6月19日の読売新聞の記事より、「義務教育に関する
意識調査」(文部科学省)の一部内容がありました。
その中で、“総合学習”について、中学教師の57%
近くが「なくした方が良い」ということで、また、
「準備等が大変」という回答が84%あまりに上るという
ことです。 小学校教師の場合は、「なくした方が良い」
は38%という事です。
一方、保護者は「なくした方が良い」は21%位です。
60%位が、総合学習あってもいいかなって思っているよ
うです。
皆さんは、いかが思われているでしょうか?
私は、「総合的な学習の時間」っていうのは必要な“教科”
だと思っているんです。 特に現代は。
でも、既存の教科(数学、国語、英語など)に比べて、
取り組み方に発想の違いを要するものだと思っています。
中学校の教師の方々の意見にもあるように、きっとその
準備やら教師としてのこの教科の扱いは、ある意味「手間と
負担」になる事だとは思います。
“総合学習”。私自身、学生時代に受けたことの無い授業
ですから、実際にどんな授業であるか未経験です。子供も
小学生ですが、どれが総合学習なのか。 いろいろな学年
同士が一緒にいろいろ関わる時間がありますが、それがそう
なのかな?
私は、総合学習って、各教科から離れた上で、「税金」とか
「年金」、「社会の危険な要因について」、「企画力・方法」
「起業」、「流通」、「投資・金融」、「ボランティアの世界」
「日常の家庭医療・応急処置」、あるいは、「企業や大学などの
研究と開発現場とは」とか。
資本主義社会で、必要な事ってあるじゃないですか。 社会の
様子や成り立ちは、「社会科」でざーっとやりますが、あれでは
社会人になってから、年金や税金やその手続きや申告について全然
わかんないんですもの。 でも、これってみんな避けられない必要
事項ですよねー。
また、仕事などについても、いろいろな知識や簡単なノウハウを
学習できると、子供たちも(僕も

)資本主義経済
社会で、やりやすくなると思います。
それで、こういった内容の事を、現教師の方たちにやってもらお
うというのは、先の統計の通りに、負荷が重過ぎると思います。
“総合学習”、これはある意味 それ専門が必要なほどの教科だ
と思います。
テーマ決めや準備、段取り。そして、指導のスキル。 重要な項
目にして、専門の人材も必要と思います。
“総合学習”という授業時間を、確保するならば、その内容や取
り組みも、手を抜かずしっかりやるべきです。
“総合学習”について、その是非が論じられる前に、「時間と教科
として設置しましたからしっかりやってください」というような、
手抜きな導入はしないで、しっかりと“総合学習”というものの運用
フローを作り上げて、その教育システムを運用してから、その良い悪
いを 考えさせて欲しいと思います。
でも、この教科、“総合学習”。 先のような内容なら、オープン
講座にして、大人も参加できるようなものだと
良いな(個人的に

)
。。 。。 。。 。。