
こんばんわ、今日は仕事が休日でした。今月は友人のご結婚式がありまして有休休暇をとったりしている為に休日のパターンが崩れております。明日からまた仕事が始まりますが2日働くと休日です。今週末はまた3連休がありますね。航空業界も先月から連休が連続してありますので旅行客にて稼いでいるのではと思います☆
しかし、また台風15号が連休にかけて九州に接近しつつあります。まだ今後の進路予報があやふやのようですのでお出かけの際にはチェックしてくださいね↓
気象庁 (台風情報)
さて、本日テレビを見ていると関西空港でJAL機がしりもちをした」と報道されていました。その記事↓
日航機しりもち着陸 関空 737型機139人乗り、けが人なし
4日午前8時ごろ、羽田発の日本航空173便(ボーイング737-800型機)が、関西国際空港に着陸しようとしたさい、機体最後尾が滑走路に接触した。同便には乗員、乗客計139人が乗っていたが、けが人はなかった。散乱した部品などの回収作業のため、同空港は第1滑走路を約1時間、閉鎖した。
日航や関西空港会社などによると、接触したのは機体最後尾に取り付けられた「テールスキッド」と呼ばれる部品。飛行時は格納され、離着陸時に下ろされる仕組みになっている。着陸後の点検作業で部品の破損を確認した。胴体に損傷はないとみて、部品を交換したうえ、午後から運航を再開させる予定。
一報を受けた国交省では、破損の程度が軽微であるとして、事故や重大インシデントにあたらない「その他のインシデント」に分類。日航に原因などの報告を求めた。府警も調査のため捜査員を派遣した。
テールスキッドは、機体と滑走路との接触の衝撃を和らげるため、機体後部に取り付けられた尻もち防止用の部品。車のバンパーにあたる役割を持っている。同機が着陸した第1滑走路は、削り取られたアスファルト片などが散乱した。着陸時の天候は良好だったという。
同空港では、削られたアスファルト片の回収などにあたるため、午前8時33分から約1時間、第1滑走路を閉鎖した。離着陸には、8月から供用が始まった第2滑走路をあてたため、後続便に大きな遅れや欠航はなかった。第2滑走路がトラブルを受けて使用されたのは今回が初めて。
動画ニュース
ということです。しりもち事故はまれに起きることですが今日の場合は天候も良好だったと言うことですので何が原因だったのか不明です。着陸する際にはメインギア(主車輪)から滑走路に接地するためにフレア(機首上げ)を行いますが起こしすぎるともちろんお尻は地面と接触してしまいます。推測するに今回はこの機首上げすぎだったのでしょうね。このセ食したテイルスキッドは地面と機体を接触させない為にある機体破損防御装置的な役割を担っているのですが今日のようなケースに役立ちます。機体が長いB777-300(約70メートル)は地面と擦りやすい機体のようですが今のところ擦ったことがあるようなことは聞いたことがありません。逆に機体の短い機体の方が時たま耳にします。B777-300には機首上げ時に接触しないようにコンピュータで制御されているようなことはうわさで聞いたことがあります。(本当かは不明です)
このテイルスキッドは擦っても安全に影響は出ません。機体を製造する航空会社が使用する航空会社に渡すときにはこのテイルスキッドのテストも実施がされています。テイルスキッド試験映像がありましたので御覧下さい(PCからのみ)
↓
A380 テイルストライクテスト1
A380-テイルストライクテスト2
MD テイルストライク
AIR BUS テイルストライク
今日の接触を起こしたJALの機体はB737-800(JA304J)であり最近引渡しがあったばかりのピカピカの新車です。新しい飛行機に傷がついてしまいました。
それよりも安全装備とは言え、衝撃はいつもより大きかったはずです。怪我人等が出なくて良かったです。
また今日はこのような記事もありました。これで欠航というのは珍しいと思います。↓
機長、免許不携帯で5便操縦=自宅に忘れ検査で発覚-欠航2便・スターフライヤー
格安運賃の定期便を運航する新規航空会社スターフライヤー(本社北九州市)の外国人の男性機長が、操縦免許に当たる「航空従事者技能証明書」などを携帯せずに、エアバスA320型機を計5便、運航していたことが4日、分かった。羽田空港で国土交通省航空局の検査を受け、不携帯が判明。同社は機長が乗務する予定だった同日の羽田-関西線の2便を欠航させた。
機長は「自宅に忘れたことに気付かなかった」と話しているという。
【お詫び】機長の技能証明等不携帯による欠航について