夏の思い出

夏になると音楽の授業で、歌わされる歌がありましたわ。
　「なつが　来れば～思い出す
　　はるかな尾瀬　遠い空　　」　この歌詞はなじみ深いですね。

中学の時の音楽の中間テストの時、蒸し暑い天気の時だったので
頭が沸騰してね、思考回路がストップしたせいで、歌詞の書き取りのところで

　「夏がくれば　ほもり出す
　はるかな尾瀬・・・　　　　」と書いてしまって
返ってきた音楽のテストプリントには、音楽の先生が赤ペンで、
ホモのところを線で引いて、これは何？と書いてあり
気まずかったです。


勤めていた会社の近くに、花火大会を開催しており、仕事の帰りに、
友達と一緒に観覧しました。
一緒に見に来た女性は、浴衣を着ていました。
自分で着付けをしてきたと自慢していました。
私は「花火を見に行くから、ズボンにしとけよ」と男友達から連絡が来て
素直に従い、暑い日なのでショートパンツにしました。
えらい、差のついた扱いと思いました。
浴衣を着た女性は、綺麗な柄に可愛い巾着を持ち、
私とは違うオーラを漂わせていました。
まあ、可愛いから、いいけど。
でも私の隣にはタイプじゃない男性が、かいがしくを飲む？
するめを食べる？と世話を焼いてきて、うっとおしかったです。
食べたい時は自分で、食べるんだからほっといて、くれと
心の中でつぶやきました。
怒るのも無視するのも大人げないから、
我慢して花火を見ていました。
するとを着ていた女性は人気のある男性に、
しなだれかかってきて横目に見ても目立つし、面白く見ていました。
２時間の花火が終わると皆で飲みに行こうかという
話になって、歩き出すとの帯が下にずれて、
私が後ろから、ずっと支えて持ってたわ。
花火を見て、これから飲みに行こうというのに、
どうしてと思いました。
すると近くを通りかがった親切な年配の女性が見かねて
デパートの試着室をお借りしての帯を治してくれました。
腕の良い人に直してくれたので、安心して飲みに行きました。

居酒屋で、の人は帯を締めているせいで
気分悪いと言って、
人気のある男性に迷惑をかけて、失恋して終わってしまい、
後で私に泣きついてきて、どうしょうもなかったです。
やっぱり、男性にはいい所を見せたかっただろうね。
私はタイプじゃない男性にしつこく、言い寄ってきて逃げるのに必死でした。
あの時は、バルサンを炊いてやろうかと思ったわよ。


卒業した、ろう学校の寄宿舎の近所に夜間はが
全く通らない道がありました。
夏になると、そこにはが連なって、カップルが事を始めていました。

男子が面白がって、わざわざ見に行ってね、
ある日、いたずらをしたらしいです。
そのせいで、カップルは抱き合った、体勢で上からシーツをかけられて
姿を隠してで運ばれました。
　　　　　
あの時は分からなかったけど、大人になった今は分かってきました。
離れたくでも、出来なくで困ったでしょうね。
でも、男子のいたずらが、ばれて警察からは厳重注意で済みました。
どうやってを呼んだだろう？
のない、時代だったからね。