"がいどのとら 信州そば"では、はやそばをこう説明しています。曰く
◆はやそば
水で溶いたそば粉を熱し、千切りにした大根に絡める。つゆに入れ熱いうちにいただく。
*わかったような、わからないような。では、もう一つ。”信州の旅.com”では、
◆須賀川の「はやそば」
「はやそば」とはゆでた千切り大根にそば粉を入れてから、かき混ぜたものを出しつゆに落として食べるもの。長野県の無形民俗文化財に指定されている郷土のそば料理。
暖かく、やわかい食感がとても良く、うすめのそばつゆの香りもやさしく、上品なそば料理といえます。
*そば粉を熱するのではなく、千切り大根はゆでるのですか。またわからなくなりそう。
”さわやか信州旅.com by 長野県観光協会”では、
県の選択無形民俗文化財。水で溶いたそば粉に、そば切りに見立てたダイコンを入れ、そばつゆで食べるというシンプルな料理です。ゆでる、洗うという工程がないので、通常のそばよりもそばの栄養成分や風味が残るのが特徴です。
*そばもだいこんも熱を加えないのでしょうか。
”そばの豆事典 by 車屋”では、
◆はやそば【早蕎麦】
湯の中にダイコンのせん切りを入れ、ダイコンが柔らかくなる前に水で溶いたそば粉を注いでかき混ぜ、ドロドロの状態にする。これを汁の入った椀にいれて食べる。簡便にできることから、その名がある。昔の貧しい農家の忙しい生活のなかから生まれたそばの食べ方。長野県北志賀地方などに伝わる。
*ドロドロの状態とはどんな状態なのか、イメージがわかない。
Wikipediaの早そばの項では、
◆はやそば(早蕎麦)
信州山ノ内町・栄村では、大根を細切りした物に蕎麦粉と熱湯を加えてかき混ぜ、そばつゆを付けて食べる。近隣市町村では、せんぞ蕎麦ともいわれる。
*そばがきのようなものでしょうか。
そば好きサンたちのブログから拾ってみます
ロッヂ・キングストン blog
2005年03月09日 | 食のこと
大根を千切りにしひたひたのお湯でゆでる。(シャキシャキ感が残る程度に)
そこにお水でとろとろに溶いたそば粉を流しいれ、さっとへらなどで大根とからめる。
火はすぐ止める。(火がとおるとそば粉は半透明になります)
それをお椀に入れあたたかいそばつゆをかけて食す。
少しだけ固まったとろとろのそば粉のなかに大根の千切りがはいっていて、
そばを食べている気分になれたそうです。
昔はそば切り(今のいわゆるそば)はお祝いやお客さんがきた時ぐらいしか食べることがなく、
畑で朝から晩まで働いて帰るとすぐにでき、おなかもいっぱいになったはやそばが普段の食事として作られていたそうです。
*わかったような気がします。
”つれづれ蕎麦 by yuka"流にいえば
駒込 「玉江」2007年07月26日 (木) 10:06 | 編集 つれづれ蕎麦
各々にほかほかと湯気の立つ「早そば」が出される。蕎麦掻きとは又違う、この「早蕎麦」。とろ~りふわっふわの蕎麦に、細切りにされた大根が混じり、とてもいいアクセント。これに浅葱、海苔、山葵が添えられ、蕎麦汁をかけて頂くと、もう、目じりが下がってしまいそうな位に、優し~い味わい。蕎麦の香ばしさに、口当たりの優しい食感。お粥よりも体に染み入るようで、これはいいな~…。
*つれづれ蕎麦ではアップした写真の説明というスタイルなので納得してしまいます。
仕上げに、つくり方の説明書きを二つ、これではやそばがどんなものかわかります。
その1:”飯山市「食の風土記」編纂委員会”
◆食感と風味を味わうはやそば
■はやそばの材料・作り方(4人分)
材料:そば粉150g、水400cc、大根
100g、そばつゆ、わさび、ねぎ、ふきみそ、長いも
作り方:
①そば粉をふるってボールに入れだまにならないように水で溶いておく。
②大根を千切りにする。
③鍋かテフロン加工のフライパンに水溶きそば粉を入れて火にかけ、手早くかき混ぜる。
④途中で②を加え力いっぱい練り上げる。
⑤そばつゆ等好みの味で頂く。
■今月の食にまつわるお話…
「そばがき」の一種「はやそば」は山ノ内町の須賀川や栄村に伝わり、2002 年2 月に選択無形民俗文化財に指定されました。
大根のしゃきしゃきした食感とそばの風味を味わう素朴な料理です。
その2: ㈱ジップ広昌堂のホームページ
◆薬膳メニュー11月 早そば
長野県栄村秋山郷と山ノ内町須賀川に伝わる、全国的にも珍しい郷土食。早そばと呼ばれるのは簡単に短時間でできるため。
①大根は皮をむいて、長さ5~6cmの千切りにする。
②そば粉に水250mlを加え、トロトロするくらいに溶いておく。
③①の大根を500mlの湯で煮る。シャキシャキ感が出て、透き通るくらいになったら強火にして、②を菜ばしで力強くかき混ぜながら少しずつ入れて、大根をからめる。だいたい混ざったらふたをして、焦がさないように弱火で1~2分蒸らす。
④2口大にちぎった③を丼に盛り、温かいそばつゆをかけ、刻みねぎや七味唐辛子をかけていただく。
その他、水煮した山菜、錦糸卵、きざみのりなどをお好みでかけてもおいしい。
*しっかりイメージできたところで、いわく因縁を
日穀製粉株式会社の”Vol.31 | 季刊そばの国だより”より
早蕎麦とは長野県栄村秋山郷と山ノ内町須賀川に伝わる、ゆでた千切り大根に水溶きそば粉をからめた全国的にも珍しい郷土食。早蕎麦と呼ばれるのは簡単に短時間でできる故。
そば切りの起源が四百年程前の戦国時代ですのでそば切りをまねた早蕎麦の始まりはそれ以降とおもわれます。
食べ方は器の中の早蕎麦を汁を濁さないように箸でちぎりながら、汁といっしょに口の中に流し込みます。薬味はネギや海苔など。昔は味噌漬けを細かく刻みタレを作ったそうです。
秋山郷では焼畑で作る「刈野ダイコン」という大きく美味な大根が、須賀川では「刺身ダイコン」と言われ味噌をつけただけでおいしい大根が採れ、それぞれの大根のシャキシャキ感とそば粉ののどごしが早蕎麦の魅力。
「晴れ(ハレ)」の日のごちそうのそば切りに対し、大根で手軽にさっと作る早蕎麦は日常の「褻(ケ)」の食。
しかしながら厳しい日常を吉日のように潤そうとした知恵の「褻」の食「早蕎麦」は今や長野県選択無形民俗文化財として大切に伝承されています。
*「汁といっしょに口の中に流し込みます。」とはどうゆうことか。またわからない。
+++「信州のそばには色んな顔がある。」+++
南北に長い信州では、そばの文化ひとつをみても、
地域によって製法も食べ方も様々である。
・・・がいどのとら 信州そば H24/4より・・・