NPO法人 地域福祉協会

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デレクの予告:映画『アメイジング・スパイダーマン2』 敵の団結編

2015-01-31 | 映画
デレクの予告:映画『アメイジング・スパイダーマン2』 敵の団結編

ユダヤ王権論  -王道と覇道-

2015-01-31 | コラム
ユダヤのメシア(救世主)論である。

すなわち
人類の救いは
霊的な神の国で神が実現するか
世俗的な政治的・軍事的な王が実現するかである。

前者は、ナザレのヨシュアという方がメシアであるとしたユダヤ人(キリスト教)であり
後者は、歴史の完成に出現するダビデのような英邁な王を待望するユダヤ人(ユダヤ教)である。

孔孟でいえば
キリスト教は、徳による王座、すなわち王道を志向し
ユダヤ教は、力によって世界を統治する王座、すなわち覇道を志向する。

同じユダヤ系の人々でも
素朴なキリスト教徒もいれば
フリーメイソンリーやイルミナティーを牛耳っている世俗的なユダヤ人もいる(小藪氏)。

この世ではなく
神の国で救いが完成されるとすれば
現世で為し得る聖権の役割は純化され
王座と祭壇を分け
政教分離という賢明な選択に至る。

しかし
あくまで世俗的・政治的な救いに拘れば
マルクスのような世俗的な集産主義に陥るか
祭政一致の息苦しい全体主義が顕現する。

現代社会の息苦しさは
世俗的な救いを求めんとする
覇道の王権を希求しているからである。

結果
バビロニア帝国や秦
ローマ帝国や神聖ローマ帝国
ナチスやソビエトや戦中の日本のような
息苦しい全体主義を惹起するのである。

いつの世にも
メシア待望があり
救いへの苛烈な願望がある。

しかし
神の国と地上の国を峻別して
現世で為し得る人間の営為を
静かに照射することが
人類の知恵である。

高橋(王道)