<スカイマーク決算>10億円の黒字から26億円の赤字に
スカイマークが14日に発表した06年9月中間決算(単体)は、最終損益が前年同期の10億円の黒字から26億円の赤字に転落した。3月に発覚した安全トラブルや、大手航空会社の対抗値下げなどが響いて搭乗率が低迷した。07年3月期の業績予想についても、最終損益を3億円の黒字から20億円の赤字に下方修正した。
YS11 宇宙機構へ引き渡し、機体構造研究へ
戦後唯一の国産旅客機で9月末に国内路線から引退したYS11が、宇宙航空研究開発機構で第二の人生を送ることになった。丈夫で長持ちした機体構造を研究。“名機”とうたわれた設計技術は、次期国産旅客機の開発へと引き継がれる。
無償で引き渡されるのは日本航空が所有し日本エアコミューター(霧島市)が5月まで運航していた1機。1973年の就航以来33年間、県内離島路線を中心に約5万7000時間飛行した。羽田空港に保管されていた機体は胴体、主翼、尾翼など9つに分割、宇宙機構の航空宇宙技術研究センター調布飛行場分室に14日、運び込まれる。
60年代前半、宇宙機構は旧航空宇宙技術研究所時代にYSの強度試験などを行い、開発に携わった。当時のデータと退役機の疲労度や損傷具合をつぶさに比較し、YSの長寿の秘密をデータ化するという。
宇宙機構は「離着陸の多い離島路線で海上飛行も長かった機体。日本の風土にあったYSの構造は、次期国産小型旅客機の設計にも役立つはず」としている。
<航空スト>JALとANA、16日に計画 国内便欠航も
日本航空は14日、「日本航空乗員組合」など計4労組が16日にストライキを計画していると発表した。ストに入れば、国内線181便が欠航、約2万3000人に影響する。全日空も「エアーニッポン乗員組合」など小型機を運航する子会社の計4労組が同日にストを計画している。ストに入ると国内線154便が欠航する。
<航空大訓練機墜落>エンジン整備の社員を在宅起訴
03年7月に宮崎市の航空大学校の訓練機が郊外の水田に墜落し、3人が死亡、1人が重傷を負った事故で、宮崎地検は13日、事故機のエンジンを整備した埼玉県川越市の「小松ゼノア」社員(同日付で解雇)を業務上過失致死傷罪で宮崎地裁に在宅起訴した。事故機は部品の取り付けが不適切だったために墜落したという。
整備担当者を在宅起訴=4人死傷の航空大機墜落事故-宮崎地検
宮崎市にある航空大学校の小型練習機が2003年7月、同市内の水田に墜落し教官と学生ら3人が死亡、1人が重傷を負った事故で、宮崎地検は13日、エンジン整備を担当した小松ゼノア(埼玉県川越市)の当時の航空・産機事業部生産部航空グループ整備センター班長(58)=東京都青梅市千ケ瀬町=を業務上過失致死傷罪で在宅のまま起訴した。元班長は起訴事実を認めているという。
福島空港、見学デッキ無料化/ウルトラマンの立像記念に設置
福島空港の見学デッキの入場料が11日から無料になった。11、12の両日は入場無料化を記念したイベントが行われている。
空港により親しみ、気軽に利用してもらおうと福島空港ビルが無料化を始めた。見学デッキからは空港を発着する航空機を見ることができる。これまでの入場料は大人100円、小中学生50円だった。
11日は無料化を記念して見学デッキにウルトラマンの立像が設置され、除幕式が行われた。ウルトラマンとの握手会・記念撮影会も開かれ、多くの子どもらでにぎわった。鮫川村のフォークグループ「案山子」によるコンサートやそば打ちのイベントなども展開された。
12日も郡山市の佐藤サブロウさんによるコンサート、キビタンとの握手会・記念撮影会などを実施する。
落雷で滑走路に穴 高松空港、開港以来初めて
香川県内は十日夜から十一日未明にかけ、上空に寒気が流れ込んだ影響で大気が不安定になり、雷を伴った強い雨が降った。香川県高松市香南町の高松空港では滑走路に落雷の影響とみられる穴が見つかり、始発の東京便など計六便が遅れ、約千四百人に影響が出た。滑走路に落雷があったのは一九八九年の開港以来初めて。このほか、落雷の影響で高松市内では民家の二階部分が半焼、さぬき市津田では約二時間にわたって三百八十三戸が停電した。
十一日午前七時十五分ごろ、香川県高松市香南町の高松空港の滑走路で、落雷の影響とみられる穴(直径約一メートル、深さ約二十五センチ)ができているのを、点検していた空港事務所の職員が見つけた。落雷で滑走路が破損するのは、同空港の供用開始から十八年間で初めてという。
空港事務所によると、穴は滑走路の西端付近の中央部で見つかり、周辺には滑走路のアスファルトの破片が約三十メートルにわたって飛散していたという。
応急の補修作業などのため、滑走路は午前七時半から約二時間にわたり閉鎖。この影響で、始発の東京便など計六便が最大で約二時間半遅れ、約千四百人の足が乱れた。運航終了後に本格的な復旧作業を行っており、十二日以降は影響が出ない見通し。
同空港は人的被害の防止のため、空港ターミナル周辺に避雷針を数基設置している。ただ、滑走路付近に避雷針はなく、今回の穴から最も近い避雷針でも約一・五キロ離れていたという。
空港事務所は「滑走路の近くに避雷針を設置すると、運航の際に障害物になる恐れがある。落雷対策を講じるのは困難」としている。
スカイマークが14日に発表した06年9月中間決算(単体)は、最終損益が前年同期の10億円の黒字から26億円の赤字に転落した。3月に発覚した安全トラブルや、大手航空会社の対抗値下げなどが響いて搭乗率が低迷した。07年3月期の業績予想についても、最終損益を3億円の黒字から20億円の赤字に下方修正した。
YS11 宇宙機構へ引き渡し、機体構造研究へ
戦後唯一の国産旅客機で9月末に国内路線から引退したYS11が、宇宙航空研究開発機構で第二の人生を送ることになった。丈夫で長持ちした機体構造を研究。“名機”とうたわれた設計技術は、次期国産旅客機の開発へと引き継がれる。
無償で引き渡されるのは日本航空が所有し日本エアコミューター(霧島市)が5月まで運航していた1機。1973年の就航以来33年間、県内離島路線を中心に約5万7000時間飛行した。羽田空港に保管されていた機体は胴体、主翼、尾翼など9つに分割、宇宙機構の航空宇宙技術研究センター調布飛行場分室に14日、運び込まれる。
60年代前半、宇宙機構は旧航空宇宙技術研究所時代にYSの強度試験などを行い、開発に携わった。当時のデータと退役機の疲労度や損傷具合をつぶさに比較し、YSの長寿の秘密をデータ化するという。
宇宙機構は「離着陸の多い離島路線で海上飛行も長かった機体。日本の風土にあったYSの構造は、次期国産小型旅客機の設計にも役立つはず」としている。
<航空スト>JALとANA、16日に計画 国内便欠航も
日本航空は14日、「日本航空乗員組合」など計4労組が16日にストライキを計画していると発表した。ストに入れば、国内線181便が欠航、約2万3000人に影響する。全日空も「エアーニッポン乗員組合」など小型機を運航する子会社の計4労組が同日にストを計画している。ストに入ると国内線154便が欠航する。
<航空大訓練機墜落>エンジン整備の社員を在宅起訴
03年7月に宮崎市の航空大学校の訓練機が郊外の水田に墜落し、3人が死亡、1人が重傷を負った事故で、宮崎地検は13日、事故機のエンジンを整備した埼玉県川越市の「小松ゼノア」社員(同日付で解雇)を業務上過失致死傷罪で宮崎地裁に在宅起訴した。事故機は部品の取り付けが不適切だったために墜落したという。
整備担当者を在宅起訴=4人死傷の航空大機墜落事故-宮崎地検
宮崎市にある航空大学校の小型練習機が2003年7月、同市内の水田に墜落し教官と学生ら3人が死亡、1人が重傷を負った事故で、宮崎地検は13日、エンジン整備を担当した小松ゼノア(埼玉県川越市)の当時の航空・産機事業部生産部航空グループ整備センター班長(58)=東京都青梅市千ケ瀬町=を業務上過失致死傷罪で在宅のまま起訴した。元班長は起訴事実を認めているという。
福島空港、見学デッキ無料化/ウルトラマンの立像記念に設置
福島空港の見学デッキの入場料が11日から無料になった。11、12の両日は入場無料化を記念したイベントが行われている。
空港により親しみ、気軽に利用してもらおうと福島空港ビルが無料化を始めた。見学デッキからは空港を発着する航空機を見ることができる。これまでの入場料は大人100円、小中学生50円だった。
11日は無料化を記念して見学デッキにウルトラマンの立像が設置され、除幕式が行われた。ウルトラマンとの握手会・記念撮影会も開かれ、多くの子どもらでにぎわった。鮫川村のフォークグループ「案山子」によるコンサートやそば打ちのイベントなども展開された。
12日も郡山市の佐藤サブロウさんによるコンサート、キビタンとの握手会・記念撮影会などを実施する。
落雷で滑走路に穴 高松空港、開港以来初めて
香川県内は十日夜から十一日未明にかけ、上空に寒気が流れ込んだ影響で大気が不安定になり、雷を伴った強い雨が降った。香川県高松市香南町の高松空港では滑走路に落雷の影響とみられる穴が見つかり、始発の東京便など計六便が遅れ、約千四百人に影響が出た。滑走路に落雷があったのは一九八九年の開港以来初めて。このほか、落雷の影響で高松市内では民家の二階部分が半焼、さぬき市津田では約二時間にわたって三百八十三戸が停電した。
十一日午前七時十五分ごろ、香川県高松市香南町の高松空港の滑走路で、落雷の影響とみられる穴(直径約一メートル、深さ約二十五センチ)ができているのを、点検していた空港事務所の職員が見つけた。落雷で滑走路が破損するのは、同空港の供用開始から十八年間で初めてという。
空港事務所によると、穴は滑走路の西端付近の中央部で見つかり、周辺には滑走路のアスファルトの破片が約三十メートルにわたって飛散していたという。
応急の補修作業などのため、滑走路は午前七時半から約二時間にわたり閉鎖。この影響で、始発の東京便など計六便が最大で約二時間半遅れ、約千四百人の足が乱れた。運航終了後に本格的な復旧作業を行っており、十二日以降は影響が出ない見通し。
同空港は人的被害の防止のため、空港ターミナル周辺に避雷針を数基設置している。ただ、滑走路付近に避雷針はなく、今回の穴から最も近い避雷針でも約一・五キロ離れていたという。
空港事務所は「滑走路の近くに避雷針を設置すると、運航の際に障害物になる恐れがある。落雷対策を講じるのは困難」としている。