゃくちゃ腐った雪を踏み抜きまして、一度は抜けなるくらいまで埋まりましたw (ふくらはぎ付近の雪を削って抜いた)
いつもの地図を携帯。とはいえ、片品村のみなさまがルート上に赤いリボンをあちこちに付けて下さっているので迷うことはありませんでした。
山と高原地図 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山 2016 (登山地図 | マップル) | |
昭文社 地図 編集部 | |
昭文社 |
ここの所の雪山登山で参考にしてる本はこちら。至仏山も載ってます。
厳選 雪山登山ルート集 登山者必携のオールカラー最新ガイド集(八ヶ岳、日本アルプス、北海道から九州まで日本を代表する初・中級ルート50本満載) | |
西田 省三 | |
山と渓谷社 |
朝の鳩待峠。駐車場から歩いて数分の場所にあります。(駐車場料金はなんと1日2500円!高い…。)
天気予報では晴れるはずなのですが滅茶苦茶ガスってます。
こちらが登山口。雪がほとんどないですね。
赤いリボンが付いているので、そちらに向かっていきます。
かなりの量のリボンをつけてくれているので地図を見ることはなかったですねー。
日がだんだん上がってきました。
日の出とともに、ガスが薄らいでいきます。
15分もしないうちにすっかり青空へ。やっぱり天気がいいとテンションが上がります!
小至仏と至仏山が見えてきました。
この時点で踏み跡がほとんどないです。あっても前日以前のものだけ。
右手には燧ヶ岳がお目見え。
日差しが強くなってきて、雲海がキレイ。
ちょっとこのタイミングは背筋がゾクゾクするくらいの素晴らしい光景でした。これだから登山はやめられません。
小至仏山へ向かいます。
小至仏山手前は悪沢岳への分岐があり迷いやすい(特に天候が悪い時)ため、誘導のためのポールを立ててくれています。
誘導路に従って進んでいくと小至仏山が近づいてきました。
注意書き。ルールとマナーを守って楽しい登山を。
と、いうことで小至仏山のトラバース開始。
見れば分かりますが、壺足(先行者が通った時にできた踏み跡を辿ること)ができない上、融雪が進んでいて踏んだ足がそのまま雪とともに滑りまくってかなり歩きにくかったです。あちこちで溶けた雪を踏み抜いて太ももまで埋まること数回。。
緊張しつつもなんとか小至仏山のトラバースを越えて至仏山がようやく見えてみました。
最後の登りを息切らしながら登る、登る。
最後の急登。頂上が見えんw
ということで山頂へ!山頂には登山客1人、ボーダーの若い衆が3人くらい。
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。尾瀬は小学生のころ行ったきりだなー。次は燧ヶ岳とセットで行きたい。
多少ガスってるものの、キレイに周囲の山々が見渡せました。
左の辺が(たぶん)谷川岳。二週間前、あの山頂にいたんだなーと思うと不思議な気分に。
いつもの三角点。
ひとしきり山頂の風景を楽しんだ後、昼食ターイム。セブンイレブンの菓子パン二つと、山食チキンラーメン!
風景を見ながらの昼食はまさに格別です。
昼食をとってたら徐々に登山客が増えてきました。
人も増えてきたし、山頂はさすがに風が冷たいのでそろそろ下山しますかね。眺めがよくてちょっと名残惜しいですが。
ということでザクザク下山。
降りるときはかなり余裕があるので風景を楽しみながら。
植物付近の雪は融雪が進んでいるので踏み抜き注意。というか近づかない方が無難です。
今回はオールシーズンのパンツにスパッツ装備。雪山といえど、行動中は上はロンT2枚だけで十分。
すべるようにザクザクと降りますよ。ザクザクとね。
うーん、踏み跡つけてもその上からスノーシューとかスキーで通過されると跡が消えちゃうんですよね…これなんとかならないのかな。
とはいえ、何人か通過したおかげで行きの時に比べると格段に通りやすくなりました。
空が青い…
最高の天気じゃないですか!(帰宅したら日焼けしまくってました。主に首筋が…(ヒリヒリ
映ってませんが相当数の人とすれ違ったので、おそらく11時~12時くらいの山頂は結構混雑してたんではないかと思われます。まあスキー、スノボな人も多かったので山頂には行かない?かもしれませんが
遠くに見える燧ヶ岳。
雪解けが進んでせせらぎが出来てました
無事、12時前にゴール。ほぼ5時間、予定通りかな。
シーズン前の静かな休憩所。夏は賑やかなんでしょうねー。
下山後、片品村の日帰り温泉施設の花咲の湯さんに向かう途中、片品村のあちこちに植えられている見事!な桜を堪能。やっぱり青空に桜はいいですねえ。東京での花見は天気悪くてイマイチだったのでこれは嬉しいサプライズ。
んで、日差したっぷりの下で露天風呂を堪能し、地元のおそばを頂いて帰京しました。やっぱり尾瀬はいいなぁ。ちょっと遠いけど…(笑
さて、次はどこに行こうかな?