Yuki's Feeling Time・・・

しあわせのかけら
大好きな音楽 出来事
少しずつ紡いでいきたいと思います

Movie to Movie

2010-04-08 | movie
久しぶりに映画の話でも・・・
最近 ある作品をきっかけに関連のある作品を続けて観ました

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まずは『ブレードランナー』

リドリー・スコット監督作品
根強いファンが多く近未来SF映画の世界観の金字塔と言われている作品です
昔 サイバーアクションとか近未来なんとかと言われる映画や本にはまっていた時期がありまして
当時を思い出したりしながら

冒頭から日本語がたくさん画面に登場します
海外の方が日本に持つイメージのひとつとして外せない“漢字”や“ひらがな”のインパクト
日本人が見たら“?”な印象も受ける使われ方をしている気もしますが・・・
個性的なキャラクターとしてアジア系の俳優さんも登場しています

設定は2019年・・・
あと9年後か・・・
作品全体に広がるのは呼吸すれば体が重たくなりそうな鉛色の世界
環境破壊によって汚染された街と科学の発達によって生まれた“人間”と“人造人間”の確執
荒廃した街に青い空が広がることはなく
酸性雨で湿った地面と地球外の星への移住を促す広告
“明るい未来”の要素なんてひとつもない・・・
実現なんてして欲しくないけれど
でもこれが現実なのかもしれないなぁなんて思いながら
この映画には裏テーマのようなものがあるとかないとか
いろいろな意味を含んだ作品です

次に『BLACK RAIN』

同じくリドリー・スコット監督作品
日本が舞台になっていたり日本人の俳優さんが多数出演したことで非常に話題になりました
当時わたしは中学生でしたが記憶に残っています
随分前に一度観た事はあったのだけれど再び手に取ってみました

当初この作品は別の方が監督の予定だったということですが
交代したことによってまたここにリドリー・スコットの世界観が
でも何より印象的だったのは松田優作の存在感
“表現者”の姿だな...と思いました
当時抱えていた病との闘いなど後日語られる要素はありましたが
わたしは余りそれは関係ないと思いました
台詞は少ないけれど台詞以上の顔力
冷たく鋭い身震いするほどの狂気が刺さりました
表現に対する集中力の高さは圧巻です

そして次に『ア・ホーマンス』

松田優作初監督作品
1986年の作品で石橋凌さんが本格的に俳優の活動を始めるきっかけになった作品だそうです
原作は漫画らしいのですがストーリーは随分変えてあるようです
この作品も監督が降板している^^;
交代しての松田氏ということですが こういうことってよくあることなのかしらなんて思ってしまいましたが
登場人物それぞれのキャラクターがとても光っていて
そしてびっくりする結末・・・
決して愉快な映画ではないけれど楽しく鑑賞しました


続けてみた映画 全体的に重たい・・・
並べてみて更に実感・・・
ま たまにはよかろうもん(笑)

さ 次は何を観ようかな