で、音楽業界はどうかというと、先週の日経新聞にも載ってましたが、今年はミリオンセラーのCDが1枚も出なかったそうです。ミリオンセラーが出なかったのは15年ぶりみたいです。まぁ90年代に小室ファミリーを中心としてミリオンセラーが続出していた事自体が異常な現象だったと僕は思いますが。。。
近年のCD売り上げが年々落ち込んでいるのは事実であります。そのCD売り上げ減少の原因は、長引く不況、違法コピー、携帯電話の料金がかさんで若者の小遣いがCDに回らなくなった・・・等々、さまざまな理由が取りざたされていますが、やはり1番の理由としては「魅力的な楽曲が無い」という見方をする関係者が多いようです。
んーー確かに邦楽(特に歌モノ)で自分で買いたい!と思えるCDってあまり無いですなぁ。僕はアレンジやサウンドの流行を知っておく目的のために、1ヶ月に買うCDの枚数は相当なもんなんですが、そのCDの大半は洋楽で邦楽のCDとなると年に1~2枚程度しか買わないですからねぇ。でもこの邦楽のCDを買わないって傾向は20代半ば以上の年代の人たちでは多いんじゃないかなぁ~。流行音楽に敏感な人なら当然サウンドのカッコイイ洋楽を聴くだろうし、一般的な大人の人達は巷に流れている音楽は10代をターゲットにした音楽が多くて自分の聴きたいと思うCDが少ない、といった所でしょうか。
そして現在レコード会社のメインターゲットである10代は小遣いをCDにまで回せなくなっていると。。。これでは当然CDは売れんわけです。音楽評論家の間ではこういう現象を見て、「ターゲットを10代中心ではなく30代以上を核にした音楽を作った方がいい」という意見が出ているようです。確かに実際にそういう流れも出来つつあるみたいですが、まだまだ市場規模は小さい感じですねぇ。でも「大人の聴きたい音楽」が今後増えていく可能性があるという事は非常に嬉しいですね。
あとはCDというパッケージ自体が過渡期に来ているとも言えますね。LPからCDに変わって今後はiPod(メチャメチャ欲しい!!・・・デス)のような携帯プレーヤーにネットで曲をダウンロードして聴く時代になるわけで、今の流れをみていると、音楽をネットで買うというのが主流になるのも時間の問題ですね。そうなると今のCDの流通形態もあまり必要なくなってくるので、今後メジャーレコード会社を中心とした音楽業界も再編・統合の嵐でしょうか。
いずれにしても世の中自体が多様化してきているので、今後ミリオンセラーというのはもうあまり出なくなるのでしょうね。
もひとつ、「これからは生演奏(ライブ)が今まで以上に重要になる時代になるでしょう」って、あるベテラン・アーティストが言ってました。大賛成です!!やっぱり音楽は生演奏がイチバン!!
と、今回は音楽業界な話題でしたぁ。













































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