まど・みちお詩集（谷川俊太郎編・岩波文庫）の傑作選。

　ころりんと


なにかしらんが

ころりんと、

ころりんと、かわいもの　でてこないか。


なんでもいいが

ころりんと、

ほんとに、ころりんと、でてこないか。


あめの　やまない

にちようび、

ころりんと、ねころんで　おもってる。

ころりんと



高橋選

Driving by Everything But The Girl

Driving by Everything But The Girl

おわら風の盆について。

むかし
おわら風の盆に行きました。

その際
聞名寺の住職さんのお話が
観光の本質を看破しておりました。

すなわち
観光とは
光を観るという
非日常の
魂の再生の営為であるということでした。


団体のツアー旅行は
何が楽しいのか分かりません。


むしろ
高群逸枝氏の娘巡礼記の如く

全てを放擲した
出奔のようなものが

観光ではないでしょうか。


その意味では
行き詰った自らを再生する契機として

静謐なる
おわら風の盆（富山市八尾町）に訪れ
その隠微な悦びに溺れるのが大切であります。


おわり


高橋記

New Moomin 35 Papa's old shoes 1972 Japanese

New Moomin 35 Papa's old shoes 1972 Japanese

歴史の詩と真実について。

昨日の「直虎」で
小野政次氏が
非業の死を遂げたが

やはり
歴史的事実とは
かけ離れた感じがする。

直虎氏と政次氏の
意味不明な愛の果ての
槍での死というのは
何か変である。

実際は
井伊家を乗っ取ろうと暗躍した政次氏が

最期に家康公の登場で
成敗されたというのが
現実ではないかと思う。


歴史は
時の権力者や
倫理的思惑で
脚色され
編集、歪曲されてきたに相違ない。

しかし
私は
認識主観の対象の構成という
近代哲学の僭越を容認するわけにはいかない。

私は三国志演義ではなく正史三国志
を学びたい。


家康公も
司馬懿氏も
どちらかといえば
あまり評価されず
人気がなかったが

正確な歴史を知れば
やはり
国を纏め上げた傑物であり

ベンチマーキングに相応しい。


やはり
歴史ロマンに惑溺するのは
私の性に合わない。


私は
社会的影響力を
エージェントオブインフルエンスを通じて行使し

浮遊する知識人
トリックスター
まれびと
として

社会に浸透し透過するのがミッションである。


おわり


高橋記（好きな言葉：Walk softly on the earth（風の王国より）)

東芝ビデオ ビュースター - 薬師丸ひろ子 - ♪ 高中正義 ｢渚・モデラート｣

東芝ビデオ ビュースター - 薬師丸ひろ子 - ♪ 高中正義 ｢渚・モデラート｣

80年代と現代社会の差異についての考察。

1980年代の芸能や社会の元気さ

音楽やお笑いの特異な興隆は

それ以降の時代においては見られない
特筆すべき情況であった。

私は
陰鬱で悲観的な人格であるが

何となく80年代だけは
楽しかった記憶がある。


当時は
社会全体に
浩然の気が満ちていた。


逆に
現代のテレビは

悲壮なまでに
元気や明るさを添加して

痛々しさすら
視聴者に感じさせる。


現代の
事件事故も
何等かの絶望を前提にした
暗黒を感じさせるものが
多すぎる。


80年代の暴走族や不良の皆さんは

義侠心を持った
弱い者いじめをしない
硬派な感じがあり

私のような弱い子は
守られていた。


何れにせよ
80年代は
元気や明るさを強調するまでもなく

芸能人はスターとして
高貴な光を照射し

民百姓に
明日の希望を与えてくれたものである。

おわり



高橋記

EPO 音楽のような風

EPO 音楽のような風

夢の続き ～LIVE～ 竹内まりや

夢の続き ～LIVE～　竹内まりや

藤山一郎 ラジオ体操の歌

藤山一郎 ラジオ体操の歌